so246
(せんりゅうつれづれそう)
第246号(R4年6月)
紫露草(むらさきつゆくさ)の章
(科目)ツユクサ科 (花言葉)ひとときの幸せ、尊敬しています、快活、
5月~9月頃に見頃を迎える多年草植物。草丈は50cm程度で、花びらの大きさは約2cm。花の中央には6本の雄しべと花柱の雌しべがあり、花色は紫色の他に白色やピンク色などがある。花は朝に咲き、昼には萎む一日花であることが特徴。
ウイルスもわが家に無縁ではありませんでした。妻が罹って私は濃厚接触者。私も自粛ですが、この機会に毎日畑仕事。でもいつ罹るか、気が気ではありませんでしたが、無事乗り越えられました。交通事故もさほどのことなく過ぎました。シルバーカレッジの委員長という新たな活動の場も与えられ、ただ進むだけです。でもくれぐれも慎重にと言う言葉を忘れず。 (★印は英人の推奨句)
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課 題 「 知 る 」
知るほどにあなたの過去が怖くなる ★ペ天使
解禁を知るよしもなし鮎の群 ペ天使兄
今になり知った恩師の深慮かな ペ天使妹
十を聞き一を知れれば御の字です 靖坊
長崎の歴史を知りて眺む空 くまちゃん
アルバムを開きまた知る親の愛 ★さくら
知ることは幸せもあり沈む日も 瑞希
三十年私どうしていたと思う 橘
知り合ってすぐ仲良しになれた人 桃華
知らぬこと気にしないで生きていく 英人
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「 子 犬 」 奈っ葉
★子犬来て夫婦の会話すべて犬
「ウォーキング」 ペ天使兄
★自らが課した歩数に攻められて
折り畳み傘をポッケに梅雨散歩
近道をつい選んでるウオーキング
若い娘に抜かれしまうウォーキング
老い防止ウォーキングだけで無理らしい
(随想1) 「応援ありがとう」 ペ天使妹
書家の金沢翔子さんの揮毫中、会場は静まり返っていました。その時、突然ダウン症の男の子が「ワーオー」と叫び始めました。翔子さんの集中が途切れるのでは?と会場は緊迫しました。
翔子さんは筆を止め『応援ありがとう』と大きな声で一言、言われたそうです。その話を知った時、感動を越え衝撃的であったことを思い出します。心に深く刻まれた事柄です。翔子さんに教えられました。
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「息子、修学旅行行く」 さくら
行けるのか日々のニュースが気になって
刷り上がるしおりに期待込められて
小遣いや荷物の相談親たちで
朝日浴び出掛ける背中に感無量
★中学の思い出ひとつ増え笑顔
「展望台」 くまちゃん
★爽やかな風心地よい展望台
「水無月の日々」 瑞希
じめじめ感払拭するよな花活ける
嫁入りの着物ほどいて雨を聞く
★晴れ間みて心の中も洗います
思い出す夫と植えた夏野菜
ホッとする風が励ます畑仕事
(随想2) 「ぼた餅とういろ」 瑞希
水無月になると和菓子屋さんには、ういろが店先に並びます。この季節になると祖母の事を思い出します。
空豆のあんこのぼた餅と、アルミの弁当箱に溶いた小麦粉を流し入れて蒸して作ってくれたういろ。まだまだ今のような贅沢な材料もなく、決して美味しいものでもなかったけれど、最高に贅沢なおやつでした。
幼い日の梅雨時の懐かしい思い出です。
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「 写 真 」 ぺ天使
若き日の写真見せればどれ母さん
ハイチーズみんな揃ったチーズ顔
踵上げ背高のっぽに写る癖
★右顔が自慢の彼女は左向く
家族写真いつも写れぬカメラマン
「水無月」 橘
努力なら裏切ることを知った年
方法はあるはず思いっきりもがく
★言い訳を重ねて人を捨てていく
理由なし好きになること捨てること
駆け引きができぬ即レスしてしまう
・・・英人の20句抄・・・「ウイルス感染」
またも来た不運に惑い隠せない |
細心の注意していた妻ですが |
熱が出て検査受ければ陽性と |
ウイルスに負けて生活一変し |
立ち入りを少なくしようと線を引く |
同居人のボクも自粛をまぬがれぬ |
突然の自粛に予定大狂い |
自粛中何をしようか模索する |
接触がなければいいと畑仕事 |
畑仕事一挙に進んで良い気分 |
予定日に二人とも無事解放され |
感染をまぬがれ日常戻る良さ |
症状は軽く治まり安堵する |
一番に辛かったのは食事のこと |
床にいてうるさいくらい指示が来る |
無事済めばいい体験と言うけれど |
不自由と自由の違い考える |
ウイルスに事故に不運続く前半 |
後半はきっと良いことあるはずで |
明日からは気分新たに前を向く |
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「梅雨時旅行計画」 靖坊
せっかくの旅行であれば晴れがいい
雨予報ばかりで予定練り直し
この時期は空も気分も雨模様
★雨の日も良いことあると思い切る
楽しいと思えば楽し梅雨の旅
「コロナ禍で」 桃華
微熱あり風邪かな受診依頼する
コロナ陽性信じられないコトバ来る
ひたすらに寝ているだけの部屋となり
眠れない夜の辛さをひしひしと
★失ったものの多さよ明日はある
・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
◎靖坊
ブッロク割を利用して遠出したいのですが天気予報が今ひとつ。さてどうしようかと思案中。
◎橘
隣家から梅をたくさんいただき、梅酒、梅ジャムにチャレンジしました。雨はうっとうしいですが、楽しみを見つけていこうと思います。
◎さくら
先月の川柳の句のお話で、引越しで出てきた未知の箱の中身ですが、開けた瞬間「あ〜これかぁ」とため息の出る物もあるし、割と重要なものもありました。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・
・子犬来て夫婦の会話すべて犬(菜っ葉) 英人
愛玩動物はかわいいらしい。と言うよりかわいいから愛玩動物となる。子犬が来た。もう大騒ぎである。更に夫婦の会話が高まる。私は小さい頃小鳥を飼っていた。番犬もいた。しかし、その後はあまり覚えがない。今はメダカである。
・知るほどにあなたの過去が怖くなる(ペ天使) 桃華
誰でもいい過去、悪い過去あるもの。その上に現在の私たちは生きている。いい過去は楽しい思い出に、悪い過去は目をつぶり、許し合って生きていきましょう。先が少なくなりつつある人生、楽しく笑い合って過ごせたらいいなあ、とつくづく思うこの頃です。
・楽しいと思えば楽し梅雨の旅(靖坊) 桃華
梅雨の日も気持ち次第。何に重きを置くかで気分も違ってくる。旅は現実を離れ、渇いた心を満たしてくれる。コロナ禍で制限付きだけど、気分転換は必要。体力がなければ出かけられない。元気なうちに外へ出よう!
・自らが課した歩数に攻められて(ペ天使兄) 英人
目標を決めたら無理してでも果たそうとする、勤勉な人にありがちなことです。目標を外すとダラダラとなって、そのうち止めてしまう。これもありがちのことです。そこでつい頑張ってしまう。若いうちはいいかもしれませんが、老いて無理は禁物です。気をつけてやってください。
・アルバムを開きまた知る親の愛(さくら) 英人
親の愛はいろいろなところにそっと秘められている。写真の片隅に感じることもあるでしょう。さくらさんはアルバムを開き、それを覚えられた。親の愛を知るのは老いるほどかも知れません。
・ホッとする風が励ます畑仕事(瑞希) 英人
夏の畑仕事は辛いもの、その時風が一瞬吹いてくる。そのさわやかさにホッとする。これがあるからまた続けられる。辛い中の一瞬の安らぎ、これがあるから人は生きられる。
・ 駆け引きができぬ即レスしてしまう(橘) 英人
スマホのメールやラインがこれがくせ者です。即レスはその時の感情に動かされ危険がいっぱいです。私はEメールなど一晩寝かせることを基本としていましたが、スマホはそうもいかない。駆け引きなどしなくてもいいのですが、十分慎重にやってください。
・コロナ陽性信じられないコトバ来る(桃華) 靖坊
これは確かに信じられない、信じたくないコトバですね。日本のコロナ陽性者は累計で約900万人。13人に1人が信じられないコトバを聞かされたわけで、これだけ多いと「明日は我が身」と肝に銘じておいたほうがよいのかもしれませんね。何はともあれ軽く済んだようでよかったです。
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投稿をお待ちしています。
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「川柳連れ連れ草」への投稿案内
次の要領で川柳及び感想文を募集します。
1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
ください。課題の題は2)の通りです。
2)2022年「課題」
(1月)吹く (2月)飛ぶ (3月)命 (4月)いつも
(5月)月 (6月)知る (7月)手 (8月)破れる
(9月)作る (10月)笑顔 (11月)明日
(12月)燃える
3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
(150字以内)も募集いたします。
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
います。感想文もその句のページに随時掲載します。
掲載方法は一任してください。
5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。
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