so230
(せんりゅうつれづれそう)
第230号(R3年2月)
金 豆 (きんず) の 章
(科目)ミカン科 (花言葉)円満な関係、明るい愛、 常緑低木できんかん の矮小品種。1m程にしか成長せず、茎には鋭い棘がある。 初夏に小さな白い五弁花を咲かせ、夏~冬に1cm程の小さな橙色の実をつける。 果実には果肉が殆ど無く食用とならない。 用途はミニ盆栽や正月用の飾りなど。金色の果実が豆のように小さいことからこの名がある。 コロナの新規感染者は減りつつあり、ワクチン注射も始まった。福寿草も咲き、木々の芽生えも感じます。冬が過ぎれば春です。春は近づいています。本格的に活動できるまで、もう少しの間の辛抱でしょう。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 雨 」 亡き父の長靴今もある実家 |
「 如 月 」 野のはな
少しだけ進み始めた日々の事
立ち止まりたくない止まるのが怖い
散歩するご褒美そこに梅の花
辛抱の先に必ずいいことが
★冬物をしまうと首が薄ら寒
「 如 月 」 橘
ハンドルの冷たさ今日は月曜日
★コロナ禍を口実にして会わずすむ
失敗を糧にす力のあるうちに
楽してはダメだと思って生きてきた
覚悟なきままでも生きていかなくちゃ
(随想1) 「 大 騒 ぎ 」 橘
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「備えあれば憂いなし」
さくら
長い揺れ遠くの故郷心配し
家族みな揃う夜中でホッとして
コロナ禍が幸いなのか備蓄あり
動じない強い心を養って
★備えして笑顔絶やさず進む春
「悲哀の立春」
★ぽかぽかと春を含んだ人だった
亡き人が微笑んでるよな月がでる
春が来るいつもと違う立春が
助け舟いつでも出してくれた人
初七日に清めるように春の雪
(随想2) 「氷と春」 瑞希
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「二月のチョコ売り場」 靖坊
ういろうも酒もうどんもチョコ仕様
高級品よりも駄菓子に気を引かれ
自分用なのに無料のラッピング
★年ごとに苦味ばかりが増えていく
これまでもこれからもずっと自分チョコ
・・・英人の20句抄・・・「手の役目」
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「 愛 車 」 ペ天使
ガソリンを満タンにして遠出する
★すれ違う友へ合図のクラクション
孫を乗せ走る本屋とレストラン
この車相性も良し男前
彼(愛車)だけはいつもいつまでも思うまま
「ヘッドホン」 くまちゃん
★ヘッドホン音の世界に入りこむ
「 春 」 桃華
春さがし遊歩道を歩いてる
★春日和あせる心と動かぬ手
けが一つ春の匂いが消えている
久しぶりこんな笑顔に出会うとは
遊歩道自由な春を待っている
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・亡き父の長靴今もある実家(橘) 桃華 実家があると言うことは心強いものです。実は私の実家は売却先が見つかり、 もうまもなく取り壊します。先日妹が実家の前で写真を撮り、送信してきました。無く なるのはやはり淋しい、と言っていました。私も思い出を心に刻み、写真を撮って こようと思っています。 ・備えして笑顔絶やさず進む春(さくら) 桃華 「災害は忘れた頃にやってくる」と言われるが、東北の地震にはびっくりしました。 忘れる間もなく、同じ地域に2度までも大きな地震で、皆さんのことを思うと胸が 痛みます。しかし、備えが十分になされていたのか、亡くなられた方もなく、ホッと した次第です。昨年から辛いことばかりが続きますが、春はきっと来るという、この 句から元気をもらいました。 ・ぽかぽかと春を含んだ人だった(瑞希) 英人 このように温かい人を亡くされたのでしょうか。そうであれば、悲しさは大きいもの でしょう。しかし、我々ももう十分に高齢者です。生きとし生けるものは必ず死を迎 えます。その人に感謝しながら、毎日を大切に生きることでしょうか。 ・年ごとに苦味ばかりが増えていく(靖坊) 英人 あれができなくなった、ここが痛い、年取ればこれが現実でしょう。若いときのよ うには何事も行きません。年ごとに苦みは増すばかりです。でもそれを嘆いてもどう にもなりません。ここは、それを当然と受け入れ、楽観しながら過ごすことでしょうか。 ・傘持って学童が行く雨らしい(ペ天使) 英人 巣ごもりが続いています。家の中から外を眺めて、いろいろ想像を巡らします。 学童が傘を持って行けば、どうも雨になるらしい、と想像する。まもなく花を持った 人も見られるでしょう。そんな頃になったら、是非堂々と外を歩き回りたいものです。 もう少しの辛抱で願いたいものです ・雨眺め晴れた日のこと考える(英人) 靖坊 実行前にあれこれ考えるのは本当に楽しいですよね。旅行の予定を立てている時 とか、ゲームの説明書を読んでいる時とか、告白の仕方を考えている時とか。空想 の中ではほぼ自分の思い通りになるから楽しいのでしょうね。現実は「こんなはず では!」ってなることが多いですから。 ・散歩するご褒美そこに梅の花(野のはな) 英人 まもなく春、そして散歩日和になる。そして、いろいろな楽しみが出てくる。いろい ろな花が見られるのもその一つでしょう。野草に、新緑に、又人との出会いに。 散歩は心身の健康法の一つ。大いに出かけ楽しみましょう。 ・雨宿りしたいけれども軒がない(ペ天使兄) 英人 長い人生にはいろいろあったでしょう。楽しいときもあれば、助けが欲しいときに 助けが無いこともあったでしょう。でもいろいろあって今がある。若い人はまだしも、 私のように後期高齢者になれば、ただ感謝です。 ・雨が降る目を閉じ聞けば春の音(瑞希) ペ天使兄 春はまだまだと思えるような寒い日でも、雨にふと春の訪れを感じることがありま す。瑞希さんは春の「音」と表現されました。私は「香り」と言いましょうか。なぜかを 説明できないけれど、春を願望しているからでしょうか。体内時計の仕業なのでしょ うか。秋口にも、ふと秋の訪れを感じることがあります。朝、ドアを開けた瞬間に多 いようです。が、冬のはじめ、夏のはじめにはそのような感覚がありません。 なぜでしょう。 ・ (随想1)「 大 騒 ぎ 」 (橘) ぺ天使妹 「大騒ぎ」が「大笑い」に終わって本当に良かったです !!ドキドキハラハラしながら 心配性の自分の事のようで読み終えた時には肩の力が抜けたのを感じました。 コロナ禍には翻弄させられますね。でも屈してはいけないと言い聞かせて日々を 過ごしましょう。 ・自分用なのに無料のラッピング(靖坊) ペ天使妹 分かります!? 見栄を張るわけではなく、ラッピングを外すときのワクワク感を 味わいたくて、私もお願いする事があります。少し申し訳なさを感じつつ綺麗な包装 を楽しんでいます。 ・ウイルスを流す恵みの雨であれ(ペ天使妹) 靖坊 ウイルスは湿気に弱いみたいですね。湿度が上がると飛沫の飛散距離が短くなり 感染力が低下するとか。ワクチン接種も始まったことですし、湿度が上がる梅雨の 季節には新規感染者も減って普段に近い生活ができればいいなあと思います。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2021年「課題」 (1月)星 (2月)雨 (3月)優しい (4月)いつも (5月)声 (6月)聞く (7月)さみしい (8月)ぬれる (9月)胸 (10月)ひそか (11月)歌う (12月)歩く 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |