so204
(せんりゅうつれづれそう)
第204号(30年12月)
菠薐草(ほうれんそう)の章
(科目)アカザ科 (花言葉)健康、活力、、 一・二年草。根は赤みを帯びる。4、5月ごろ、とう立ちして黄緑色の花が穂状につく。雌雄異株。 代表的な葉菜の一つで、ビタミンA,B,C,鉄分に富む。品種が多く、日本には16世紀ごろ中国か ら葉に切れ込みのある東洋種が渡来し、明治時代に米国から切れ込みのない西洋種を導入。 この写真は今の我が畑である。退職して野菜作りに費やす時間が多くなった。 先日、妻と話していて重要なことに気づいた。使ってくれる人がいて、始めて精が 出せるのである。この生活を後何年できるのだろう。人生100年時代と言っても、 活動的なのはもう両手で数えられる程度であろう。老後はたやすくないのである。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 友 」 折れかけた心を友に癒される 次の世で謝らなければあの友に ★ペ天使兄 友の意味教えてくれた友がある ★ペ天使妹 足元の影法師だけが友達さ 靖坊 年賀状だけの友から踏み出そう いい顔をしている友に会いに行く 桃華 友ができ友が去りこれ人生さ 英人 |
「 師 走 」 橘
★もう会えぬどこで間違ったのだろう
友だちでいたのは便利だったから
幸せな画像に飽きてシャットダウン
暖冬と言ってもおしろい花の骸
断捨離中今では買わぬものばかり
「冬がはじまるよ♫」
寒さ増し土鍋の出番やってくる
スマホ可の手袋なのに無反応
飾り付け個性豊かになるツリー
サンタさん信じる小5少数派
★プレゼント予算尋ねて夢は無し
「 失 敗 」 ペ天使
ブランドの値札のゼロを読み違え
★札出さずレジでおつりを待つ私
靴下の破れを知らず闊歩した
ひとり居てショートケーキを箸で食べ
居眠りして再放送も見逃した
(随想) 「 歳々年々(その6) 」 英 人
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「歳末大安売り」 靖坊
血が騒ぐ歳末セール明日から
百円の粗品のために二千円
安いのは不要無用なものばかり
後悔をするくらいなら買っておく
★新品に替えても古いままの自分
「マラソン」 くまちゃん
★頑張ってマラソン大会走ったよ
「 師 走 」
なんということだ後半猛ダッシュ
★着ぶくれていても手足は冷えている
心だけ寒いのなどと言ってみる
言う相手間違えましたおお寒い
年末のご褒美なのかいい晴れ間
・・・英人の20句抄・・・「 1年を振り返る 」
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「師走の日」
空は青心も天気花植える
来年も会いましょうと木葉舞う
迫力の第九に会えた今年また
言わなくて言い事を言い落ち込む日
★ガラス拭く明るい年が見えるよに
「 年の瀬 」 桃華
★年の瀬はなんにもしない決意する
ゆったりと時は流れて安らぎぬ
忙しそうな街を気軽に歩く靴
傷口を捨てて闊歩する夕べ
いつ来ても気持ち安らぐ墓参り
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・百円の粗品のために二千円(靖坊) 桃華 近所のスーパーで格安の牛乳を買うためには1000円以上の買い物が必要との広 告。どこよりも安い牛乳欲しさに必要のないものまで買ってしまう私。それでも得した 気分になれるのだから商戦って不思議ですね。でも男の人もそんな気分になるのだと 初めて知りました。靖坊さんも家計を扱う人でしたね。 ・ツーカーで通じる友がひとりいる(ペ天使) 桃華 ツーカーで通じる人がいれば幸せ!愚痴も家庭内のこと何でも話せる人はそんな にいません。ついベールを覆ったような話し方になってしまうのが常。すべてを話して いるようで最後の一線は押し止めてしまう。本音はなかなか吐き出せないものです。 素敵な友達がいていいですね。羨ましいです。 ・年の瀬はなんにもしない決意する(桃華) 靖坊 今年中にあれをしておこう、これを片付けておこうと気忙しくなるのが通常の師走の 風景なわけですが、この常識を取っ払って何もしないでおこうと言うのですから、畏 敬の念すら抱いてしまいます。この達観の境地にいつか到達したいものです。 ・平静でいられぬ消息聞かされる 昨年は親しくしていた3年後輩の2人亡くなった。少し患ってはいたが、まさかとい う思いである。ショックと共に自分ももうそんな歳なのかと、感慨にふける。これから こんな消息を聞くことも多くなろう。1年1年、1日1日を大切にしたいと思う。 ・年賀状だけの友から踏み出そう(野のはな) 英人 年賀状だけの友は多い。それも年々減っていく。作者は逆に、年賀状の友だけ から抜け出そうと言われる。これは大いに良い考えだと思う。何かの機会を作って 旧交を温める。思わぬ発展に繋がるかも知れない。心がけてみたいと思う。 ・迫力の第九に会えた今年また(瑞希) 英人 作者は毎年第九の演奏会行かれているのでしょう。あの迫力は確かに感動させる ものがある。私には「第九を歌う会」の初代会長を務め、数年で辞した経歴がある。 その会が昨年、30周年記念として久しぶりに第九の演奏会を開催した。良く続けて くれたと思う。演奏会に行けなかったが、密かに祝福するのである。 ・友達とバスでカラオケ歌ったよ(くまちゃん) 英人 今の子どもは何でもできる、その能力には感心するばかりである。カラオケは いい。友達と歌えば更に良いだろう。大いに楽しんで欲しい。素晴らしいけれども 心配もある。伸びやかに大空の下でも遊んで欲しい。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2019年「課題」 (1月)名 (2月)知る (3月)遠い (4月)実 (5月)ひとつ (6月)ふるさと (7月)岸 (8月)茂る (9月)旅 (10月)胸 (11月)取る (12月)思う 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |