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鎌 ヶ 岳

標高1161mの鎌ヶ岳は、北の霊仙山から鈴鹿峠の
南の油日岳までおおよそ56kmに及ぶ鈴鹿山脈の中で、
鋭い頂を空に突き上げ、最もアルペン的な山容を誇る山。


山頂は360度の展望が利く。東には雲母峰(きららみね 標高888m)や
入道ヶ岳の丸い山容、南には峻険な鎌尾根から宮越山や水沢岳、
そして北に対面する御在所岳から雨乞岳への山稜が一望の下にみえる。


  成13年5月19日、職場の仲間5名で出かける。
素晴らしい天気のもと、宮妻口からまず雲母峰に登る。
ここから見る鎌ヶ岳や御在所岳の景色は先日
(4月28日)雨乞岳から見た景色の全く裏側にあたる

その後尾根を歩き鎌ヶ岳山頂に立つ。そして、武平峠へ降りる。
15000歩、6時間の歩行。
 


雲母峰U峰から見た鎌ヶ岳


    南側から見た鎌ヶ岳山頂近景

     北側から見た鎌ヶ岳山頂


宮妻口から登り始めるとまもなくマムシグサに点々と出会う。
そしてイワカガミを、またわずかながらフタリシズカを見つける。
雲母峰を過ぎるともう行けども行けどもイワカガミの群生である。
鎌ヶ岳に近づくとシャクナゲが姿を現すが、残っている花は少ない。
鎌ヶ岳を過ぎると今度はシロヤシオである。これはまだ十分に楽しめた。
今回は特にイワカガミの群生に感激し、またも花を楽しむ山登りになった。


        フタリシズカ

       イワカガミ

イワカガミの群落

        シロヤシオ
  *平成13年12月7日 敬宮愛子新宮の
   「お印」に決まる
・フタリシズカ(センリョウ科)
 2対の葉が十字状に対生し、成葉にな
って2〜数本の花序を出す。和名は静
御前とその亡霊たちの舞姿という。
・イワカガミ(イワウメ科)
 春から初夏にかけ、長さ10cmほどの
直立する花茎をのばし、先端に総状花
序をつける。常緑多年草。和名は岩鏡
で、岩場の多く生え、葉に艶があるとこ
ろから鏡に見立てたもの。
・シロヤシオ(ツツジ科)
 深山に生える落葉低木。枝先に倒卵
状楕円形の葉が5枚輪生状につくので、
ゴヨウツツジとも言う。5〜6月に漏斗状
で花弁が5つに中裂した白色花を開く。

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