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’02淡墨桜ウォーク
一宮コース
第5回早春淡墨桜浪漫ウォークが平成14年3月23・24日の
両日、昨年とほぼ同じコースで開催された。
私は都合により24日の一宮コースのみの参加となった。
一宮コース 15km 真清田神社 ↓ 石刀神社 ↓ 伊富利部神社 ↓ ツインアーチ138 ↓ 北方代官所跡 ↓ 籠守勝手神社 |
出発式風景(真清田神社境内)
真清田神社は尾張の一之宮であり、社殿は戦後の再建であるが、
全国でも有数の名神社建築であると言われている。
本殿右の服部神社に淡墨桜が移植されている。
一之宮は全国に80数カ所あるが、市名になっているのはここのみである。
真清田神社を出発した150人ばかりの参加者は
45分ほどで石刀(いわと)神社に着く。
石刀神社の祭礼・石刀祭りは毎年4月19日行われ、
市指定有形民俗文化財の山車3台が笛・太鼓に
合わせて「からくり人形」を奉納する。
石刀神社で休憩参拝後、伊部利部神社を経て、
木曽川堤・お囲い堤に来る。出発して2時間である。
今年はもうかなり桜が開花しており思いがけない贈り物である。
ツインアーチ138との景色は素晴らしい。
お囲い堤は尾張徳川藩が諸大名に造らせた堤で、増水時に自国に被害が
少ないように、岐阜県側より3尺高く造らせた。この堤に並ぶ樹齢100年を
越える桜並木は見事で、国指定名勝天然記念物になっている。
ツインアーチ138は国営木曽三川公園三派川地区内にある
138タワーパークのランドマークとして立てられた。
高さ138mは「いちのみや」にちなんでいる。
北方代官所(陣屋)は1781年に、現在のJR東海道線
付近の木曽川堤防上に設置され、その管轄は尾張・美濃の
両国に及び、併せて川並奉行所もおかれていた。
休憩をとりながら見るものは見て歩いたので、ゴールの
籠守勝手神社に着いたのは出発してちょうど4時間後である。
籠守勝手神社は、継体天皇の父・弘計王と叔父・億計王が真清田神社へ 逃げる途中に野宿した場所で、2人が籠のまま一夜を明かしたところから、 籠守勝手神社と尊称されるようになったと言われている。 地元では「おこもりさん」と親しみを込めて呼ばれている。 |
今年も「一宮歩こう会」の旗を持って先頭を歩く役を言い渡され、
いろいろ気づかいながら歩く。早い人、遅い人いろいろな人があり、
早い人からは遅いと言われ、遅い人からは早いと言われる。
団体歩行の先導はなかなか難しいものである。ゴールで先頭と
アンカーとの違いが30分弱であったが、適当であったろうか。
開花の早い桜を満喫し、ゴールでは甘酒のサービスも受け、
天気も崩れないうちに終わり、今年も良いウォーキング大会であった。
川柳&ウォーク