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京都ナイトウォーク
・年月日 2000年12月31日〜 2001年1月1日 ・主 催 京都ウォーキング協会 ・場 所 京都市内 ・コース JR京都駅〜京都市役所〜 出町柳鴨川(大文字)〜京都御所〜 護王神社〜仁和寺〜大覚寺〜 嵐山〜桂川サイクリングロード〜 梅小路公園〜JR京都駅〜京都駅 ・距 離 31km ・時 間 9.5時間 (説 明) 21世紀京都幕開け記念事業「京都21」 に呼応して開催されたウォーキング大会。 京都市役所前では火の祭典が、五山では 送り火が一斉に点火された。京都、大阪の 人を中心に1000人以上が参加する。 |
京都タワー |
灯路祭(御池通ー烏丸〜寺町間) 通りの両側に高さ3m約250基の大行灯が並ぶ |
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高さ3mの大行灯 |
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火の祭典(ロウソクに願いを込めて) |
大文字(如意ヶ岳) |
護 王 神 社(扁額) 京都御所のすぐ西側にあり、護王大明神・和気清麻呂とその姉君を祭る。 天皇の位を簒奪しようとした僧道鏡を、死を覚悟して和気清麻呂が、 宇佐八幡宮に道鏡の退治を祈願する。道鏡の怒りに触れた清麻呂が、 鹿児島に流され、その途中、宇佐八幡宮にお礼参りに行こうとしたとき、 足を痛めた清麻呂を突然300頭の猪が現れ、無事八幡宮に案内する。 清麻呂の足も治り、猪は足の神様としてあがめられる。 拝殿前には狛犬の代わりに雌雄の猪が和気清麻呂を守っている。 |
寺さんのウォーク・トーク
大晦日から元日にかけて実施されてきた京都府ウォーキング協会の
ナイトウォークは昨年から中止になった。平成7年から4回参加したが、
昨年は無くなって寂しい思いをした。しかし、今年は世紀の変わり目を
記念して再び実施された。嬉しいことである。
御池通に来ると、広い道路を歩行者専用にし、両側に高さ3mの大行灯が
見事に並ぶ。暗い中にきらびやかな模様や、達筆な文字がくっきり浮かび、
幻想の世界である。思わず感激の声を上げる。
出町柳の鴨川の河川敷で五山送り火を鑑賞する。
伝統行事である五山送り火が大晦日に点火されるのは、長い歴史の中で
これが最初のことである。午後9時、右大文字から点火される。
夜空にくっきり浮かぶ「大」の文字、至る所で感嘆の声が挙がる。
京都御所、護王神社と回り、仁和寺に来ると、世紀の変わり目になる。
除夜の鐘を聞きながら、世紀の変わりを実感する。私に世紀の変わりを
見ることはもう無い。時は常に継続しているが、
この変わり目は特別のものとしてとらえたい。
大覚寺、嵐山、松尾神社と回り、遠くにみえる京都タワーを目指す。
大晦日の夜7時過ぎに京都駅を出発して、9時間半後の元日4時40分に
無事京都駅に帰り着く。荒れる天気予報の中、朝方少し雨がぱらついたが、
比較的穏やかな気候に恵まれたウォークであった。
私らしく20世紀を終え、私らしく21世紀を迎えることができた。
こんな素晴らしいウォークを企画していただいた、
京都府ウォーキング協会の皆さんに感謝を申し上げたい。