so279
(せんりゅうつれづれそう)

第279号(R7年3月)
クリスマスローズの章

(科目)キンポウゲ科 (花言葉)いたわり、慰め、追憶、 |
ヨーロッパから西アジア原産の常緑多年草。開花期は12月から4月。暑さには弱いが寒さには強い。花びらに見える部分はガク片で、本来の花びらは退化して蜜腺となり、雄しべの周りにある。花が咲き終わってもガクの部分は落ちないので「合格の花」とも呼ばれる。またうつむきがちな花姿から「冬の貴婦人」という愛称もある。毒がある。
先日私が参加するある会の総会で、満100歳の人に記念品が贈られました。心身共に驚く元気さです。あやかりたい、手本にしたいと思うのですが、私にはまだ20年あります。もう少し近づかないと、とてもそんなこといえません。 (★印は英人推奨句)
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課 題 「 読 む 」
色褪せた遠いむかしの愛読書 ★さくら
あらすじを忘れてはまた読み返し 奈っ葉
時忘れ読書にはまる冬の夜 くまちゃん
深読みをしている眼動かざる ペ天使兄
読んだ本どんなに糧になってるの ペ天使妹
もう二度と読まない手紙でも箱に ★橘
結末が思い出せない読んだ本 靖坊
一気読みした若い日が懐かしい 瑞希
読むほどに先を急いでしまう本 桃華
落ち着いて空気を読んで決意する 英人
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「深夜のカップ麺」 靖坊
眠くない腹は減ってる夜零時
江戸時代ならばさしずめ夜鳴き蕎麦
★受験生の夜食のように麺すする
明日のこと考えたってしょうがない
腹満ちて心は満ちぬカップ麺
「祝卒業」 くまちゃん
★先輩の卒業祝う春の雪
「 誕生日 」 ぺ天使妹
何度目と言わぬが華の誕生日
生まれ来たこの日は母の苦難の日
★来し方に想い巡らす誕生日
この歳になってもうれし誕生日
誕生日祝ってくれる人が居て
(随想1) 「 友 」 ペ天使妹
20数年前、この地に転居してきて以来の隣人が引っ越しされた。毎日会っていた訳でもなく、特別の用事のある時か、我が家に咲いたお花を差し上げに、お伺いする折にすこし会話をする位のお付き合いだった。
ところが昨今、元のお宅の近くを通るたび「〇〇さ~ん」と口ずさんで思いを馳せ、盛んにメールで近況を報告しあうようになった。毎回「健康第一ですよ!」がお互いの〆の言葉である。
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「 旧 交 」 ペ天使兄
どの顔も年の流れを刻みおり
友の背の丸みのなんと愛おしき
盛り上がり高級料理そっちのけ
話すほど昔の癖のよみがえる
★あと幾度会えるか別れふと淋し
「 決 断 」 菜っ葉
★考えた末の決断青い空
「 弥 生 」 橘
占いを読んでばかりで何もせず
信じたい記事は必ずネット上
★友に言うねぎらいたまには自分にも
パソコンの起動が待てぬ一仕事
よく眠る時間が増えて回復へ
(随想2) 「コロナ感染」 橘
おかげさまで、次女の結婚式は無事に終わりました。幸せそうな様子を見て、ほっとしたのもつかの間で、私は翌々日から悪寒、発熱、コロナに罹ってしまいました。初感染です。笑われるくらい神経質に気を遣っていたのですが、新婦の母という立場上、普段の自分の予防態勢を貫き通せなかったことが招いたかなと思っています。
とはいえ、昔報道されていたほどの重篤な症状はなく、家庭内隔離を言い訳にゴロゴロ本を読んでいます。そろそろ1週間になりますので、明日、明後日には家事に復帰です。ぐうたら生活が、ちょっと名残惜しいです。
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「 弥 生 」 瑞希
春雨が残雪とかす山の里
時は春寒暖差にも惑わされ
★新しい趣味は結局針と糸
鳥達に旨いとこだけ食べられて
独居には畑するより買うが勝ち
・・・英人の20句抄・・・「年度末」
見守りと村中ぐるり散歩する |
週三度日課と言うにはほど遠い |
墓に寄り寺社に寄り畑まで |
昨日まで寒くて会う人もなし |
少しずつ陽が差し人の顔を見る |
会長の顔して多忙な振りをする |
誰とでも話するのも我が役目 |
体調が気になる人も訪ねてる |
今日ありて今日の役目果たすのみ |
先々の見込み持つのも我が役目 |
年度末整理するもの整理して |
新年度新たな役員求めねば |
目星付け訪ねて口説いてまずは良し |
体制は整い後は進むのみ |
後幾年こんなことができるだろう |
楽しんで気持ちを楽にやればいい |
八十歳はしがらみ解けて自由なり |
早めですが八十歳と言い切る |
言い切ると気分はスッキリ心地よい |
世の人でないと割り切る処世術 |
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「春の訪れ」 さくら
★車窓から見つける春の数増えて
春色のショーウィンドウの幸福感
陽だまりに頬染め香る桜餅
街歩きカフェを探して迷い道
春うららガラスの小鳥リズム取る
「春なのに」 桃華
待ちわびた春の訪れゆるい坂
青い空よいことばかり続かない
春もない桜もないと友の声
突然にコトバ途切れる失語症
★いやなこと詮索しない万華鏡
・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
◎靖坊
三月になっても寒い日が多いですね。桜の季節が待ち遠しいです。(3/9受)
◎さくら
「生ドーナツ」をご存知ですか?福岡のベーカリーから人気が広がったそうで、先日私も購入しましたが、ふわふわと柔らかな食感で美味しかったです。ネット上の記事によると、今は「第5次ドーナツブーム」のようです。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・
・受験生の夜食のように麺すする(靖坊) 桃華
いや~あ、元気ですねエ、夜食なんてこの歳でになると怖くてできません。寝る前の食事は身体によくないと言われます。太る原因になりますね。受験生は麺をすすってから勉強するので、体力がいりますが、われわれは・・・・?!
・あらすじを忘れてはまた読み返し(奈っ葉) 桃華
一生懸命読んでいるときはいいが、少し中断すると前の筋が分からなくなることがよくあります。年齢のせいでしょうが、また読み戻すことが度々です。が、もともとは本好きですので、本を読めるほどの視力があることに感謝しています。
・青い空よいことばかり続かない(桃華) 靖坊
晴天になんとなく儚さを感じるのは、いつか絶対に天気が崩れるとわかっているからでしょう。いつまでも晴れが続くわけがありませんものね。逆に雨天になんとなく希望を感じられるのは、いつか絶対に晴れる日がくるとわかっているからでしょう。よいことも悪いことも続かないから有難いのかもしれませんね。
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投稿をお待ちしています。
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「川柳連れ連れ草」への投稿案内
次の要領で川柳及び感想文を募集します。
1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
ください。課題の題は2)の通りです。
2)2025年「課題」
(1月)苦労 (2月)幸せ (3月)読む (4月)いつも
(5月)笑顔 (6月)来る (7月)雨 (8月)寄せる
(9月)肩 (10月)うわさ (11月)背中 (12月)明日
3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
(150字以内)も募集いたします。
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
います。感想文もその句のページに随時掲載します。
掲載方法は一任してください。
5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。
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