so235
(せんりゅうつれづれそう)
第235号(R3年7月)
茗 荷 (みょうが) の 章
(科目)ショウガ科 (花言葉)忍耐、報われない努力、 高さ40~100cmの多年草。細い円柱状の地下茎をもち、地下茎には多くの節があって地中を横に走る。花序には赤緑色の苞が密につき、その間から次々に花が咲く。花は径5cmで淡い黄色で、1日でしぼむ。香味野菜として日本では古くから親しまれているが、食用に栽培しているのは日本だけで、日本でしか食べれない野菜のひとつ。 コロナ禍が収まらぬ中、東京オリンピックが始まる。未だ賛否両論、様々な意見が飛びかう。関係者の右往左往も伝わってくる。人間の生き様を見せつけられているようだ。期待弾むオリンピックのはずなのに、何かもの悲しさを感じるのは私だけだろうか。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 さみしい 」 さみしさが募る白紙のカレンダー |
「 い つ も 」 ペ天使
★おしゃれしていつもと違う髪型で
外出でいつもの番組見逃した
来客にいつもの緑茶喜ばれ
雨降るぞいつも待たせる友が待つ
母の日でいつものケーキ売れ切れだ
「ゴールデンリトリバー」
ペ天使妹
逢いたいな友の愛犬リトリバー
訪ねればまず愛犬のお出迎え
寄り添ってなでなでねだる目の仕草
なでなでがまだ足りないと手で合図
★逢いたくて時折名前を呼んでみる
「テスト終え」 くまちゃん
★テスト終えようやく夏がやって来る
(随想) 「逃げていく」 桃華
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「アルバム断捨離」 瑞希
私にもあったこんなに可愛い日
★青春の私もいいが今も良い
この写真未練はあるがすでに過去
雨だからなぜか踏ん切る事出来た
アルバムは捨てる勇気がまず大事
「降ったり止んだり」 靖坊
まだ雲が広がっている雨あがり
薄日差すまで雨傘は畳まない
気休めの小止みはこれで何度目か
首都圏の緊急事態は四回目
★人の世の傘はまだまだ畳めない
「 文 月 」 橘
優しくはなれない受けた半分も
最新の物こそ早く古くなる
「感動」と「元気」に押し流されていく
★幸せになってと別れてみたいもの
ワクチンを済ませた顔の晴れやかさ
・・・英人の20句抄・・・「ラジオ体操」
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「夏が来た2021」
梅雨明けて今年の夏が動き出す
太陽が全力出して照らす街
カラカラとシャツから音が聴こえそう
冷感のマスク最初がヒヤリだけ
★人間は猛暑仕様に変われない
「 夏の子 」 桃華
★夏生まれ日焼け気にせず畑仕事
夏の風ときどきやさしく問いかける
夏が来て年齢プラスされる日が
夏の雲見送る先に父母の墓
夏の子は元気のはずが時々雨
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・ みぞおちに寂しさ沁みた離郷の日(ペ天使兄) 桃華 故郷はいつ訪れてもやさしく出迎えてくれる。わいわいガヤガヤ童心に帰れる 唯一の場所である。楽しい時間が多ければ多いほど去るときはズシーンと寂しさ がこみ上げてくる。でも故郷はいつ来てもいいところ、できるだけ訪れたい。 ・テスト終えようやく夏がやって来る(くまちゃん) 桃華 困難を乗り越えた先にある喜びを全身で表している。みんなみんな頑張って いるんだね。暑い夏を元気に乗り越えてください。 ・さみしさを味わいたくて酒を飲む(靖坊) 英人 酒を飲む理由はいろいろある。好きだから、気持ちよくなりたいから、現実から 逃げたいから・・・。さみしさを味わいたいとなると、もう人生の深淵ではなかろ うか。じっくり人生を味わってください。 ・青春の私もいいが今も良い(瑞希) 英人 このように言い切れる人生はなんと素晴らしいことであろう。それはいろいろ な出会いや出来事があり、それをいつも精一杯尽くしてきたからであろう。悔いを 残さないように努力したからであろう。その姿勢をどこまでも貫いてください。 ・最新の物こそ早く古くなる(橘) 英人 最近のものは次から次へと新しものに置き換わっていく。そして捨てられていく。 それにひきかえ、今まで残ってきた古いものは残されていく。いろいろな場合が あろうが、機械作りと手作りの違いであろうか。魂のあるかないかの違いかも 知れない。 ・夏休みのラジオ体操ある地域(英人) 靖坊 夏休みのラジオ体操、懐かしいですね。小学生のころから出不精だったので三日 に一日程度しか顔を出しませんでした。社会人になってからは体操する機会もなく なり今ではほとんど覚えていません。久しぶりにラジオの前で体を動かしてみ かな。 ・人間は猛暑仕様に変われない(さくら) 英人 人間の適応力にも限度がある。最近の気候はその限度を超えてきている。その 時々に応じて仕様ができればなんと楽なことだろう。面白い発想だが、変われない のが残念である。 ・逢いたくて時折名前を呼んでみる(ペ天使妹) 英人 誰の名前を呼ぶのでしょう?。初恋の人、思い出の人、憧れの人、人生振り返 ればいろいろな出会いがあったものだ。それが豊かさと言ってもいいだろう。悔い もあったろうが、それを乗り越えて今がある。 ・おしゃれしていつもと違う髪型で(ペ天使) 英人 おしゃれして・・・髪型もそれに似合う型に変えてみる。気分一新だ。そして町に 出る。好奇心は満々だ。何でも覗いてみよう。思わぬ発見があるものだ。これか らもその気持ちでいこう。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2021年「課題」 (1月)星 (2月)雨 (3月)優しい (4月)いつも (5月)声 (6月)聞く (7月)さみしい (8月)ぬれる (9月)胸 (10月)ひそか (11月)歌う (12月)歩く 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |