so256
     (せんりゅうつれづれそう)


         
第256号(R5年4月)
通 草
(あけび) の


 (科目)アケビ科   (花言葉)才能、唯一の恋、
 つる性の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。木部を漢方で木通(もくつう)といい、薬用。蔓でかごを編む。

 私は4月16日から1週間、毎日朝7時から午後8時まで選挙事務所に詰めています。わが地区はかつてない大混戦。そして毎日応援弁士、14回同じような話をしました。結果が出る前にアップしましょう。(4/21)  (★印は英人推奨句) 



課 題   「 心 」

冷めたのはどちらが先であったろう    ★橘
あの女(ひと)と心つなげて半世紀   ペ天使
監督の信じる心胸を打つ   奈っ葉
子ら走る広場で心若返る   ペ天使兄
道端の草に心はあるのかな   ペ天使妹
春風よそっと運んで恋心    さくら
席替えで心寂しいひとり席    くまちゃん
折れるたび骨と心は強くなる    靖坊
閉じ込めた心の扉開けました   ★瑞希

決心がついた朝から笑顔です   桃華
心込め話せば人は答えるか   英人



 「ラッキーカラー」  ぺ天使

★迷ったがやはり緑のハンカチを
  ひとときを芝の緑に身を預け
    子らからの緑の財布に札一枚
 緑色似合ってるネとお世辞かも
ラッキーカラー身に付け友とウオーキング



「  春  」    菜っ葉

★待ちわびた春いつの間に葉桜へ
正月に活けた枝から新芽出る
新しい制服の丈みな笑顔
ランドセル夢と希望を詰め込んで



 「さくらの季節」   さくら

実感がわかぬ証書は筒の中
卒アルでマスクの下の顔を知る
制服を伸ばした跡が愛おしく
★何もかも抜かれる事の頼もしさ
舞う桜眺めて日々に感謝する



 (随想) 「WBCありがとう」  さくら
                  
 
 日本中が熱狂したWBC(ワールドベースボールクラシック)から1ヶ月が過ぎました。ダルビッシュ選手や大谷選手が出場し、過去最強と言われていましたが、ここまでドラマチックで感動する大会になるとは思っていませんでした。
 日本の選手の活躍はもちろんですが、チェコはじめ対戦国のスポーツマンシップやお人柄にも感動しました。そして何と言っても栗山監督の選手を信じる力に感動しました。「最後まで信じる事」これは本当に難しくてなかなか出来ない事です。そして信じられ期待に応えた村上選手に、困難に打ち勝つ日本の若者の未来を感じました。
 この大会を通して、改めてスポーツの力、世界の素晴らしさ、日本人の良いところを確認できて、今後の日々の活力にする事が出来そうです。WBC、感動をありがとうございました。




「孫娘と私」     瑞希

満面の顔を共連れ孫が来る
風雪に耐えて勝ち得たサクラサク
一礼で祝儀受け取る孫可愛
病む人の苦しみ知った病得て
★闘うと決めたからにはひるまずに


 


「岡崎桜まつり」    靖坊

咲き誇る花より多い花見客
カップ酒だけを花見の道連れに
天守から桜見下ろし城主気分
まだマスク外せぬ我らの心配性
いつだって心の花は満開に


「掲示板」   くまちゃん

★クラス替え悲喜交々の掲示板


 
・・・英人の20句抄・・・「 選 挙 戦 」

      三選を目指し我が友出馬する
       八年間友が培った実績で
         あと四年我も手助け覚悟する
           年頭から始めた準備熱を増し
 情勢は今までに無い厳しさで
  年老いた分厳しさが増す戦さ
        届け出を済まし帰れば出陣式
         予定者が遅れ突然指名され
           立候補のいきさつから話し始め
             二期間の努力の成果も話します
               我にしか知らない話で興味ひく
                 十四回同じ演説繰り返す
         終日事務所に詰めた一週間
        疲れのたまった体で投票所
       夜遅くまさかの落選覚悟する
      我が友の敗戦の弁痛々しく
     我が身にも同じ悔しさ生まれてる
    選挙とは時の流れに逆らえぬ
            だんだんと虚しさ募るこの体
            次の道求めさ迷う日々となり



「 卯 月 」    橘

★いつだって私が先に好きになる
花咲いて気づく桜のあったこと
行くたびに看護師変わっている医院
それぞれに乗り越えた顔同窓会
努力報われるという傲慢さ



「 若 さ 」    ぺ天使兄

老いの目にランドセルの子眩しいよ
夕ぐれて一人ボールを蹴ってる子
追い越して行く子の歩幅若葉風
若者の才気に戸惑うことばかり
★若者に月日の早さ伝えたい


「 再 発 」   桃華

ガン友が再発メール胸痛む
再発を言われたショック私にも
★生と死を見つめて暮らす朝がくる
ふり返る私の足跡長すぎる
再発を恐れぬ伴侶と共に生き




・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎靖坊
 今年のお花見は大河ドラマで盛り上がっている岡崎市で楽しんできました。平日にもかかわらず大変な人出で、どこもかしこも行列ができていました。


◎橘
 早かった桜も終わったところで、少し冷えるようになりました。お手伝いされた方の当落はわかりませんが、応援お疲れ様でした。一息つく間もなく、またお忙しくなさっていらっしゃるでしょうか。


◎ペ天使兄
 温暖化の為でしょうか、木も花どんどん姿を変えてゆきます。寒暖差が大きく身体にこたえます。





    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 
・迷ったがやはり緑のハンカチを(ペ天使)    英人
  人はいつも何か選択して生きている。ハンカチ一つにもである。今日はどちらが都合がいいか、また似合うか、そして決断する。ことによっては人生を左右することもある。人生晩年を平穏に迎えれれば、この上ない幸運と思いたい。

待ちわびた春いつの間に葉桜へ(奈っ葉)   英人
  花の命は短い。咲いたと思ったらもう葉桜である。桜はその代名詞でもある。最近は温暖化か、非常に早くなった。先日つつじ祭りが行われていたので出かけたら、もうほとんど散っていた。

何もかも抜かれる事の頼もしさ(さくら)   英人
  抜かれることは悔しいものである。ところが子供は別である。抜かれて嬉しいのである。頼もしくなった、綺麗になった。でも親はその分、自分の歳を考えてしまう。ここはひと踏ん張り、子供に負けぬものを持ちたいものである。

まだマスク外せぬ我らの心配性(靖坊)   桃華
  コロナ感染者も少しずつ減少し、多くの規制が解除になる。マスクも自由になり、外す人も多くなり出した。しかし、私はやっぱり感染するのが怖いのでマスク着用派。いつまで続けるか、分からないが、夏の暑い日はさすがに外すかも知れないな。

闘うと決めたからにはひるまずに(瑞希)   桃華
  どんなことでも一度決意したら、頑張り通す強い意志が羨ましい。私は意志が弱いから、フワフワと心が動くだろうな。でも前向きに明るく生きようとは思っている。私の妹は元気なうちにあちこち旅行がしたいとすごく前向きである。いろいろ制約があってできなかった分、意欲的である。私も見習わなくては!!

決心がついた朝から笑顔です(桃華)   靖坊
  晴れた日の朝はそれだけで笑顔になりますよね。朝日を浴びると何をしても成功するような気がして前向きになれます。反対に夜の照明の中では意気消沈しがちで何をしても失敗するような気がしてしまいます。大事な決断はやはり朝にしたいものです。

それぞれに乗り越えた顔同窓会(橘)  英人
  人生は山あり谷あり、この歳になればいろいろな出来事があったでしょう。そしてそれを乗り越え、こうして同窓会も出席できるもの。同窓会に出席できる幸せを感じたいものです。私もそろそろ同窓会を企画しなくては。今年はどんな顔ぶれになるのでしょう。

若者に月日の早さ伝えたい(ペ天使兄)   英人
  この歳になると、私は何をやってきたのかな、と思うほどに人生の早さを感じます。若い頃をおろそかにしたのでしょうか。こうしたことを若い人に伝えたい。今、時代の流れの速さに、若い人にものを言うことを少なくなった。


投稿をお待ちしています。


    
       「川柳連れ連れ草」への投稿案内

             次の要領で川柳及び感想文を募集します。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2023年「課題」
    (1月)白い (2月)瞳 (3月)明るい (4月)心
    (5月)二人 (6月)飾る (7月)抱く (8月)ノート
    (9月)貸す (10月)辛い (11月)泣く 
    (12月)励ます

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。

  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。


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