so239
(せんりゅうつれづれそう)
第239号(R3年11月)
紫 苑 (しおん) の 章
(科目)キク科 (花言葉)追憶、追想、君を忘れない、
多年草。山間の草地に自生し、高さ1.5〜2メートル。根際に大きな葉が群生。秋、多数の淡紫色花を開く。花径は3~3.5センチメートル。。花は周囲に花弁のような薄紫色の舌状花が一重に並び、中央は黄色の筒状の花を咲かせる。漢方で根を乾かしてせき止めの薬にする。栽培もされる。
新型コロナウイルスの新規感染者が嘘のように少なくなっています。嬉しい限りです。活動が再開されます。私も予定表が埋まっていきます。でも第6波が危惧されています。慎重さはいつまでも、いつも必要でしょう。 (★印は英人の推奨句)
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課 題 「 歌 う 」
子守歌歌う時には母になる ★ペ天使
コロナ来てみんなで歌う場を奪い ペ天使兄
ご機嫌な鼻歌が出た同居人 ペ天使妹
童謡の歌える最後の世代かも 橘
叙情歌は走馬灯です過ぎた日の 瑞希
放課後に歌声響く秋の風 ★くまちゃん
歌声がこころの傷を癒す夜 さくら
歌いたくなるような空の下にいる 靖坊
晴れの日を楽しむような歌聞こえ 桃華
歌う時我を忘れる我があり 英人
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「息子のバスケ新人戦」
さくら
延期され諦めかけた新人戦
ユニフォーム手にし努力が報われる
応援は拍手と心の大声援
コートでの動き瞼に焼き付けて
★背中から自信と努力滲んでる
「 人 生 」 瑞希
幸せだ生きたいように生きる日々
紅葉見て自分の人生振り返る
居心地のよい人生のありがたさ
これからが人生だよと友が言う
★味がでる我が身も秋も深まって
(随想) 「 晩 秋 」 瑞希
晩秋を迎えました。朝晩の冷え込みに身を縮め、そして木々の彩りに癒されて日々を過ごしています。
それでも最近では、気持ちは青春ですが、体はごまかすことができなくなりつつあります。まさに人生の晩秋の入り口あたりでしょうか。いつもと違う筋肉を使うと数日間は痛みに悩まされます。先日聞いた事も忘れる事もしばしばです。自分を疑ってしまいます。
カレンダーにメモしても、そのカレンダーを確かめる事さえ忘れがちです。友に言うといずこも同じと言われると安心してしまいますが、歳はとりたくないですね。まだまだ老春?いや青春!と思ってはいるのですが・・・。
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「 霜 月 」 橘
締め切りは来週気持ちを上げていく
喧嘩するよりは無言でメシを出す
★猫抱いているから優しい言葉出る
つらい日は着てみる母のかっぽう着
トラブルは知らぬ世界を知る扉
「小牧山城初登城」
靖坊
最短のルートで天守目指す無謀
息切れの顔に吹く風ありがたい
★見下ろして思う己の小ささを
二日目は早くも足が筋肉痛
のんびりと歩いて行こう人生も
・・・英人の20句抄・・・「 ああ霜月よ 」
急激にウイルス減少活気づく |
再開に次々出かける霜月に |
出かければ新たな出会い起きるもの |
出会いがあって豊かな人生よ |
補聴器に新たな世界聞く思い |
快適になれば何にも頼る老後 |
いつしか自筆で書きたい巻頭句 |
絵心も書心も縁のない腕で |
己書の講座見つけ申し込む |
二時間の講座で会得した気分 |
我流の世界と知れば気楽です |
お世辞でも良い評価で意欲増す |
次々と描いてみたい気分持つ |
随想の主題川柳で書いてみる |
川柳も自分の世界詠うもの |
別々の世界が己書で結びつく |
新たな世界が開け気分良し |
ウイルスの新たな襲撃うろたえる |
つかの間の安心感が失せていく |
この歳で構えることは何もない |
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「 右 と 左 」 ペ天使
★事により右脳と左脳を使い分け
良い事は右脳使って聞くことに
右の手で受話器取る人左利き
一歩出す右に続けて左足
右の手を高々挙げる参観日
「綱引き」 くまちゃん
★綱引きでクラスまとまる運動会
「 家 事 」 桃華
今日もまた主婦の仕事が待ち受ける
★草を取る免疫力をもらっている
収穫の最後の柿を愛おしむ
部分月食見れたと騒ぐ老夫婦
病み上がり掃除はいつも後まわし
・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
◎靖坊
県民向けのキャンペーンを利用して一泊旅行に出掛けました。息が切れて満足に歩けず、左脚がこむら返りを起こし、翌日は筋肉痛ともう散々。我が身の運動不足を痛感しました。
◎橘
「己書」、初めて聞きました。近くの和菓子屋さんに置いてあるお坊さんの絵はがきもこれだったのかと気づきました。絵手紙より、言葉のウェイトが大きいでしょうか。日々の楽しい記録になりそうですね。
◎さくら
緊急事態が解除され、様々な事が再開され始めました。感染に注意しながらになりますが、日常に戻りつつある事が嬉しい反面、久しぶりの様々な活動に疲れやすい気もします。一年半ぶりに会った友人とも、何から話せば良いのか戸惑いもしました。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・
・紅葉見て自分の人生振り返る(瑞希) ペ天使妹
紅葉の季節になると毎年思います。人生もこうなんだ。新芽を出し、青葉を輝かせ、やがて紅、黄、茶色に染まり綺麗ね綺麗ねと皆を喜ばせ役目を終え、はらはらひらひら地に帰る。果たして皆に喜んで貰えたか、自分も喜べた一生であるか。まだ継続中ですが。
・病み上がり掃除はいつも後まわし(桃華) ペ天使妹
療養中でも色々気がかりで主婦は何もかも忘れて、という訳にはいきません。完全快癒はまだなのに家事が待っています。家事に優先順位をつければ、やはり掃除が後ですね。部屋が汚れてても死なないの、祖母の言葉が浮かんできます。
・子守歌歌う時には母になる(ペ天使) 桃華
昔むかしはよく歌ったけど、今は全く必要ナシ。孫も大きくなり、まわりに幼児はいない、寂しいけれど。子守歌は懐かしい。どんな時もやさしい顔になる母であったことが思い出される。
・幸せだ生きたいように生きる日々(瑞希) 桃華
分かります!!70過ぎた今、何の束縛もなくのんびりと生きたいように生きています。適当に掃除、洗濯、片付けが済めばあとは自由。何かせねばならないことも少なく、新聞を読んだり、テレビを見たり・・・。こんな時間が気に入っています。ただ体力は減退し、健康維持が目下の課題!がんばろーう!!
・背中から自信と努力滲んでる(さくら) 英人
息子を見る母親の優しい目でしょうか?日頃の行動を知っています。ユニフォームの汗をその結果とみる。良い親子、いい時代です。母親はいつまでもこの目を失いません。
・トラブルは知らぬ世界を知る扉(橘) 英人
何事も触れてみて初めて本当のことが分かる。特にトラブルは、表向きには分からない裏事情まで分かる。知らぬ世界を知る扉とは、前向きな姿でしょう。本当のことを知って、やさしくもなるし、知恵もつく。
・見下ろして思う己の小ささを(靖坊) 英人
山頂から街を見下ろす。気持ちの良い時間ですが、またあの街に多くの人が動きめいていることを知る。自分もその一人である。小さな自分であることを知る。もっと大らかに生きよう。ゆっくり行こう。
・事により右脳と左脳を使い分け(ペ天使) 英人
右脳と左脳は感情的や論理的とか、その働きが違うという。それを上手に使い分けることは、上手な生き方と言えよう。なかなか難しいことではあるが、そのことを知って行動すれば、より賢い行動となろう。これからこそ必要な知恵かも知れない。
・歌う時我を忘れる我があり(英人) 靖坊
昔、クラリネットに熱中した時期があったのですが、吹いている間は嫌なことも気掛かりなことも忘れて延々と楽しめるんですよね。僧侶は念仏を唱えることで無我の境地に至るそうですが、それに似ているのかもしれません。
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投稿をお待ちしています。
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「川柳連れ連れ草」への投稿案内
次の要領で川柳及び感想文を募集します。
1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
ください。課題の題は2)の通りです。
2)2021年「課題」
(1月)星 (2月)雨 (3月)優しい (4月)いつも
(5月)声 (6月)聞く (7月)さみしい
(8月)ぬれる (9月)胸 (10月)ひそか
(11月)歌う (12月)歩く
3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
(150字以内)も募集いたします。
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
います。感想文もその句のページに随時掲載します。
掲載方法は一任してください。
5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。
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