so296
(せんりゅうつれづれそう)

第296号(R8年8月)
ミ ソ ハ ギ の 章
(科目)ミソハギ科 (花言葉)愛の悲しみ、悲壮、純真な愛情、 |
|
日本各地の湿原や用水路などに見られる多年草。茎はまっすぐに立ち、株元は少し木質化する。そして細い地下茎を伸ばして群生する。濃いマゼンタピンクの花が、茎の先端に穂になって咲く。お盆の迎え火をたく前に、この花で周囲に水をまく風習は現在でも各地で広く見られる。
今月の随想で、ペ天使妹さんが出会いについて書かれている。言われるとおり、人は一生の間にどれだけの人に出会い、どんな影響を受けたのか。ゆっくり紐解いたら、どなたも一編の小説になろう。人生は尊いものである。(★印は英人推奨句)
|
|
課 題 「 思 う 」
美味しいと笑顔を思い料理する さくら
ただ思うだけで満足する夕べ 靖坊
あの人のポーカーフェイスに恋をした 橘
思いつつ実行できぬ弱い意志 奈っ葉
8月の6日に思う人ふたり ペ天使兄
思う人あまた浮かびて盂蘭盆会 ペ天使妹
思う事いっぱいあるがまた明日 ★瑞希
命日に素麺食べる母思い ★桃華
思うこと増えも減りもせず日々平穏 英人
|
「かけがえのない夏」 さくら
★海風がはじまり告げる熱い夏
いい顔で頑張る姿輝いて
届けたい故郷からの大応援
熱闘が終わりなみだの夏の星
終わらない熱い思いと蝉しぐれ
「 猛 暑 」 奈 っ 葉
暑いのに抱っこをねだる愛犬よ
着替えても着替えてもなお汗滲む
★どうせかく汗なら先に掃除する
葉の裏にセミの抜け殻また一つ
うるさいよミーミー鳴くセミ暑さ増す
「 頼 る 」 ぺ天使妹
幼少期大人を頼り生きてきた
頼られて足悪い子のカバン持つ
頼られて意気込んでいた50代
★頼ること覚え始めた80代
目標は頼らず生きる90代
(随想) 「 出 会 い 」 ペ天使妹
こんにちまで生きて、何人の方にお逢いしただろう!
多くの人とのめぐり逢いの中で、今の自分が作られたのだと思う。
幼い頃のことで覚えてはいない人から、家族、親戚、近所の人、恩師、友人、勤務先の人、行きずりの人、数えきれない人々との出会いに感謝!!
|
|
「モール避暑」 靖坊
★館内を物見遊山の顔で行く
見るだけのはずがついつい無駄遣い
一口で気分一新かき氷
涼しさを楽しめるのは暑いから
ショッピングモールは庶民の避暑地なり
「 葉 月 」 橘
こんなにも支援されてても疲れ
過労というほど頑張っているわけじゃなし
終わりつつある恋だったと気づかずに
★考えているのはいつかのわかれ道
思われていたこと支えである今も
「 音 」 ぺ天使兄
閉め忘れ枕に届く水の音
ブロアーの低音気になり不眠症
★譲り合い夫婦で違うテレビ音
真夜中に近くで停まる救急車
雷鳴を気にせず友に打つLINE
・・・英人の20句抄・・・「猛暑の日々」
| 早々に猛暑日酷暑日やってくる |
| まだ暑さに慣れぬ体が困惑し |
| 歩く会七月例会止めて良し |
| 暑いからバス旅行は出かけます |
| 夏休みラジオ体操始まりぬ |
| 主催は寺院仕切るは老人会 |
| 体操を知らぬ子が増え手本示す |
| 早朝の時間を取られ畑休む |
| 久しぶりの畑に唖然草の森 |
| 伸びた草に草刈り機と除草剤 |
| 雑草に負けぬと野菜耐えている |
| 成りすぎた野菜の処置に妻の知恵 |
| 余り物貰ってもらうに気が引ける |
| 食卓が毎食同じで進まぬ箸 |
| 食べ飽きた野菜に心身疲れてる |
| あと幾年過酷な夏を過ごすのか |
| 年々の体力低下も考慮して |
| 来年の野菜作りをいま思考 |
| 過ぎたるは悔い多しと反省し |
| 暑々見舞い気になる人に送ります |
|
「 猛暑日 」 瑞希
猛暑日にコオロギ歩くアスファルト
打ち水も役には立たず今日もまた
セミの声BGMにして昼寝する
きっと来る秋に寄りそう毎日が
★夜空見て季節の流れ知りました
「 真 夏 」 桃華
猛暑でもズーッと頑張る案山子たち
賞味期限切れたそうざい買う夫
新聞を読みあさってる暑い夏
★サンダルを買って真夏を乗り越える
化粧せぬ顔にマスクがよく似合う
・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
◎橘
先日初めて浴室のリフォームをしました。確かにここに引っ越してきた時に生後半年の子が、社会人になり結婚しているものなあ・・・と時の流れを痛感。自分も相応に古びたこともあわせて意識することになりました。
◎靖坊
暑い日は最寄りのショッピングモールで過ごすことが多くなりました。冷房の電気代を気にせず涼めるのがいいですね。
◎ペ天使兄
近くが線状降水帯に見舞われた中、被災の方には申し訳ないのですが、我が家は何の影響も受けず、ホッとしております。これから、暑さが戻ってくるので、熱中症警戒です。(8/15受け)
◎さくら
8月も中旬になり、台風が去ったと思えば、今まで経験した事がないような豪雨など、年々日本の夏が変化していますが、日頃から心構えをして過ごしていきたいと思います。
|
|
(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・
|
・命日に素麺食べる母思い(桃華) 瑞希
お母様はきっと素麺が好物だったのですね。命日に亡き人を偲びながら食べる素麺、それだけで十分な供養だと私は思います。私も素麺大好きです。これがあるから猛暑も乗り越えられます。食欲の無い日は出し汁の中に梅干しを一個放り込み、爽やかにいただきます。
・見るだけのはずがついつい無駄遣い(靖坊) 瑞希
あるあるです。目の保養に入ったお店ですが、やはりダメですね。見たら欲しくなり結局あれもこれもです。暑さ逃れで入ったはいいが、エアコン代より高い買い物です。結局の所は家のエヤコンを遠慮なく使い、どこにも出かけず静かに本でも読んでいた方が無難かもです。
・8月の6日に思う人ふたり(ペ天使兄) 瑞希
広島原爆投下のこの日、思い出される人は誰でしょうか。悲しい思い出は、生きている限り続きます。平和な時代を生きている私達、どうかこの平和が永遠に続いて行くように祈らずにはいられません。
・猛暑日にコオロギ歩くアスファルト(瑞希) 靖坊
このコオロギはハリガネムシに寄生されているのだと思います。水生生物のハリガネムシは成虫になると宿主の脳を操って水に飛び込ませようとするのですが、乾いたアスファルトは水面とよく似た光を反射するため、勘違いしてアスファルトに引き寄せられてしまうのだそうです。コオロギさん、哀れなり。
・頼ること覚え始めた80代(ペ天使妹) 桃華
頼られて喜んでいた時代が過ぎ、今は頼ることが多い年代に・・・・。淋しいことですが、歳には勝てなくなりました。先日も電車の中で「席代わりましょうか」と言われ、「ありがとう」と喜ぶ私、人の親切は受けることにしました。
・8月の6日に思う人ふたり(ペ天使兄) 桃華
作者の思う人は誰でしょうか。私は一番下の妹の誕生日と母の命日。同じ日が重なり、忘れられない日となりました。毎年この日にお墓参りに行っていたのですが、今年は体調を崩し、後日になりました。妹にはおめでとう!のメール送信。広島の原爆記念日と重なり、複雑な日となっています。
・終わらない熱い思いと蝉しぐれ(さくら) 英人
高校野球のことを思い描いておられるのでしょうか? あの熱い思いに誰もが感激するのでしょう。そして負けじと蝉も鳴く。これも真夏の1ページです。それにしてももう少し涼しくなってくれないでしょうか。
・過労というほど頑張っているわけじゃなし(橘) 英人
昔は過労と思えるほど頑張れました。しかし、今はほんの少しやっただけでも疲れやすくなりました。見かけはそれ程変わらなくても、老いはやってきます。無理せずに過ごしましょう。
・どうせかく汗なら先に掃除する(奈っ葉) 英人
この暑さ、何をしていてもしていなくても汗をかきます。それならすることをして汗をかきましょう。そうすれば気持ちはスッキリします。暑さが懐かしくなるのもう少しです。
・ ・8月の6日に思う人ふたり(ペ天使兄) ペ天使兄
思うふたりとは、原爆手帳を携え、不安の中で生きていた叔母と学友です。学友は明るい男で小学校の先生になり学校の内外で精力的に活躍していましたが、若くして故人となりました。
|
投稿をお待ちしています。
|
「川柳連れ連れ草」への投稿案内
次の要領で川柳及び感想文を募集します。
1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
ください。課題の題は2)の通りです。
2)2026年「課題」
(1月)赤い (2月)夕日 (3月)染める (4月)弾む
(5月)声 (6月)離れる (7月)仲間 (8月)思う
(9月)手 (10月)甘い (11月)匂う (12月)髪
3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
(150字以内)も募集いたします。
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
います。感想文もその句のページに随時掲載します。
掲載方法は一任してください。
5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。
川柳投稿 |
川柳&ウォーク