so191
(せんりゅうつれづれそう)
第191号(29年11月)
姫向日葵 (ひめひまわり) の 章
(科目)キク科 (花言葉)あこがれ、崇拝、誘惑、 ヒマワリを一回り小さくしたような花を多数咲かせる宿根草で、花壇や切り花として広く利用され ている。長日条件で成長開花し、6月から10月ごろまで長く花を咲かせる。地下の株で冬を越す。 一重咲きや半八重咲き、半球状に盛り上がる八重咲きまである。別名菊芋擬き、ヘリオプシス。 秋は短いと言うが、今年の秋は更に短く感じる。気候も変わってきたが、社会も 変わってきたと感じる。この変わりが良い方であればいいが、そうとばかりは言 えない。ここはただ流されることなくしっかり見つめて過ごすことが肝要であろう。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 望 み 」 ふたっつの望み叶って神社へと ペ天使 大小の望み手繰りて次の世へ ペ天使兄 身の丈に合った望みか自問する ★ペ天使妹 手の平ののぞみいっぱい叶えよう 野のはな 大切な望みがひとつあったはず 変わらない平和を望む子の未来 サンタさんぼくの望みはスウィッチです いっこうに望みが減らぬ余生です 英人 |
「 はじめての授業参観」
さくら
注目をされて笑顔を振りまいて
雰囲気が良いクラスだとホッとする
先生の授業自分も為になり
★背筋伸び家とは違う一面も
子の発表的外れでも讃えたい
「なっとう」 くまちゃん
★給食になっとう出たけど食べれたよ
「 霜 月 」 橘
母の言う幸せからは遠くなり
いいことがなかったなんて傲慢な
幸せな話に居心地悪くなる
★道一本違えて知らぬ街に出た
無駄多い人生今日も寄り道を
(随想) 「 秋 は 」 橘
|
「霜月の日々」
感謝する我が身の幸は廻り合い
亡き母に背中押されて寺参り
気も緩むたまにはいいさ贅沢も
★安らぎの夜のひととき長電話
山茶花に茶の花咲いて秋日和
「間違えた!」 靖坊
アナウンス聞いて気が付く乗り間違い
★電車なら引き返せるが人生は
振り向けば間違いだらけこの人生
間違いに気づけたのなら幸せだ
間違いを恐れず挑み続けよう
「 秋 」 野のはな
渋柿の色に季節を教えられ
誰に似ているか毎日孫の顔
昼と夜まだ逆転の日々らしい
どうやってやり過ごしたのか私
★煮詰まった日もあったかも子育て期
・・・英人の20句抄・・・「皆で歩こう会」
|
「 声 」 ペ天使
生きの良い魚屋の声聞き流す
子を叱るお菓子売り場のママの声
母の声聞きながらまだ夢の中
★沈む陽よ口ずさむのはローレライ
「バイバーイ」と姿見えねど孫の声
「紅葉狩り」 桃華
何色に染まろう今年の紅葉狩り
紅葉狩り拾ったコイン使用不可
その先を詮索せずに済む紅葉
★今日の雨私ももみじも色褪せて
いつか散る散りゆく時も紅葉色
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
|
(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・ 子の発表的外れでも讃えたい 子の成長ほど嬉しいことはない。引っ込み思案の子が人前で手を挙げ、堂々と発表 する姿は、頼もしく喜ばしいものである。うちの孫も内弁慶でやきもきしたものだが、今 は人並みにやっている。成長と共に行動も変わるものだなと思った。 ・亡き母に背中押されて寺参り(瑞希) 桃華 若い頃はお寺なんて見向きもしなかったが、歳を重ねるにつれ、お寺にご縁ができて きた。親の逝去にともない必然的にできた訳だが、やはりこれは亡き人の導きだろうか。 亡き母に導かれて私は墓参りが多くなった。墓参りは私に安らぎを与えてくれる。これも 歳のせいだろうか。 ・身の丈に合った望みか自問する(ペ天使妹) 英人 身の丈以上の望みばかり抱いていては、かなえられることは少なく、焦りや不満を抱く ことが多かろう。小さければすぐに望みがない、成長も感激もあまりない。時にはこうし て振り返ることが必要である。望みは身の丈より少しだけ高めが良いと思う。 ・案外と望みは忘れた頃叶う(橘) 英人 望みをかなえようと一生懸命になっている時は、以外にかなわないものである。精神 が高揚していたり、焦りが平常心をなくしていることが多い。忘れた頃というのは精神 が安定している。そして思いがけなくかなうのである。人生とは微妙なものである。 ・ 大切な望みがひとつあったはず ひとつあった望みは何だったのでしょう。もう忘れてしまわれたのでしょうか。でも、忘 れるほどの望みだったのなら、それ程のことではなかったのでしょう。ここは、もうひとつ 大望を抱かれたらいかがでしょう。もう遅いなどとは思わず、死ぬまで挑戦でしょう。 ・いっこうに望みが減らぬ余生です(英人) 靖坊 今日を生きられれば明日も生きよう、明日も生きられれば明後日も生きよう、という 具合に、望みが叶った瞬間に新たな望みが発生する、それが生きているということな のでしょう。まったく望みが叶わずに新しい望みばかりが増えていく、という状況は ちょっと辛いですけどね。 投稿をお待ちしています。 |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2017年「課題」 (1月)明ける (2月)歌 (3月)心 (4月)悲しい (5月)流す (6月)若い (7月)力 (8月)満たす (9月)あふれる (10月)大きい (11月)望み (12月)抱く 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |