so224
(せんりゅうつれづれそう)
第224号(R2年8月)
庭 藤 (にわふじ) の 章
(科目)マメ科 (花言葉)恋に酔う、しなやかな体、歓迎、陶酔、 落葉小低木。川岸などに生え、高さ30~60センチ。葉は狭卵形の小葉からなる羽状複葉。フジと違い蔓を伸ばさない。夏、紅色か白色の花を総状につける。庭園によく植えられる。別名いわふじ。 今年は新型コロナの話を抜きに日々も語れません。いろいろな活動が止まり、止められています。それがまだ続きそうです。そして体力も意欲も低下気味。でも止まない雨はない。体力意欲の維持に努め、止んだあとの楽しみを考えながら、少しでも気持ちを明るく持ちたいものです。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 君 」 君の星孫と探した盆の夜 瑞希 君のため今日も台所に籠る 野のはな 君達に会うたび優しい母演じ ★ペ天使 君逝きぬ遺作の碗で茶を点てる ペ天使兄 たくさんの君が居るから我があり ペ天使妹 永遠に君の笑顔は胸の中 君の名を聞かなきゃ他人だったのに 「君の名は」いつか行きたい岐阜のまち あの日から君の便りは絶えたまま 君座るとなりの席にいる私 桃華 |
「 水 」 ペ天使
一杯の水を今夜も枕元
水浴びて身震いしている三歳児
一日に二リットルの水飲む健康
モーニングまず水が出てオーダーを
★濃い味の料理のあとの水旨し
「 葉 月 」 橘
★楽しみがどんどん消えていく暦
私は私コロナの前と後
次々と迫る前例なき危険
大雨の夜は優しい本を手に
親として何もしないのが正解
(随想1) 「 君 」 橘
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「猛暑の日々に」
危険です猛暑にコロナ古希過ぎは
猛暑でもグランドゴルフ歳忘れ
★高らかにコロナ負けるなセミが鳴く
日が落ちて今日も歩く感謝込め
昨年は旅の楽しみあったのに
「2020年の夏」
長い梅雨明けて猛暑の夏便り
そういえばオリンピックの夏でした
長丁場そなえて料理ちから入れ
★自粛する日々も人生すすんでる
来年はのんびりしたい故郷で
(随想2) 「自分の手で」 さくら
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「 八 月 」 野のはな
何という暑さこの世と思えない
計画の立たない夏の味気無さ
信念をもとう平和を守るため
何もかも無くなってから75年
★無くしたくないこの人もあの人も
「力こぶ」 くまちゃん
★力こぶ体力作りのたまものだ
・・・英人の20句抄・・・「散歩とウォーク」
*「散歩」は気分転換を、ウォークは健康維持 増進を主とするものと使い分けています。 |
「夏空ビール」 靖坊
やっと来た灼熱の夏迎え撃つ
一杯が待っているから頑張れる
暑いほどうまいビールの一口目
飲むたびに喉が歓声あげている
★夏ならば噴き出す汗を楽しもう
「 暑 い 夏 」 桃華
暑い夏ときどき騒ぐ虫の声
★花飾る暑さに負けぬ君たちへ
シャボン玉猛暑気にせず飛んでいる
出かけたい心が猛暑で躊躇する
明日も晴れいつも忘れるパスワード
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・楽しみがどんどん消えていく暦(橘) 桃華 コロナ禍のせいで、一時は予定はすべて消え、淋しいカレンダーになりました。 が、5月末の緊急事態宣言解除により、少し予定ができてきました。しかしこの後、 愛知県内ではコロナ感染者が急増。わが市も増え続け、病院と買い物以外外出を 自粛、そして猛暑が加わり1日中、クーラーの中。つまらない日々となりました。そろ そろ何とかしたいけれど、何ともならぬ意気地ナシとなりました。あ~あ!?。 ・猛暑でもグランドゴルフ歳忘れ(瑞希) 桃華 お元気ですねエ! わが夫も体力減少を防ぐため、週に2~3回、1万5~6千歩 のウォークをしています。この暑いのにごくろうさんと私はクーラーの中。出かける気 にもなりません。そのつけはまともに来て、腰痛悪化とリハビリ通いとなりました。 困ったものです。 ・君達に会うたび優しい母演じ(ペ天使) 英人 「母演じ」とは句としては面白いですが、本当に演じでしょうか。ホンネでしょう。 そして「優しい婆演じ」は、と言わないですか?ここは素直にそのままですか?。 ・自粛する日々も人生すすんでる(さくら) 英人 そうですね、時は待ってくれません。何をしていようと、何もしていなくても時は過ぎ ていきます。この自粛は、もう余命いくらもない高齢者には特にきついですね。自粛 の間に体力知力衰えていく。しかし、私はこうは言いません!知力体力ますます旺 盛です。(もちろんやせ我慢です!) ・夏ならば噴き出す汗を楽しもう(靖坊) 英人 夏ならば汗が噴き出て、それが自然です。嘆くことではなく、楽しむことでしょう。 と言っても今年の夏は異常な暑さでしたね。自粛と重なって、クーラーの中が非常に 多かった。これは不自然ですね。自然で行きたいものです。 ・計画の立たない夏の味気無さ(野のはな) 英人 毎日過ごしていくのですから、ある程度何かをしながら生活していくのでしょうが、 この夏ほど、予定表が真っ白だったのは、多くの人にとって初めてのことではなかっ たでしょうか。この予定表を見たときの味気なさ、暗澹としましたね。これも一つの 体験だったでしょう。予定表の埋まるありがたさを知りました。 ・君逝きぬ遺作の碗で茶を点てる(ペ天使兄) 英人 友人の遺作の碗でお茶を飲む、感慨深いものがあったでしょう。そういうものを 残してくれた友人はいつまでも心に残るでしょう。そして、近しき人が亡くなるという 現実、我が身を考えます。毎日を大切にしたいものです。 ・自宅から四方八方気の向くまま(英人) 靖坊 外出する時は自転車を使ってしまうので「散歩」という行為とはほとんど無縁の人 生でした。たまにはのんびりと歩いてみるのもよいかもしれませんね。車上からでは 気づかなかった風景や感動にたくさん出会えるような気がします。2時間はとても 無理なのでまずは20分程度から。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2020年「課題」 (1月)誰 (2月)言う (3月)互い (4月)誓う (5月)忘れる (6月)夢 (7月)一筋 (8月)君 (9月)苦しむ (10月)別れ (11月)待つ (12月)命 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |