so179
(せんりゅうつれづれそう)
第179号(28年11月)
藤 袴 (ふじばかま) の 章
(科目)キク科 (花言葉)あの日を思い出す、躊躇、 秋の七草の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物。夏の終わりから秋の初め、 茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせる。まっすぐに 伸びる茎に、3裂する葉が対になってつく。現在の日本では激減し、絶滅危惧種となっている。 藤袴の名は花の色が藤色で花弁の形が袴のようであるからとある。今はその気 になればたやすく調べられる。「話・話」を毎日のように書いているが、確認のた めに調べることも多い。よく間違えて覚えているものだ。慎重に慎重に確認を! (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 君 」 君だけが友だちなのさ影法師 一人ではないからここまで来れました 君の名は恋はやっぱり一目惚れ 時空越君と逢えてるこの不思議 ペ天使兄 痩身で君を支えて半世紀 ペ天使妹 君を呼ぶ声に想いがつまってる “君の名は”とても楽しい映画です 思い出す君の優しさ気付いた日 君付けも呼び捨てもあり同窓会 君といる歳月数え今愛し 英人 |
「晩秋の花」
夜の庭秋明菊の花あかり
孫達よ野菊のように気高くね
孫と乗るブランコ揺れてススキ舞う
★踏まれても健気に笑顔野辺の花
月化粧野ぼたんの花なお冴えて
藤袴名前の不思議まだ解けぬ
(随想1) 「晩秋のウォーキング」 瑞希
|
「 秋 」
リタイアの後に蕎麦屋を開店す
聞きつけて集う同級二十人
理系男子だった今や蕎麦打ち名人
ゆったりと時が流れていく会話
★それぞれの苦労も越えてきた笑顔
「秋ふかし」 柳立
紅ければ木々の周りにいとおかし
暗いので晩飯食べたらまだ六時
湯煙りに肌より磨く禿頭
宇宙規模何か大きな満月で
★また一つ診察券の増えた秋
「 霜 月 」 橘
隙間には私を詰める食洗機
久々の青空願い事三つ
土砂降りの中で出会った私たち
★愛というものは年月 父母よ
蚊を叩く瞬間わたし笑んでいる
(随想2) 「 母の母 」 橘
|
「チェコの都・プラハを旅して」
さくら
モルダウの流れと共に時代過ぎ
★カレル橋愛を誓って鍵かける
古城から見下ろす街はレンガ色
中世に時間戻った迷い道
地ビールを味わいチェコを堪能し
「ハロウィン」 くまちゃん
★ハロウィンでおかしをたくさんもらったよ
・・・英人の20句抄・・・「晩秋は?」
|
「ケイタイ」 ペ天使
おはようと絵文字で賑やかメール来る
ケイタイに忘れた文字を問うてみる
ケイタイをマナーモードで午睡する
★ケイタイは待ち合わせ場所知っている
コールして見つけた場所で再会し
「紅葉狩り」 桃華
膝痛を忘れるほどの紅葉狩り
枯葉舞う落とした命惜しむよに
風が舞う枯葉も舞って苦い一日
★絶景を見つめて呼吸ととのえる
吊り橋を揺らして渡る老夫婦
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
|
(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・ハロウィンでおかしをたくさんもらったよ(くまちゃん) ペ天使妹 日本とはちがったおかしでしたか? がいこくでのせいかつでたくさん、たくさん、 おもいでをつくってくださいね。 ・君だけが友だちなのさ影法師(靖坊) 桃華 寂しいなあ、影法師だけが友達なんて!!でもこの友達は決して裏切らないから安 心ですよね。時として親友と思っていた人にすごい痛手を被ることもありますからね。 一生のお友だち・・・大事にしましょう。 ・湯煙りに肌より磨く禿頭(柳立) 桃華 悪いけどちょっと笑ってしまいました。身体より禿頭の方をより磨くとは・・・・。でも この気持ちは分かる気がします。私も最近、薄毛になり気になって仕方がありません。 大事な髪を十分にいたわってあげましょう。 ・君に言う「さようなら」は逝く時よ(桃華) 靖坊 相手から「さようなら」と言われて逝きたくなったことなら何度でもある私にとって、 これは実に羨ましい話であります。命ある限り「さようなら」の言葉が不要な相手を 見つけたいものですが、どうやら影法師以外は見つかりそうにありません。 ・ 君を呼ぶ声に想いがつまってる(さくら) 英人 想いを込めて君を呼ぶ・・・その想いは伝わったでしょうか、答えてくれたでしょうか。 それが今のご主人でしょうか? そんなロマンスを聞いてみたいものです。何十年た ってそんなことを思い出すのも時には必要です。 ・ 君付けも呼び捨てもあり同窓会 今の立場など関係なく昔の呼び方で呼ぶ、これが同窓会の良さですね。今更他の 呼び方何て空々しくて。これを楽しんでもらいたくて私は延々と世話役を引き受けて いるのである。 ・ケイタイは待ち合わせ場所知っている(ペ天使) 英人 「家政婦は知っている」どころか「ケイタイは何でも知っている」でしょうか。今や多くの 人にとって携帯電話やスマートフォンは必需品でしょう。それに皆記憶させていて、なく したり故障したりすると大慌てです。何も分からなくなってしまう。いくら頼っても、メモ などバックアップをしておかなくてはいけません。 ・ 一人ではないからここまで来れました この1人ではないからは、誰のことを言ってみえるのでしょう。ご主人でしょうか。そう 思えれば、それは嬉しいことです。でもそれはご主人ばかりではありません。周りに 沢山の人がいて、自分があります。亡くなった親や先祖もそうです。こうした人に感謝 して過ごしたいものです。 投稿をお待ちしています |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 投稿をお待ちしています。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2016年「課題」 (1月)匂う (2月)優しい (3月)濡れる (4月)瞳 (5月)想う (6月)心 (7月)ほのか (8月)せせらぎ (9月)星 (10月)数える (11月)君 (12月)秘める 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |