so229
(せんりゅうつれづれそう)
第229号(R3年1月)
八 朔 (はっさく) の 章
(科目)ミカン科 (花言葉)美しい、優しい、 1860年頃(江戸時代)に広島県因島市の恵日山浄土寺の境内で偶然発見された柑橘類。名前の由来である八朔(旧暦8月1日)の頃はまだ果実が小さく食用には適さず、1月中旬から4月下旬が食べごろ。少なめの果樹と肉厚のある食感が特徴、程良い甘さと酸味が爽やかな果物。 何十年と実がならなかった八朔が、数年前から突然成るようになった。今年も20個くらい付けた。植物の不思議であるが、他にもこのようなことはあろう。人間も例外ではない。突然芽生える人もある。大器晩成という言葉もある。人間死ぬまで諦めてはならない。コロナ下の今だからより思う。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 星 」 捨てたのは星のきれいな夜だった |
「 お年玉 」 ペ天使
仏前に預けた子からのお年玉
★子等からのお年玉は使えない
昨年のお年玉も封切らず
ポチ袋柄は今年の夫婦うし
貰ってもあげても嬉しお年玉
「2021年 お正月」 さくら
★初詣密避けながら密になる
お参りでコロナ収束皆願う
おめでとう沢山言える年になれ
お重箱人気いちばん栗きんとん
いつもより写真少ない年賀状
(随想1) 「楽しみなテイクアウト」 さくら
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「 元 日 」 靖坊
堂々と朝から酒を飲んでいる
特別な日に特別なことはせず
食べて寝てゴロゴロしているうちに夜
★寝ていても動き始めている今年
あと何度元日を迎えられるのか
「初春と孫」
初春の雪を持ち上げ福寿草
無垢の雪正月の朝輝いて
★持ち歩く自慢の孫の写真です
孫たちに勝つもの何も失くなって
理由なし孫可愛さはいつの世も
(随想2) 「 大 寒 波 」 瑞希
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「休み明け」 くまちゃん
★冬休み明けのテストに気がめいる
「 睦 月 」 野のはな
天からの贈り物かな雪景色
この年も厳しい年になる予感
ささやかな笑顔無くさぬようにする
スマートフォンの中でいいから話そうね
★一人だけ歩く散歩という自由
・・・英人の句抄・・・「2021年課題」
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「 睦 月 」 橘
真っ先に読むのはコロナでないニュース
★今日がピーク明日がピークと言い切れず
疫病の星を流星群かすめ
年明けはそれでも笑顔でおめでとう
正月はハッピーエンドを観て寝よう
「巣ごもり」 桃華
巣ごもりの一日うまい茶を飲んで
巣ごもりを抜け出す散歩の犬に会い
★逆らわぬ水の流れを見つめてる
誇らしげに寒さ振り切る寒椿
ゆず風呂にやすらぎもらい日々過ごし
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・瞬いた星を君だと決めている(ペ天使) 桃華 大切な人が亡くなると星になって輝いている、と子供頃よく言われたものです。不思 議と大人になっても信じていたい気持ちです。どれがその星なのか分からないけれど、 父や母や弟はその中に存在するのだと、つい天を仰いでしまいます。 ・天からの贈り物かな雪景色(野のはな) 桃華 12月半ば、起きたら一面の雪景色。わあっと感動し、早速スマホで撮影。妹たちに 送信しました。雪は天からの贈り物といえるのは、雪の降らない地に住む私たちの おごりかな?雪国の人の苦労を目のあたりにすると、申し訳なさでいっぱいになりま す。 ・あと何度元日を迎えられるのか(靖坊) ペ天使兄 奇しくも同じ心境かと思いますが、今年の元旦に「ありがたやあと幾度のお元日」と 作句しました。加齢を気にしないようにしようと思いつつも、ついこんな句が浮かんで きます。 ・初春の雪を持ち上げ福寿草(瑞希) ペ天使妹 冬の間も土の下では休むことなく芽出し準備が弛まなく行われているのですよね。 重い土を冷たい雪を押し上げて光を浴びた福寿草は黄色と云うより金色に近い。 花名にふさわしく目出度い色ですね。 ・忘られぬアマゾンに降る星の砂(ペ天使兄) 靖坊 出不精であまり旅行をしない私。忘れられないほど印象に残っている星空は何かと 問われれば、小学生の頃に見たプラネタリウムという答えしか浮かびません。宇宙 空間を漂いながら全方位に広がる星空を眺めればさぞかし楽しいだろうなあと空想 しています。 ・お参りでコロナ収束皆願う(さくら) 英人 これはもう今年の初詣は誰もがそうだったのでしょう。このコロナの収束がみえない と全く落ち着かないし、始まらない。すべてが縮小したままです。皆が願ったのです から、もう少しの辛抱と言いたいものです。 ・冬休み明けのテストに気がめいる 楽しかった冬休みのあとのテスト、気が重いですね。楽しいことと気の重いことが 交互して、成長をしていくものです。気がめいる後にはきっといいことがあります。 明るく過ごしましょう。 ・真っ先に読むのはコロナでないニュース(橘) 英人 これだけ毎日コロナの数字の羅列ですと、その他の記事を探す気持ちは私も同じ です。私たちにできることは、3密を避けることと、マスクうがいくらいです。まずは 明るいニュースを読みたいものです。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2021年「課題」 (1月)星 (2月)雨 (3月)優しい (4月)いつも (5月)声 (6月)聞く (7月)さみしい (8月)ぬれる (9月)胸 (10月)ひそか (11月)歌う (12月)歩く 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |