so175
(せんりゅうつれづれそう)
第175号(28年7月)
西 瓜 (すいか) の 章
(科目)ウリ科 (花言葉)かさばったもの、どっしりしたもの、 蔓性の一年草。地をはい、夏、淡黄色の雄花と雌花とを開く。実は球形や楕円形で大きい。 果肉は水を多く含んで甘く、赤・黄などの色のものがある。アフリカの原産で、品種が多い。 日本へは江戸時代初めごろ中国から渡来したといわれる。果物あるいは果実と分類される。 今月の西瓜も自家栽培のものです。まさにどっしりしたものが今よく成って食べ きれない。でも、色味具合がよく分からなくて人になかなかあげられない。外観 で分からないのは人間も同じ、ここは人生経験の出番です。でもよく外れます。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 ほのか 」 古希近くほのかに染める時もある ★瑞希 残り香にほのかな女らしさかな ジャスミンをほのかに感じ振り返る ペ天使 遠き日のほのかな想いなお甘し ペ天使兄 今日もないほのかな灯りあの窓に ペ天使妹 いるはずのない人ふりむいてから気づく 恋心ほのかに薫る夏の夜 太陽がほのかに光ってまぶしいよ 料亭でほのかに味わうン万円 取り出せばほのかに熱い暑中見舞い あの時はほのかな恋をときめかせ 桃華 ほのかでも生の灯りは消しません 英人 |
「 忙中閑
★何やかやぼぅっと雨見て忙中閑
一仕事終えて癒やしは冷蔵庫
今はまだお役に立ててボケは無し
七月は忙中閑に水補給
本当にヒマ暇ヒマの日もありて
「 スイカ 」 靖坊
今年初丸いスイカとご対面
切られても丸い所は丸いまま
除け者にしたくないから種も食う
★二切れで満足をする歳となる
冷蔵庫中でスイカが鎮座する
(随想) 「 エアコン購入 」 靖坊
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「日々琢磨」 瑞希
セミ告げる梅雨が明けると声高く
暑い日は梅干し茶漬けさらさらと
願わくばコロリ観音すがるのみ
★輝ける自分でありたい日々琢磨
梅雨時も清々しさを夏椿
「 文 月 」 橘
★誰からも誘われ結局一人です
たどりつく いつもここではないと思う
充実というより忙しかっただけ
失敗に慣れず未だに弱いまま
鎧脱ぎ仮面落として湯に入る
「世界遺産Qew Gardenに遠足」
初めての引率胸がドキドキし
明るくて無邪気な笑みにホッとして
キューガーデン世界の花がお出迎え
★スケッチに個性の花が咲き誇り
またひとつ想い出増えて帰途に着く
・・・英人の20句抄・・・ 「術後半年」
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「 七 月 」
七夕というにほんごの美しき
大雨も少雨も困る年半ば
★七分目夫婦にちょうどいい夕餉
しがらみの無いは孤立というらしい
百合の花咲けと九州から祈る
「 ラムネ 」 くまちゃん
★夏まつりラムネドリンクのみました
「思い出の道」 桃華
病院を出たら乾いた空気来る
★この駅で降りると決めたスニーカー
自分より哀れな人を捜している
思い出の道に突然夕立が
よく眠る運動疲れ食べ疲れ
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・今日もないほのかな灯りあの窓に(ペ天使妹) 桃華 いつもついている灯りがみえないと心配になりますね。私は夜歩いていますが、近 所に一人暮らしの方がみえ、その人の家に灯りがあるとホッとします。ついていないと どうしたのかしら、旅行かなと、みんなとおしゃべりしながら不安を消しています。人の こととは言え、気になりますよね。 ・本当にヒマ暇ヒマの日もありて(柳立) 桃華 あ~あ、うちの孫と一緒だとこの句を読んで思った。小5の孫は、スープの冷めない 距離に住んでいるが、いつも「ひま、ひまっ」とひょこんとわが家に現れる。遊ぼ、遊 ぼうとせがまれるが、主婦は忙しいのである。が、せがまれると弱い!イヤイヤながら ゲームやバトミントンのお相手、疲れる-!。ヒマを満喫できる柳立さんが羨ましい。 ・古希近くほのかに染める時もある(瑞希) 英人 何が染まるのでしょう、何に染まるのでしょう? 普通に解釈すれば、心が恋に染まる のでしょうね。若ければ当たり前のこと、これが古稀近くですからね。めでたいことです、 頑張って下さい。 ・残り香にほのかな女らしさかな 女らしさ、男らしさは、私には大切に思えるのですが、現代社会では禁句でしょうか? でも男性と女性が全く同じと言うことはあり得ない。ほのかな残り香、いいですね。 現代社会はあまりにストレートすぎます。 ・いまの君太陽よりも輝いて(ペ天使) 英人 太陽よりも輝くときがあるなんていいですね。そういう時を上手に過ごしたいものです。 人生は山あり谷ありです。良いときもあるし悪いときもある。いい時を上手に過ごして、 悪いときのために貯金を殖やしておきたいものです。ところで君は今幾つなんでしょう か。 ・二切れで満足をする歳となる(靖坊) 英人 一切れはどのくらいの大きさでしょうか? 若い時は何切れくらい食べられたのでしょう か? 私は昔から大食らい、そして今も年相応に大食らいです。食べるは元気の素、 わが家では今年は西瓜が豊作で、毎日のようにたくさん食べています。嬉しいですね。 好きなものは大いに食べて下さい。 ・またひとつ想い出増えて帰途に着く(さくら) 英人 帰途とは帰国ですね。もう帰国されたのでしょうか? 思い出はもう抱えきれないほど できたでしょう。ここでももう大分報告してもらいました。そして、ご両親の元で吐きだし て、再び思い出を増やして下さい。 ・完治まで待つ気持ちは捨てました(英人) 靖坊 何かを始めようと思った時、その前にこれを片付けておこうとか、今やり掛けのあれ が終わってからにしようとか、そんな理由で後回しにして、結局やらないままって事は よくありますよね。みんな元気そうに見えても、身体や心に重荷を抱えて取り組んで いる方もきっと多いのでしょう。思い立ったら吉日の精神で頑張りたいと思います。 投稿をお待ちしています |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 投稿をお待ちしています。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2016年「課題」 (1月)匂う (2月)優しい (3月)濡れる (4月)瞳 (5月)想う (6月)心 (7月)ほのか (8月)せせらぎ (9月)星 (10月)数える (11月)君 (12月)秘める 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |