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              道元さん慕古の道  京から越前へ!!
              
               六街道ウォーク 
                      第1ステージ京都大会

      

・年月日  平成12年9月15〜17日
・主 催  (社)日本ウォーキング協会・永平寺
・場 所  京都市宇治市〜滋賀県大津市
  
(内 容)
 京都に生まれた曹洞宗の開祖・道元禅師
寛元4年(1246年)に、山城の興聖寺をあとに
越前領主波多野義重公の招きに応じ、京より越
前の永平寺に入られた。そのゆかりの地を訪
ねながら、6街道250kmを5ステージに分け
て歩く、その第1ステージ、68kmのウォーク。
 6街道とは黄檗街道、伏見街道、鯖街道、
若狭街道、
丹後街道、北国街道のこと。

 9月15日(金) 宇治・興聖寺〜(黄檗街道)〜
       伏見〜(伏見街道)〜東山・建仁寺
                       27km
 9月16日(土) 建仁寺〜(白川道)〜
         大原・三千院      20km
 9月17日(日) 三千院〜(鯖街道)〜
        大津市坊村・明王院  21km 

    興聖寺(宇治市)
 道元禅師が1233年に開創した初開の道場。
応仁の乱で消失、1648年に再建。桜、紅葉、
山吹、ツツジが繁る宇治12景の一つとして
有名。


     誕生寺(京都市)

          

     建仁寺・勅使門(京都市東山区)
 建仁2年(1202年)栄西禅師開創のわが国
初の禅刹。勅使門は重文。道元禅師は中国よ
り帰朝した1227年より3年間をここで閑居。

      平安神宮(京都市)
 桓武天皇を祀り、京都全市の総社。入り口
の神門は丹塗りの2層楼門で皇居の応天門
と同様式。

      詩仙堂(京都市左京区)
 江戸時代初期の文人・石川丈山が隠棲した
山荘跡。

 
      花折峠道入口 案内標識
          (「鯖街道」の文字も見える)

   好天の山里を歩く参加者。
        (大津市坂下町付近)

   ゴールの明王院でウォーカーを迎える
   西垣実行委員長(宝福寺住職)等

                     寺さんのウォーク・トーク
        
              休暇を取らなくても参加できるということで、久しぶり泊まりがけの
             ウォーキング大会ながら申し込む。
              生憎台風が日本に近づいていて天気は不安定ながら、全国から
             集まったウォーカーは約900人、班毎に歩く団体歩行である。
            
            初日の9月15日は10時30分に興聖寺を出発、乃木神社まで一
           気に歩くが、もう12時を越える。真夏と違わない暑さにここまででか
           なり疲れる。昼食は伏見港公園で1時である。疲れてにぎりめし一つ
           食べるのがやっとである。その後、誕生寺、欣浄寺、藤森神社を拝
           観し、初日のゴールの建仁寺に着いたのは5時40分、もうほとんど
           真っ暗である。五条大橋近くのホテルへ急ぐ。ホテルは3人の相部
           屋、私が真っ先についたが、その後で入ってみえた人は全身ずぶぬ
           れである。アッと言う間のどしゃ降りで防ぎようもなかったという。少し
           の違いが大変な違いになってしまった。今日の同室者は鳥取県倉
           吉市と埼玉県川越市の人である。
            
              第2日目、9月16日は昨日のゴールの建仁寺からの出発である。
             予報も空模様もいつ降り出してもおかしくない状況。出発式も簡単
             に済ませ、ゴールは3kmばかり短縮し、昼食はゴール後ということ
             に変更される。平安神宮で少し休憩、詩仙堂では流れに沿って拝
             観し、休まずに先を急ぐ。天気が曇りがちの分昨日より体は楽で
             ある。八瀬遊園で休憩したのみで今日のゴールの左京区花尻町
             の土井しば漬け店に着いたのはまだ1時、幸い雨にも降られず歩
             けた。しば漬け店の工場等を見学して今日の宿・民宿野田屋に向
             かう。2時に到着、早いゴールである。入浴し、休んでいるうちに
             雨が降り出す。今日の同室は京都府福知山市の人と北海道函館
             市の人である。

            最終日の9月17日は、まずゆっくり歩いて三千院へ向かう。今日
           はここからの出発である。鯖街道をひたすら歩き、花折峠では峠越
           えをするコースとトンネルを通る短縮コースとに別れる。私は峠越え
           へ。今日は全くの快晴にさわやかな風、素晴らしいウォーキング日
           和である。コースも旧街道を歩く部分が多く、山里の雰囲気を満喫
           する。そして、3日目ともなると親しくなり声を掛け合う人も多くなる。
           ゴールの明王院には2時に到着、すぐ貸し切りバスに乗って湖西
           線の堅田駅へ、その後も順調に乗り継いで無事帰宅する。

              ウォーキングの満足感は天気に大きく左右される。悪い予想の
             中の出発であったが、初日少し降られただけで終わったのは幸い
             であった。こうした大会は普通では見学できないものが見られるこ
             とも多い。今回も興聖寺や建仁寺で特別拝観があったのもうれし
             い。そして、泊まりとなると遠方の人と知り合いになる機会も多い。
             そんなウォーキングの良さを今回も十分に満喫できた。後4ステー
             ジあるが、1回でも多く参加したいものである。                   

    第2ステージ以降のスケジュール(2001年)   
        第2ステージ・滋賀大会
  3月31日  大津市坊村〜(鯖街道)〜朽木
  4月1日   朽木〜(若狭街道)〜若狭上中
        第3ステージ・若狭大会
  6月9日   若狭上中〜三方
  6月10日   三方〜(丹後街道)〜気比松原〜敦賀  
        第4ステージ・福井大会
  9月8日  敦賀〜(北国街道)〜今庄
  9月9日  今庄〜武生〜鯖江
        第5ステージ・永平寺大会
  10月27日  鯖江〜足羽山〜福井
  10月28日  福井〜松岡〜永平寺 


                              
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