so212
(せんりゅうつれづれそう)
第212号(R1年8月)
冬 珊 瑚 (ふゆさんご) の 章
(科目)ナス科 (花言葉)神秘的、あどけない、愛情、あなたを信じる、 ブラジル原産の草丈30~40cmの常緑低木。夏、花径1.5センチほどのナスに似た白花を咲か せ、秋から冬(10~12月)にかけて、プチトマトより小さめの可愛い実を鈴なりに付ける。初めは 黄緑の丸い実がオレンジや赤へと変化していく。美しい実は観賞用として人気があり、実は落 下しにくいので翌春まで楽しませてくれる。しかし、毒があるので食べられないが、鳥は食べる。 さくらさんの「お茶俳句大賞」の応募にはびっくりしました。また野のはなさんは 歌会始に応募されています。これは川柳連れ連れ草で書き慣れていることが、 この挑戦を容易にしているとみたい。書くことに慣れていることは大きな優位性 があります。これに好奇心を併せ持てば、いろいろな人生が楽しめるでしょう。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 茂 る 」 茂る木に巻き付く今朝のアサガオに ぺ天使 天炎上夏草繁茂蝉時雨 ぺ天使兄 老いの身に夏草パワー羨まし ペ天使妹 茂ってる心の中のもやもやが 瑞希 武将とも志士とも遊ぶ本の森 茂みから私見ている地蔵尊 桃華 茂みに入らぬと本音分からない 英人 |
「 盛 夏 」
爆竹を高らかに賑やかに送る
集まれば命のバトン感じおり
精霊のお乗りになって帰る舟
★戦争を知らないことを言い訳に
ばぁばぁになってこの子に託すもの
「 なが〜い夏休み」 さくら
梅雨纏う空が着替えて夏が来る
カキ氷食べる気合いがはいる朝
★フラフラと蚊もわたしも夏バテか
休みでも休まないでね勉強は
感想文難しそうな本を読む
(随想1) 「お茶俳句大賞」 さくら
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「猛暑日」 瑞希
暑すぎて怠けています風鈴も
涼しげは田んぼの稲の緑だけ
外暑くススキの揺れで風を知る
野道さえ夜の涼しさ戻らない
★この夏は化粧したけど無駄でした
★応援に行ってみたいな甲子園
(随想2) 「花の名前」 英人
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「孫の夏休み」 ペ天使
かき氷イチゴにレモン悩む孫
Tシャツを脱げば白焼けくっきりと
連日のプールで水着乾かない
コイン果て友のゲームを応援す
★逢うたびに宿題できたか皆が問う
「バーベキュー我慢大会」
靖坊
猛暑日に炭火おこして肉を焼く
エアコンも扇風機もなしうちわだけ
熱い茶と辛いソースで滝の汗
暑い熱い我慢の限界そろそろか
★辛抱の後の冷風心地好し
・・・英人の20句抄・・・「パソコン始末記」
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「 葉 月 」 橘
★猫なりに考えている昼寝場所
子の巣立つ日はこんなにも早く来る
発つ準備忙し子は私見ないまま
顔合わす安心娘を頼みます
「危ねえ」と子ら私から逃げていく
「 遠い夏 」 桃華
★遠花火会いたい人が数多く
花火する父母も一緒に夕涼みを
父母はいた花火の色が変わっても
縁台で西瓜を食べる父母もいて
なつかしいあの日は来ない遠花火
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・精霊のお乗りになって帰る舟(野のはな) 桃華 お盆の風物詩の精霊流し。毎年報道される。私もそれを見て胸がキュンとなる。 亡くなられた人の魂があの世に帰って行く。どんな気持ちで帰られるのかと想像す ると胸が痛い。父母弟、あの世で仲良く暮らしているのかなあ。 ・エアコンも扇風機もなしうちわだけ(靖坊) 桃華 今夏の異常気象は我が家の生活を変えた。エアコンの嫌いな私。例年は扇風機 のみで過ごしていたが、今年はほとんどエアコンの中。高齢者の熱中症報道が私の 意識を変えた。老いは身体の柔軟性を奪っていく。年ごとに気をつけよう。 ・この夏は化粧したけど無駄でした(瑞希) 英人 この暑いのに化粧をする女の人は本当に大変だと思う。私には耐えられない。私 は大汗かきで、暑い日は四六時中汗を拭っている。そして、頭から水をかぶる。女 だったら死んでいたと思う。男で本当によかった。 ・逢うたびに宿題できたか皆が問う(ペ天使) 英人 大人はいいよな、昔の自分を忘れて言っているだけで。宿題なんて、切羽詰まらね ばできないものなのに。一人くらいは味方がいないものかな。 ・猫なりに考えている昼寝場所(橘) 英人 多くの人は自分の立場を心得、それなりに考え行動をしているものです。これが、 自分勝手や心得違いをしていると、ブーイングの憂き目に遭うのです。猫より劣ると は言われたくないものです。 ・茂ってる森からくまが出てきそう(くまちゃん) 英人 うす暗い森はぶきみなものです。くまが出てくるのでしょうか。くまちゃんでもくまは は怖いですか?今は町中も怖いものがたくさんあります。気をつけて勉強に、スポー ツに励んでください。 ・花火する父母も一緒に夕涼みを(桃華) 靖坊 子供の頃は毎夏花火をして遊びました。手持ち花火や仕掛け花火は本当に楽し かったものです。しかし一人暮らしを始めてからはそんな楽しみともすっかり無縁に なってしまいました。一人で庭に出て線香花火をしたところで空しくなるだけですから ね。やはり花火は大勢で楽しむものですね。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2019年「課題」 (1月)名 (2月)知る (3月)遠い (4月)実 (5月)ひとつ (6月)ふるさと (7月)岸 (8月)茂る (9月)旅 (10月)胸 (11月)取る (12月)思う 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |