so196
     (せんりゅうつれづれそう)


             
  第196号(30年4月)
白 詰 草 (しろつめくさ) の 

      (科目)マメ科     (花言葉)私を思って、幸運、復讐、
ヨーロッパ原産の多年草。江戸時代に渡来し、各地に野生化している。牧草ともされる。茎は
地をはい、倒卵形の小葉三個から成る。稀に4枚のものもあり、「四つ葉のクローバー」と愛好
される。夏、長い花柄の頂に白色の蝶形花を球状につける。英名はホワイトクローバーと言う。


一宮友歩会4月例会は毎年第一土曜日、昨年も今年も岐阜県瑞穂市で開催し
た。昨年の桜は蕾であったが、今年はもう散っていた。自然は人間の思うように
ならないのが摂理。人の命運も同じ。そのことを肝に銘じておかねばなるまい。
                            (★印は英人の推奨句)



課 題    「 私 」

私から増えた命の面白さ    野のはな
わたし色徐々に薄まり馴染んでく   ★さくら
道ばたでわたしわたしと言うおばちゃん   くまちゃん
私よりあなたのほうが私らしい    靖坊
わたくしの心を見抜いて春の風    ★ペ天使
私今日 腹腔手術に臨みます    ペ天使兄
今私 生まれた意味を再検索    ペ天使妹
私事誰も言えない事もある     瑞希
自負がある私少しイヤなヒト    橘
私とあなた結んだ交差点     桃華
自己主張ほどほどにする私いる    英人



  「 卯 月 」    橘

★パソコンに聞くから決断できません
  本当のことを言おうか男ども
    顔に手を当てればもっと冷えていた
  同じ道長く感じる日もあって
 乗り越えていくから見ていてねと思う




「さくらの季節」    さくら

待ちわびた春は嵐の連続で
春の風髪乱されて魔女になる
花粉症くしゃみ続いて恨み節
旅立ちをさくらと共に見守って
★また会おう笑顔で約束交わす春

 
(随想)
   「日本ってイイね!」   さくら

 先日、SNSでイギリス時代のロシア人のお友達から連絡が来ました。ずっと日本に興味があり、一度は日本に遊びに行きたいと思っていましたが、ついに夢が叶いました、と。
 昨日、成田に着いたようで、私は驚きと喜びに興奮しながら、早速再会の約束を取り付けました。皇居に行きたいとの話でしたので、東京駅で待ち合わせしました。
 お友達はご主人と11歳の娘さんとご一緒でした。旅行は終盤で、京都、箱根、富士、そして東京では吉祥寺、新宿、お台場、上野に行かれたというのに、皆さんお元気で、観光話を聞かせてくれました。
 皇居では、日本の景色は美しい素敵だねと写真をたくさん撮られていて、私も自分が褒められたように嬉しかったです。
 遠く離れていても、友達って有難いですね。何十年か振りの皇居は、想像よりもとても広くて歩くのが疲れましたが、素敵な思い出になりました。




「葉桜花見」    靖坊

散り果てた桜を見上げ酒を飲む
春風に掃き寄せられる花の塵
満開の幻影見せる酒の酔い
花は良し葉も良し桜ならば良し
★花は散る人の都合は考えず




「ジョーク」   ペ天使

★あの時のあなたのジョーク ウソ?ホント? 
ジョークだと思っていたのにバラ届く
「ジョークです」真面目な友に伝わらぬ
この母をジョークであおっておごらせる
子も親もジョークがはずむティータイム



 「手焼きせんべい」 
        くまちゃん


★しょうゆ塗り手焼きせんべい作ったよ



 
・・・英人の20句抄・・・「 畑仕事 」

        引き継ぎ終え気分すっきり次のこと
        持て余す時間はなかった昨日まで
        明日からの賢い暇の使い道
 気がつけば桜の花が散っていた
   時は春畑仕事が待っていた
     知らぬ間に草茫々我が畑
       随分と手間暇抜いたツケが来る
         草繁る草取らずに先見えぬ
               朝食後すぐに始める畑仕事
               手間暇かけ大きい草から取り除く
               大敵はスギナドクダミ根の深さ
       野良仕事足腰十分耐えている
     健在な足腰を持つありがたさ
    知らぬ間に没頭していく畑仕事
          トラクターで耕し一挙に事運ぶ
          細かなことは問わないトラクター
               藤棚の下の休憩至福感
               半日が体に心地良い疲れ
               心地良い疲れの中で準備終え
               種蒔いて苗植えて待つ期待感



 「 五 月」   野のはな

    鎧兜つけてさながら初陣の
  新米の母は一途になりすぎる
★肩の力を少し抜いてもいいんだよ
  ミルク対母乳それぞれ良いところ
    温室で育てられない野に放つ



「問いかける」   瑞希

しぼんでた心も開く陽光に
サクラ咲き心も新芽吹き出した
ポカポカの心でいたいいつの日も
胸のうち観音さまに問いかける
悩みごと友が語って我が身問う



「 新 緑 」   桃華

新緑の眩しさここに生きている
健康を母からもらい自画自賛
仰角で見ればすごーく高い人
★違う道歩いてみたら見えるもの
新緑になっても連絡来ない友



・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎ペ天使
 雨の日曜日になりました。なんとなくブルーでムチ打って過ごしています。もうすぐ来る五月病かも~。


◎靖坊
 先日桜を見に行ったらすっかり散っていました。今年は早いなあという印象です。


◎橘
 ウオークの彦根編見ました。ちょうど1年前行った彦根駅前、彦根城の写真が懐かしかったです。彦根は小じんまりしていていい街ですね。京都にも案外近く、美術、歴史好きにはとても惹かれるものの多い街です。また行きたくなりました。


◎さくら
待ちに待った暖かい春が訪れましたが、強風の日が多く、今年の桜は早目に散ってしまいましたね。名古屋はいかがでしたか?




    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 ・花は散る人の都合は考えず(靖坊)     桃華 
   花も鳥も風も自然は誰の断りもなくやってきて、いつの間にか去って行く。だから私
   たちはその時々を慈しむのである。四季がある日本っていいなあ、と最近つくづく思う。
   自由時間が沢山でき、自然と遊ぶ余裕が出てきたというところか。

 
花粉症くしゃみ続いて恨み節(さくら)   桃華
   
いつも思う、マスクつけゴーグルかけて行く人の辛さを・・・・。くしゃみ、鼻水が自然
   に出て嫌だよ、と友は言う。私はそんな経験がない。丈夫に産んでくれた母に感謝
   しているが、娘は花粉症に悩まされている。私のせい?ごめんねと心で謝っている。

 
仰角で見ればすごーく高い人(桃華)     靖坊
    普段は見下ろして接している幼子が、公園の高い遊具に登って誇らしげにしている
   姿を下から仰ぎ見ると、それだけですごく偉く感じてしまいます。逆に自分が高所に
   登って下界を見下ろすと、いつもは立派に感じているものさえすごく貧相に見えてしま
   います。見上げるか見下ろすか、それだけで印象が変わってしまうのですから人とは
   不思議なものですね。

 私今日 腹腔手術に臨みます(ペ天使兄)   英人
    「私今日」ですからね。これから手術という日に句を作る。これは何でしょう>? 覚
   悟の証明でしょうか。これで多分、落ち着かれたでしょう。来月が楽しみです。

 
パソコンに聞くから決断できません(橘)     英人
    重要な決断は自分でするものです。多分パソコンの知恵はオールマイティ、どう
   いう状態にも対応できるようになっているでしょう。占いなどもどこかに逃げが打って
   あるでしょう。結果が悪ければ悔いが残ります。決断は自分でして、自分で責任を
   負う。これが一番賢明だと思います。
   
 
肩の力を少し抜いてもいいんだよ(野のはな)   英人
     何事も一生懸命になると肩に力が入るもの、それでいいのですが、ホントは力を
    抜いた方がうまく行くもの。本人はなかなか分からないもの。ここは周りの人の助
    言でしょうか。



       投稿をお待ちしています。


    
       「川柳連れ連れ草」への投稿案内

             次の要領で川柳及び感想文を募集します。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2018年「課題」
      (1月)みんな (2月)生きる (3月)歌う (4月)私
      (5月)手 (6月)太陽 (7月)流れる (8月)赤い
      (9月)笑う (10月)嬉しい (11月)とんぼ (12月)友

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。

  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。


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