so223
(せんりゅうつれづれそう)
第223号(R2年7月)
百合水仙(ゆりすいせん)の章
(科目)ヒガンバナ(ユリ)科 (花言葉)持続、未来への憧れ、 ブラジル原産で、切り花や花壇用に栽培される。高さ50~100cmの秋植えの球根草。6月に、80cmほどに伸びた花茎の先端に8~10個の花を散形状につける。花は長さ3cmほどの漏斗形で暗赤色、淡桃、黄、白など、豊富な色彩をもつ。別名アルストロメリア。 新型コロナウイルスも少し自粛が緩められたと思ったら、また感染拡大の様相である。長引けば若い人も大変だが、私は高齢者を心配する。高齢者の衰え早い。自粛生活の中でも、積極的な心身の活動を怠ってはならない。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 一筋 」 団塊の仕事一筋燃え尽きる 野のはな 一筋に歩いていれば迷わない 一筋を二人で歩みとも白髪 ペ天使兄 一筋に思い貫きゴールイン ペ天使妹 一筋の涙の中に籠る愛 瑞希 一筋の涙が乾く一分後 桃華 一筋が別れ別れて迷う道 英人 |
「 クラス 」 くまちゃん
★通う度にぎやかになる我がクラス
「今の中学生って」 さくら
モーニングコールはスマホの着信音
挨拶は学校ですればいいじゃない
身だしなみ気にする息子にホッとする
帰ってもグループLINEで繋がって
★一日中縛られ疲れない不思議
(随想1) 「 日々雑感 」 さくら
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「 夏休み 」 野のはな
雨空の少し明けたか夏はすぐ
計画が立たぬ雨雨雨マーク
★マスクして見えない敵に立ち向かう
孫の襲来 語彙力に驚いた
でれでれのじーじばーばになっている
「 文 月 」 橘
その意気だその意気私もそばにいる
★この悩み消えたら優しくなれるはず
うずくまり泣いていたいがとぼとぼと
案外と居心地よかった自粛期間
期間緩みサイフも緩くなる
(随想2) 「 詐 欺 」 橘
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「老いを知る」
同い年もみじマークのステッカー
今日もまたお悔やみ欄に同い年
あちこちが痛いと友が嘆きます
他人事思ってきたが我が身にも
★老いの夢いろいろあるがまず元気
「 長 雨 」 靖坊
★雨音で眠り雨音で目覚める
天気予報並ぶ傘マークにしょんぼり
見上げても分厚い雨雲立ち去らず
堂々と雨中を歩く野良の猫
夏空を思いつつ梅雨明けを待つ
・・・英人の20句抄・・・「続コロナ」
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「 わが庭 」 ペ天使
咲きたいと太陽を待つアサガオよ
★小鳥呼ぶ優しさがありハナミズキ
新緑の枝がとなりへ進入し
踏まれても凛としている庭の苔
モクセイはわがもの顔で太り気味
「 梅 雨 」 桃華
梅雨晴れ間散策しようマスクつけ
華やいだ気分が雷雨に打ち消され
長い梅雨会えない友が気にかかり
高齢者そろそろ意識する時期に
★雨晴れ間窓を全開心全開
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・同い年もみじマークのステッカー(瑞希) 桃華 もみじマークは年寄りだと象徴しているようでずっと付けていないでいたが、先日 高齢者講習が来てしまい、仕方なく付けた。運転はうまい方ではないので、付けて いた方が安全なのだが、気だけ若い私は高齢者と意識するのがいやなのだ。でも 最近、身体は正直だと思うことが多くなり、年には勝てないと自覚。堂々とステッカー を付けている。 ・踏まれても凛としている庭の苔(ペ天使) 桃華 雨が長く降り続き苔は絶好調!! 手入れが行き届いた苔は美しく、見甲斐があるが、 自然生えの苔は少々見苦しい。わが庭にも苔があちこちに出始め、通り道まで占領 する。ゼニゴケも混ざり、処理したいが思うようにいかない。凛としている苔の強い生 き方をまず鑑賞するとしようかな。 ・雨音で眠り雨音で目覚める(靖坊) 英人 雨音といっても眠りに入りやすい雨音もあれば、起こされてしまう雨音もある。快い 雨音もあれば、うるさく思う雨音もある。同じ雨音でも受け止め方にもよる。上手に 受け止めたいものだが、ままならぬのが世の常でもある。 ・マスクして見えない敵に立ち向かう(野のはな) 英人 まさに今日的な句ですね。コロナ禍は、一時収束に見えたがまた拡大の域です。見 えない敵だけに難儀です。ここは心身の体調維持に努め、静かに収まる時を待つの でしょうか。私は家の周りの散歩に明け暮れ、体年齢は若返っています。 ・成り行きに任せ気持ち静穏に(英人) 靖坊 結局のところこれが一番幸福な生き方なのでしょうね。世の中にはコロナに限らず 交通事故、災害、脳や心臓の疾患など突然人生を終了させる危険因子がゴロゴロ 転がっています。それらを気にして毎日ビクビク過ごしていても仕方ありませんから ね。良寛和尚の「死ぬる時節には死ぬがよく候」の精神で生きていきたいものです。 ・一筋を二人で歩みとも白髪(ペ天使兄) 英人 同じ道を二人で歩んで、共に白髪というのは、何と息のあった夫婦でしょう。これ ぞ夫婦の極みというのではないでしょうか。結婚して良かった、夫婦となって良かっ た、こんな思いで終えられれば、人生も最高と言えるでしょう。 ・モーニングコールはスマホの着信音(さくら) 英人 モーニングコールが目覚まし時計であったのは、もう過去のことになろうとしている のだろうか。私もスマホを使い始めたときからスマホに変わった。そして、スマートウ オッチを使っている今はスマートウオッチである。これを進化というのだろうか? ・コツコツと今の私にできること(橘) 英人 今できることをコツコツとする。この姿勢はいいですね。と言うよりこれがすべての 原点かも知れませんね。できそうもないことを無理に挑んでも、またことを一挙に成 すことを望んでもそれは無理というものでしょう。急がば回れ、コツコツ継続が至上で はないでしょうか。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2020年「課題」 (1月)誰 (2月)言う (3月)互い (4月)誓う (5月)忘れる (6月)夢 (7月)一筋 (8月)君 (9月)苦しむ (10月)別れ (11月)待つ (12月)命 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |