so243
     (せんりゅうつれづれそう)


         
第243号(R4年3月)
西洋柊
(せいようひいらぎ)の

        (科目)モチノキ科   (花言葉)神を信じる、不滅の輝き、
 原産地では高さ10~25m、幹径40~80cmほどになる常緑高木。葉にとげがあるため、柊と間違われる事があるが、柊はモクセイ科の植物なので種類は異なる。春に花を咲かせ、11月頃になると真っ赤な実をつける。クリスマスリースに使われる事から、クリスマスホーリーとも呼ばれている。

 人がどうであろうと季節は巡る、外を見ればもう春です。先日土筆を取ってきました。メダカも水面を泳ぎ始めました。木々も芽を吹き出しています。顔を上げて胸を張って歩こう。福は自分で呼び込むものです。 (★印は英人の推奨句)



課 題   「 命 」


父母からの命に感謝春彼岸    ペ天使
命ある今日と言う日を大切に    ★瑞希
ウクライナコロナが語る命かな    ぺ天使兄
命かけ国護りぬく人ぞ在る    ぺ天使妹
テスト勉一生懸命する前夜    くまちゃん
残された命で何をしようかな    ★靖坊
革命を自分自身に起こす春    さくら
来た道をたどればあまたの支えあり    橘
心地よい風に命が宿るよう    桃華
命ある内に見つけたい忘れ物    英人




  「懐かしいなごやめし」 
             さくら


    炭火焼香り香ばしひつまぶし
  トーストに卵も並ぶモーニング
くせになるあんかけパスタは何の味
  鍋蓋で食べ頃を待つ味噌煮込み
    ★味噌カツの自家製ダレを仕込む夜

  


「 部 活 」   くまちゃん

★自粛明け部活の後の筋肉痛



 (随想) 「オンライン部活」 くまちゃん
          
(代筆・さくら)

                  
 
 月のしばらくの間、息子の中学校では生徒の安全を守る為という事で、自宅でオンライン学習が行われました。オンライン学習自体は、過去にもありましたが、私が驚いたのは、息子のバスケ部で行われた「オンライン部活」という取り組みでした。
 休校期間、日々の自主トレ報告をパソコンで行う。また顧問の先生から送付されたトレーニング動画を見て各自トレーニングするというものでした。日々の練習の積み重ねが体力や精神力を鍛えると思われるので有難い取り組みだと思いました。ただ、バスケはチームワークが大変重要だと思われるので、徐々に再開された部活動の中で培って欲しいと思います。
 早くコロナが収束して、目一杯、部活や趣味、そして勉学に励んで欲しいです。

 


「桃酒のひな祭り」   靖坊

ひな祭り今年は桃の酒を飲む
缶詰の桃をつまみに桃の酒
桃酒を飲みたいだけのひな祭り
暗い世もいつか必ず桃色に
★桃酒を飲める平和に感謝する




       「  旅  」    ペ天使

       
      つき合いの濃い友達と旅をする
     ★今日と明日家を忘れて夢心地
     友達と背を流し合う宿の風呂
      記念にと浴衣姿でシャッターを
      お土産を持ちきれなくて宅配に



    「春の兆し」    瑞希

雪というライバルあって戦えた
  残雪に寄り添いながら猫柳
    渡り来た鳥もいよいよ北帰行
  早春の息吹きを感じる今日の雨
    ★野辺歩く草枯れの下春来てる



 

 
・・・英人の20句抄・・・「 またも来た 」

 またも来た年度替わり期すること
  この三年読み返し知る虚しさを
   コロナ下で期待と裏切り交互する
     嘆いても良いこと何も生まれない
          コロナ禍も六波となればまたも感
        施策も尽き同じこと繰り返す
      上り坂峠は必ずあると知る
     峠を越えれば広い町に出る
   ただ明日を目指す騾馬で行くもよし
               孫みれば次の道へ進んでる
              求めれば己書という出合いあり
             コロナ後を描いて埋める予定表
            再開を目指し次々準備する
      申し込んで四年目になる老人大学
        あきらめず今年ももらう案内書
          ここまで生き延びたからにもう引けぬ
           次年度も三つの柱組み立てる
           三本の柱にプラスで生きがいを
           期待込め見上げれば明日桜咲く
           明日よ来いあしたよ来いと呼びかける


 


「 弥 生 」     橘

猫なりの日課に沿って毎日を
左利きに生まれた時からマイノリティ
こんな日に読むのは泣きたくなる童話
まだ起きていないことばかり不安がる
★不幸ではないなら幸せかもしれず




「 春 だ 」    桃華

ボーッとするときが長くなる春だ
折り鶴を折る時無我になる私
わが家にも桜が咲いた安堵の日
★ふりかえれば桜はなんど咲いただろう
春ですねェ何に卒業しようかな


    


・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎靖坊
 そろそろ桜の季節ですね。今年もマスクをしてのひとり花見になりそうですが、満開の桜からたくさんの元気をもらいたいと思います。


◎橘
 今年は寒さが長引いたようで、毎年採りに行く土筆も、去年より1週間ほど遅れています。昨日やっと片手に一杯ほど採れました。(3/12受け)

◎さくら
 コロナが少し落ち着いたので、久しぶりに東京までお出掛けしました。もう春休みなのか、若い人々が楽しそうに歩いていて、自粛も大切ですが、青春の日々を謳歌して欲しいと思いました。早く収束して、老若男女、自由にお出かけしたいですね。


◎ペ天使兄
 梅の満開が過ぎ、杏が綺麗です。桜の蕾も大きくなりました。確かな春ですが、ウクライナの行方がとても気がかりです。祈るしかありません。





    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 
ウクライナコロナが語る命かな(ぺ天使兄)   桃華
 テレビでは毎日ウクライナ侵攻の話。逃げ惑う女性や子供、国外へたどり着き安堵と涙の人々。戦争の悲劇は毎日続いている。早く終わらぬかと祈るのみの私。コロナも同様!大切な命が奪われぬよう身を守ることが大切。頑張ろう!!

雪というライバルあって戦えた(瑞希)    桃華
 今年はあちこちで大雪となり、人々の暮らしは雪かき、雪下ろしと大変だったよう。わが家も今年の冬は何回も雪が降り、その都度閉じこもり生活。すぐ消える雪だから大事にならず済んでいるが、雪国の人は本当にご苦労様!!その雪国で雪がライバルなんて?ますます元気をもらわれたのでしょうか?

・味噌カツの自家製ダレを仕込む夜(さくら)   英人
 「なごやめし」、いつからこんな言葉が使われ出したのかは知らない。そしてここにあげられている食べ物が、名古屋独特のものであることを知ったのもそんなに古いことではない。しかし、知るほどに独特の食べ物であることを知る。そしてさくらさんが好物のように、私も好物である。そして全くの偶然であるが、今日の「話・話」 第3297話で「なごやめし」を取り上げた。

桃酒を飲める平和に感謝する(靖坊)    英人
 本当に靖坊さんの句通りで、お酒を飲めるというのは本当に平和なこと、、幸せなことです。ウクライナなどの紛争当事国や身近ではコロナウイルスなどで病む人など、不穏の種も尽きません。ほどほどのお酒を、感謝しながら飲んで下さい。

ただ明日を目指す騾馬で行くもよし(英人)    靖坊
 若い頃に比べると処理能力が落ちたなあと痛感することばかりです。昔は1日で10できたことが今は8しかできなくて「あれ、もう夕方なのにまだこれだけしか進んでいない」と自分の歩みの遅さに愕然とするわけです。年を取ればますます騾馬みたいになっていくのでしょうが、鈍足でも着実に進んでいければいいなと思います。

不幸ではないなら幸せかもしれず(橘)   英人
 不幸でないなら「かもしれず」ではなくそれは幸せです。良いことには自信を持ちましょう。いろいろ心配して過ごされてきたでしょうが、多分それはいつも杞憂で終わったでしょう。何事も良い方良い方に考える、これは上手な生き方だと思っています。

父母からの命に感謝春彼岸ペ天使)   英人
  先日孫が来て、私の己書を見せたら「父母があり先祖ありて自分がある」というものを持っていった。自分1人で生まれ生きているのではないと言うことを、感じていてくれるのだろか。ホッとすると共に嬉しく思った。



       投稿をお待ちしています。


    
       「川柳連れ連れ草」への投稿案内

             次の要領で川柳及び感想文を募集します。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2022年「課題」
    (1月)吹く (2月)飛ぶ (3月)命 (4月)いつも
    (5月)月 (6月)知る (7月)手 (8月)破れる
    (9月)作る (10月)笑顔 (11月)明日 
    (12月)燃える

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。

  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。


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