so288
     (せんりゅうつれづれそう)


         
第288号(R7年12月)
甘 藍 
(かんらん) の 


 (科目)アブラナ科     (花言葉)利益、

 キャベツの別名、ヨーロッパ原産で、古くは古代ギリシャやローマ時代から食べられていた野菜の一つ。長い歴史の中で現在のような丸い形になった。日本には江戸時代に入り、明治時代になり家庭や畑で栽培されるようになる。胃炎や潰瘍の回復に効果があるといわれているビタミンUが多く含まれている。

 私の小さい頃は甘藍と言っていましたが、今ではキャベツが一般的でしょうか。甘藍では分からない人があるかも知れません。言葉も時代によって移っていきます。世の流れも大きく変わっています。来年はどんな年になるのでしょうか。(★印は英人推奨句) 




課 題   「 明 日 」

月あかりほのかに照らす明日の道    ★くまちゃん
手袋の続きを編もう明日もまた    奈っ葉
過去を見ず明日を見ないで今日生きる   ペ天使兄
また出来ぬ明日があるさ床につく   ペ天使妹
明日はないつもりで今日を生きてみる    ★靖坊
楽しみは明日に残す事にする    瑞希
一点の光が大きくならぬまま    橘
冬の空明日の扉をさがす夜    さくら

明日にはぺしゃんこになるゴム風船   桃華

明日はある思う思わぬ別れ道    英人




  「 我が歯 」   ぺ天使兄

若き日の無精たたって歯がン本
  ★今更に愛おしくなる少なき歯
    ブラッシを心を込めて歯に当てる
  取り出して感謝を込めて歯を洗う
歯掃除に時間掛からぬ歯医者さん


 


「 師 走 」    奈 っ 葉

書き出したやることリスト減らぬまま
★愛犬と日の出と共に歩く道
吐く息が日ごとに白くなりにけり


「 落 葉 」   ぺ天使妹

★それぞれの落ち葉踏みしめ問いかける
赤黄と染まる落葉はありのまま
草木の季節に沿いて無理のなき


 


(随想1)  「歳々年々(その13)」  英 人

 私はブログ「話・話」 を書くために、新聞の投稿欄をかなり念入りに読んでいる。そこには高齢者の投稿が多く、前向きな姿に驚かされることも多い。80歳を嘆く人も多いが、私は無事迎えられれば勲章と思ってきた。そしてありがたいことに、今年は勲章をもらった気分である。数年前から比べれば少しずつ衰えていることはやむを得ないが、大きくは感じていない。一宮友歩会や老人会、丹羽郡十八講などやっていることもあまり変わらない。これこそ高齢者の甘えであろうか、もう失うものはあまりないし、失っても仕方がないと恐いもの知らず、恥も知らず、言いたい放題、やりたい放題の感じである。会議等では発言を求められることも多く、また女性ばかりの中に男1人入っていくことも躊躇がない。また全く我流の「気まま書」を喫茶店に飾ってもらったりしている。今年は妻共々大きな病はなく、入院することもなかった。
 しかし、日本や世界の情勢はどうであろうか。ますます怪しくなってきている。生活環境も悪くなっている。そして回りは病に倒れる人、亡くなる人も多い。私はそんな人の分までやるのだ、と傲慢にも思っている。こう言える日が、1日でも1年でも長く続くことを願うのみである。それには転ばないこと、慎重が第一、と心している。

 



「 忘年会 」   瑞希

忘年会今年はすでに三つ済み
ありがたやわいわい騒ぐ元気ある
同年会昔の写真をもって行く
★来年の約束出来ぬ歳となり
初雪は風情があって良いけれど

「今年の漢字2025」   さくら

新米の香り豊かな秋便り
最高の瞬間めざし日々努力
脈々と続く日本の伝統芸
木漏れ日のひかり眩い万華鏡
★変わりゆく時代の波に乗る勇気



  「 師走空 」    靖坊

     なんとなく気が急いてくる十二月
  冬晴れの寒さひとしお独り者
青空を見ていただけの一年間
  ★空の奥なすべきことはまだ見えぬ
    師走空何もせぬまま暮れていく


 

 
・・・英人の20句抄・・・  「振り返る」

     勲章をもらった気分の八十歳
     八十歳新たな挑戦望まない
     現状を維持できれば良しとする
 同窓会区切りの歳とすべてあり
  幸運な人が参加する同窓会
   参加でき世話人できて至幸なり
        カラオケの昔の仲間に声をかけ
        待ってたとばかり毎月歌うなり
        遠慮せず声を張り上げ気分良し
        声出せば笑顔と元気付いてくる
     気まま書を臆面もなく出品し
    喫茶店に気まま書見せて掲示させ
   恥知らずここまでくれば言葉なし
         脚立が恐くて庭木切り落とし
         剪定が減り楽になった今年の秋
         空間が多くなった庭に悔いはなし
   振り返れば新たなことまだあった年
  源泉は好奇心であったと知る
 好奇心も元気でいればこそのもの
年毎に感謝の気持ち高まりぬ

 



「 師 走 」    橘

明快な答えになびいている危険
どちらかといえば加害者に惹かれ
★できぬまま終わった時の予防線
人のよく来る家になり要支援
老いた人老いた犬猫待合室



「 冬の朝 」   くまちゃん

★息白く身も気も締まる冬の朝



「 師 走 」    桃華

採血の痛みは生きている証し
★明暗が分かれた朝の交差点
虹が出る弱った心消え去りぬ
名月に感動している老夫婦
年の暮れただただ笑い過ごしている




・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎靖坊
 今年もまた去年と代り映えしない一年でした。きっと来年も同じような一年なのでしょう。ありふれた日常こそが最高の幸福ですね。

◎さくら
 今年も12月12日の「漢字の日」に、清水寺で恒例の「今年の漢字」の発表がありましたね。私の予想は外れましたが、今年も様々な出来事があり、人それぞれ選ぶ漢字が違う事を興味深く感じました。


◎橘
 私も年明けに同窓会があります。250人のうちどれだけ集まるでしょうか。懐かしいだけではなく、疎遠になってしまった人、苦い思い出のある人・・・。


◎ペ天使兄
 この時期、気ぜわしくなるのは長年の習性でしょうか。餅つき、忘年会など年末年始に向けて行事が控えています。


 




    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 
月あかりほのかに照らす明日の道(くまちゃん)   桃華
  夜の暗さを月がほんわかと照らしてくれる。柔らかな明かりに照らされ、くまちゃんは明日の道を歩んでいこうとしている。ゆっくり、確実にわが道を歩み続けるくまちゃん、応援しています。

青空を見ていただけの一年間(靖坊)   桃華
  2025年、私は何をしてきたのだろうか?可もなく不可もなく、ただ何となく生きてきた。現状維持が精一杯!。でも生きているだけで幸せな日々だった。これでいいのだ、そしてこれからは靖坊さんのようにゆったりと青空を見ながら生きていこうと思った。


投稿をお待ちしています。


    
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  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
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2)2026年「課題」
    (1月)赤い (2月)夕日 (3月)染める (4月)弾む
    (5月)声 (6月)離れる (7月)仲間 (8月)思う
    (9月)手 (10月)甘い (11月)匂う (12月)髪

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
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