so241
     (せんりゅうつれづれそう)


         
第241号(R4年1月)
苔 
( こ け )  の 

        (科目)・・・科   (花言葉)母性愛、信頼、孤独、物思い、
 地表や岩の上にはいつくばるように生え、葉状または丈の低い草状に広がる。苔類、蘚類、ツノゴケ類のコケ植物や、地衣類、シダ類、種子植物のごく小形植物の総称。語源は「木毛」にあり、元々は樹の幹などに生えている小さな植物の総称だったとする説あり。苔は乾燥に強いが、高温のムレに弱い。木陰を作ってやると良い。

 収まるかに見えた新型ウイルスがまた急激に感染者を増やしている。動き始めた社会活動がまた止められていく。この2年間で学んだものは何なのか。少しずつでも成長していきたいものである。
    (★印は英人の推奨句)



課 題   「 吹 く 」

ピィピィと笹笛吹いた幼い日     瑞希
陽だまりを抜け吹く風の心地良さ   ペ天使
吹っ切れて独り深夜のコップ酒    ペ天使兄
 吹く風を楽しむ鷗ハーフチューブ   ペ天使妹
焦ってはいけない風はいつかやむ    ★橘
吹く風に夢のカケラを託す春    さくら
リコーダー久々だけど吹ける謎    くまちゃん
吹き抜けた風の行方はわからない    ★靖坊

私に向かって吹く風受けて立つ    桃華
吹けば吹け僕はどこにも隠れない    英人




  「正月太り」    靖坊

朝昼晩餅で過ごした三が日
  にわかには信じられない体重計
     ダイエット明日からやろう今日も餅
       寝正月怠惰にたるむ我が心
         ★体より心の贅肉落としたい


「年末年始 2021-22」   さくら

テーブルに中華が並ぶクリスマス
家族写真慌てて撮った年賀状
歌番組知らない曲に出会う夜
ダイヤモンド富士に希望の光受け
★駅伝の襷がつなぐ夢未来




 (随想)  「トラブル」  ペ天使兄
                  
 
 年賀状作成でトラブルが発生した。いつも宛名書きは「はがきソフト」を使い、裏は自作デザインしてプリントしている。年末、雑用が多かった上に「寅」のあるデザインが思うようにできず、構想が纏まったのは29日だった。いざ、プリントとなった時プリンターが働かない。
 「廃インク吸収パットの吸収量が限界に達しました。交換して下さい。」とのこと、急いで電気屋に連絡したら、部品の製作がすでに中止となっていた。6年半使ったプリンターであった。仕方なく、30日に新しいのを購入。大晦日の一日、百数十枚を仕上げると、ポストの収集時間は既に過ぎていたので郵便局へ持ち込んだ。遠くの人には元旦には届かなかったと思う。
 「吸収パット」だけの事で、あとは健全な機械が廃棄処分になってしまう。何ともしっくりしない。思えば、人間も一ヶ所の不具合で命を失うことも多い。仕方ないのかなあ・・・。




「 睦 月 」     橘

膾吹く性格いつも機を逃す
乗り越えるたびにこなせることが増え
すべき家事あるから考え込まずすむ
してやれること果つあとは祈るのみ
★布団さえ重いと思う日の終わり


  「 白 熱 」   くまちゃん

    ★白熱の百人一首空に舞う



「 カイロ 」    ペ天使

貼るカイロウエスト周りに二つ付け
★床の中動いたカイロたぐり寄せ
貼るカイロ貼らないカイロ使い分け
バーゲンで買い溜めをしたミニカイロ
メーカーを確かめて買う貼るカイロ


 

 
・・・英人の20句抄・・・「悶々の中で」

 年末から年始に続く寺社奉仕
  奉仕しつつウイルス退散願ってる
   感染者減少に奉仕の効果とし
       喜々としてまた予定を入れていく
       第六波来るぞ来るぞとやはり来た
       かつてない勢いで増える感染者
       いい兆し数週間で終焉へ
         再開も次々閉鎖縮小へ
          申し込み大幅に減った祈願祭
           神頼み長くなりすぎ息が切れ
            三年目社会の絆ますます切れ
         予定表増やした後にまた消して
         減ったものの半数以上出かけてる
         高齢者することあれば良しとする
         毎日の決め毎もあり生きている
   日記帳良いこと見つけ書くことに
     良いことを書いて楽しい日記帳
       本当は不満など何も無いのです
         コロナ禍の中でできること模索する
           手を合わせ世の平穏を願うのみ



 

   「新春の雪」    瑞希

   神々しい白のキャンパス描く夢
 嬉しいな親子三代雪遊び
雪合戦嫁も姑もありません
  正月に雪が嬉しい時もある
    ★雪の上人型残し孫帰る



「 冬 の 陽 」   桃華

冬陽さすカーペットでのうまいお茶
陽だまりで繕い物をして遊ぶ
切れた糸まだまだ結びステップする
大寒ややっぱり散らつく雪となる
★あきらめて止まると次が踏み出せぬ


 


・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 

◎靖坊
 新年が始まりました。コロナ禍の先行きはまだまだ見えませんが、川柳を楽しみながら不安を吹き飛ばしてやりたいと思います。


◎橘
 「川柳連れ連れ草」、20年おめでとうございます。「ちたの風」が終わった時、入園前だった下の子が、昨年社会人になりましたので、改めて時の流れを感じます。私は一時期中断もありましたが、再参加させていただいて何年になりますか、ちょっと思い出せませんが、「日々の記録として」とお誘いいただいた通り、日々の記録を積み重ねることができました。


◎さくら
 また感染者が増えてきましたが、自分達に出来る事は、この2年間変わらないので、引き続き気を付けながら生活したいと思います。




    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 
貼るカイロウエスト周りに二つ付け(ペ天使)   桃華
 
元来、カイロなんか使ったことのない私ですが、今年は渋々貼るカイロミニを購入。腰痛がよくなく、温めるのがよいと言われ、血行促進のために貼ることにした次第。下着の上に貼るせいか、あまり熱さを感じず、つけているのを忘れている。これで腰痛が治ればしめしめとほくそ笑む日々である。

雪の上人型残し孫帰る(瑞希)    桃華
 今年は本当に寒い日が多く、雪国の人の生活は大変だろうと思いやっています。そんな中、家族揃っての雪合戦、楽しかったでしょうね。いっぱい遊んで思い出作り。そしてさようならの後の雪の人型。孫が残してくれた優しさでしょう。またまた頑張りましょうね!

焦ってはいけない風はいつかやむ(橘)   英人
 止まない風はありません。焦ってもそれ程に違いません。ここはすることはしてどかっと構えていたいものです。その方が精神的にも良いでしょう。それにしてもこのコロナ風、もう治まってくれないかな?

ダイエット明日からやろう今日も餅(靖坊)   英人
 今日も餅、近年の私の1月前半は全くそんな日々です。実は丹羽郡十八講という団体で、名古屋東別院に鏡餅を奉納するのですが、それを期間が過ぎるともらってきます。かなりの量で、2人家族では何日もあります。まだ冷蔵庫にあるはずです。餅のカロリーは高い。体重計に乗ってびっくりでした。

家族写真慌てて撮った年賀状(さくら)    英人
 年賀状というのはなかなか手がつかないものです。大晦日が迫って、慌てて家族写真を撮り、年賀状に貼り付ける。そんな人も多いのではないでしょうか。親しい人からの家族写真も成長や変化が分かり楽しみなものです。

吹っ切れて独り深夜のコップ酒(ペ天使兄)  英人
 悶々とされていたのでしょうか?それも深夜になって吹っ切れ、そしてコップ酒を飲む。そんな日もあるでしょう、それでもよかった。多くの病の原因はストレスといわれ、早めに断ち切るのがベストでしょう。

日記帳良いこと見つけ書くことに(英人)   靖坊
 たとえ最悪な一日でもなにがしか良いことを見つけられれば、気持よく眠りにつけますよね。せっかく書き残すなら悪いことより良いことのほうが、後で読み返す時にも楽しいですしね。日記帳は良いことばかりで埋め尽くしたいものです。



       投稿をお待ちしています。


    
       「川柳連れ連れ草」への投稿案内

             次の要領で川柳及び感想文を募集します。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2022年「課題」
    (1月)吹く (2月)飛ぶ (3月)命 (4月)いつも
    (5月)月 (6月)知る (7月)手 (8月)破れる
    (9月)作る (10月)笑顔 (11月)明日 
    (12月)燃える

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。

  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。


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