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歴史街道を歩く  美濃路(1)     

一宮・萩原宿から羽島・南宿へ

「一宮歩こう会」は平成12年11月から一宮近郊の
「歴史街道を歩く」という新しいシリーズにはいります。
まず美濃路を4回に分けて歩きます。


 「美濃路」は東海道と中山道を結ぶ街道として、特に熱田から
桑名への七里の渡し(海上路)を嫌った女性に利用されたことから
「姫街道」とも呼ばれました。また、徳川家康が関ヶ原の戦いから
凱旋した道で「御吉例街道」ともいわれます。
 名古屋市熱田から、「清洲宿」「稲葉宿」「萩原宿」
「起宿」「墨俣宿」「大垣宿」を経て「垂井宿」で中山道に
合流する延長14里余(54km)の街道です。

・年月日  平成12年11月25日
・主 催   一宮歩こう会
・最寄り駅  (スタート)名鉄尾西線萩原
        (ゴール)名鉄竹鼻線南宿
・時 間   3時間
・距 離   11km

(説 明)
 美濃路のシリーズの第1回目として、一宮
市萩原宿から起宿をへて羽島市南宿までの
約11kmを歩く。
 天気はウォーキング日よりの穏やかな日、
参加者は150名ほど、出発式ではなぜか
突然、私に準備運動の指導役が回ってき
た。そして、これは予定の役割であったが、
歩き方の説明をし、会旗を持って先頭を歩
く。
 9時に萩原駅を出発、冨田一里塚で少し
休憩をし、脇本陣、歴史資料館では30分
ほど見学する。後は歩きながらの見学で、
11時半にゴールの南宿・神明社に着く。
最後尾は25分遅れで到着。
 交差点の誘導等、会の運営もだいぶス
ムーズになってきたし、歩くルールや歩く
のに慣れられたように思う。

   冨田一里塚(西塚)
1604年江戸幕府は街道に榎(エノキ)を植
えて約4kmごとに里程を示し目印とした。

   冨田一里塚(東塚
街道を挟んで塚は東西に分断されているが、原
形をいまだ保っている。榎も立派に残っている。

起宿の脇本陣(写真をクリック)
人馬の通行が増え、1641年起宿に脇本陣
がもうけられた。佐太郎一族が4代継承した
    後、林家が1720年から継承した。                               

   尾西市歴史民俗資料館
脇本陣の旧跡にたてられた資料館。起宿として
の展示、起湊としての展示、毛織物の尾西市と
しての展示コーナー等がある。

   起渡船場跡・尾西市側石灯台
1830年ごろ、寄付金を募って建造された。
高さ10mに近い石灯台は地震などでたび
たび改修された。

   起渡船場跡・羽島市側石灯台
濃尾大橋の上流100mほどの木曽川左岸堤に
立つ岐阜県指定史跡。尾西市側と対で残ってい
るのは貴重。

   木曽川の清流
濃尾大橋上から上流の眺め。高い山は頂上
に岐阜城がある金華山。
  一宮歩こう会の今後の予定

・1月27日  美濃路を歩く(2) 清洲〜萩原

・3月24日  淡墨桜浪漫ウォーク 根尾コース

・3月25日     同 上      一宮コース

・5月27日  美濃路を歩く(3) 羽島〜大垣

・7月22日  一宮七夕祭りウォーク

・9月23日  美濃路を歩く(4) 大垣〜垂井

川柳&ウォーク