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己高山円満寺
十一面観音菩薩立像
湖北伊香郡は交通の要所として、早くから文化的に開かれた土地です。
平安・鎌倉時代には東にそびえる己高山を起点に湖北の地に一大
仏教圏が確立された。その中核は「己高山五箇寺」であり、法華寺、
石道寺、観音寺、高尾寺、安楽寺である。円満寺は観音寺の別院の
一つであったことがわかっている。