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大津・草津湖畔の道

 琵琶湖最南端の湖畔を、「比良の暮雪」を眺めながら、
「瀬田の唐橋」「矢橋帰帆島」を訪ね、草津宿への
現代版近江八景巡り、さていくつ味わえるのでしょうか?


【 近 江 八 景 】

近江八景は室町後期に中国洞庭湖の「瀟湘八景」を
手本に作られ、その後絵画の主題として知名度を上げ、
歌川広重の浮世絵で一躍有名になった。

瀬田の夕照  石山の秋月  粟津の晴嵐  三井の晩鐘
唐崎の夜雨  堅田の落雁  比良の暮雪  矢橋の帰帆


・年月日  平成13年2月4日
・主 催   滋賀県ウォーキング協会
・場 所   大津市・草津市
・最寄り駅  (スタート)JR大津
        (ゴール) JR草津
・コース  大津駅〜琵琶湖ホール〜近江大橋
       〜膳所城跡公園〜粟津の晴嵐〜
       瀬田唐橋〜矢橋帰帆島〜草津駅
・距 離   20km
・時 間   5.5時間


        瀬田川と瀬田唐橋


      瀬田唐橋


手前から「琵琶湖舟艇場」「近江大橋」「プリンスホテル」「比叡山」

 寺さんのウォーク・トーク

 琵琶湖湖畔を大津から草津まで歩くのは、少し
ずつコースは違いながらも、もう3回目くらいに
なる。琵琶湖ホールから湖岸に出て、湖を左に
見ながら歩く。
 今回は曇り空で、残念ながら比良の山々は見
えない。それでもこの時期としては穏やかな日
で、歩きやすい。参加者も普段の倍近い230人
とのことである。ここらあたりの湖畔は全くよく整
備されている。され過ぎている感さえある。
 近江大橋の下をくぐり、膳所城跡公園で休みを
取り、粟津にくる。「粟津の晴嵐」の標注がある。
そして、瀬田の唐橋を渡る。ここの公園でも10
分ばかり休憩をとり、矢橋帰帆島へ渡り、島内
にある水環境科学館で昼食となる。この科学館
の入り口をはいると、花博で使われた「花の塔」
が中央にどーんと据え付けられている。我々の
ためにこの塔から噴水が吹き上げられた。塔も
スルスルとあがり、全く見事なものである。その
後はひたすら草津駅を目指す。
 近江八景もかなり風景が変わってしまってい
るが、天候に恵まれた日なら、かなりその名残
は感じられるだろう。
     


  矢橋帰帆島・水環境科学館

1990年4月から9月まで大阪で
開催された「国際花と緑の博覧
会」に滋賀県と信楽町で共同出展
した「花の塔」をここに再構築した

川柳&ウォーク