so169
(せんりゅうつれづれそう)
第169号(28年1月)
魚 柳 梅 (ぎょりゅうばい) の 章
(科目)フトモモ科 (花言葉)華やいだ生活、蜜月、濃厚な愛、 オーストラリア・ニュージーランド原産の常緑低木。葉は先端がとがった形をしており小さくて 堅い。花の大きさは1~2cmで枝の先端近くにびっしりと付ける。高さは30cm~2m。鉢植え や垣根に利用する。春咲きと秋咲きがある。日本では春咲きのもが多く、1~6月に開花する。 冬に咲く花は少なく貴重品である。この花を見つけて、すぐに苗木を買い、花 畑に植えた。冬の楽しみが増えた。町内にある薬師堂を、何だか知らない人が いると聞いて、早速に説明板を付けた。関心を持ってくれたら嬉しい。すること、 できることはいくらもある。思い立ったが吉日、この気持ちで今年も邁進しよう。 (★印は英人の推奨句) |
課 題 「 匂 う 」 匂わない造花無情な美しさ 靖坊 玄関を清めるごと水仙匂う うなぎ屋の匂い思わず深呼吸 ペ天使 犯罪の匂いかぎとれ詐欺電話 ペ天使兄 どこからか焼き芋匂う寒の宵 ペ天使妹 捨てられぬ香水瓶が引き出しに 懐かしい我が家の匂いホッとする 草原で花のにおいをかぎました 空見上げ空の匂いを吸っている ★桃華 寒風に耐え春匂うフキ畑 英人 |
「 新 年 」
★初日の出小窓を開けて迎え待つ
今年また愛しの路線乗る希望
寒の入りせめて心は温かく
鈴の尾を強く振っての初詣
寒の水今年も採って火の用心
「 お正月 」 ペ天使妹
初春に輝いているなにもかも
一言の添え書き賀状うれしいな
★添え書きで家族の姿偲びたり
健康を願って頂く屠蘇雑煮
病み上がりの友のおせちの味やさし
「 睦 月 」 橘
★ふと空いた時間もあって大晦日
元気出すつもりであなたを利用する
振り返ることにも飽きて歩き出す
諦めることで穏やかさが胸に
あるはずもないこと だけど願い事
(随想) 「ホストファミリーに」 橘
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「 新 年 」
まだ固い膝で加わる初お節
婿殿は年男なり初詣
賑やかな正月あっという間過ぎ
持たせたいあれこれ軽に積みこんで
★長男の決断吉と出ますよう
「太陽に会いたくて」 さくら
(スペイン・バスク地方を旅して)
太陽のひかりを求めスペインへ
ゲルニカはピカソの祈り届く街
空の青しみ込み息を吹き返す
砂浜で親子ではしゃぎ時忘れ
★波見つめ日本の海を思い出す
「つかれたよ」 くまちゃん
★スペインの島であるいてつかれたよ
「立食新年会」
真っ先にお偉い様がおめでとう
★この歳は椅子が欲しいよバイキング
乾杯も下戸と車は烏龍茶
肉フライ食い放題でもそれはダメ
寿司だけは先になくなるバイキング
・・英人の句抄・・ 「2016年の課題」
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「 初 湯 」 靖坊
寒風が心地よすぎる露天風呂
正月の青空の下真っ裸
★身一つで年初の空に立ち向かう
くしゃみして湯の温かさ思い出す
湯上りの一杯仰ぎ初夢へ
「一年生坊主」 ペ天使
振り切ってゲームコーナー一目散
ゲーム負け泣いて勝とうと一年生
上手ねと褒めればうがい何度もし
正座して両手で受け取るお年玉
★このハグをいつまで受けてくれるかな
「 お正月 」 桃華
みんな元気みんな笑顔のお正月
特別に拝む今年の初詣
三が日終わり野良着の出番なり
一人ずつ体調崩す同級生
★ひと言で片づけられぬ長い道
・・・ お 便 り 欄 ・・・ 句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと 思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。
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(鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ ・鈴の尾を強く振っての初詣(瑞希) 桃華 “鈴の尾を強く振って”の元気良さ!!お正月早々神様も多くの人の願い事を頼まれ さぞ困惑してみえることでしょう。私も神様どころか仏様、あげくにはお墓の亡父母にも 夫の手術の成功をお願いしてきました。おかげさまで無事帰還し、ありがたいことです。 やっぱりどこかでこの願いを聞いて下さったのでしょうね。 ・寒風が心地よすぎる露天風呂(靖坊) 桃華 温泉へ行ってらしたのでしょうか、ゆったりしたお正月の様子が伝わってきます、露天 風呂は本当に気持ちが良いですね。温泉へ行くと私も必ず露天風呂に入ります。頭の 上を風が吹き抜け、何とも心地良いものです。また、雪景色もいいですね。まわりは寒い ですがお湯の中は温かく心もポカポカしてきます。温泉へ行きたい~!! ・一言の添え書き賀状うれしいな(ペ天使妹) 英人 儀礼的な年賀状でも一言の添え書きで受け取る気持ちはずいぶん違ってきます。儀礼 以外の思いが伝わり嬉しいものです。儀礼的な年賀状の是非を問う話もありますが、こ の年になると届くだけで生きてる証と思えてきます。 ・諦めることで穏やかさが胸に(橘) 英人 過去を悔いたり、どうにもならないことは早めに諦めることが肝腎である。その方が 穏やかになれる。穏やかな気持ちになり、早く次に向かう方が賢明のことが多い。と 言ってもなかなか難しいことであるが、ここは日頃の心構えであろう。 ・波見つめ日本の海を思い出す(さくら) 英人 強い波弱い波、その大きさ等はいろいろあろうが、波は世界中あまり違わない。異国で その波を見て日本を思い出す。そうして思い出す日本も良いものでしょう。日本に帰ると 日本の波を見て異国を思い出す。それまで異国を十分に楽しんできて下さい。 ・みんな元気みんな笑顔のお正月(桃華) 靖坊 これ以上の幸せがどこにあろうかと言いたくなる風景ですね。一人じゃなくてみんなが いる。体も少々ガタがきているけど元気。心配事がないわけじゃないけど笑顔。心身共 に健やかに、みんな仲良く過ごせれば、最上のお正月なのだろうなあと、今年も一人で 正月を過ごした私は思うのでありました。 投稿をお待ちしています |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 投稿をお待ちしています。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2016年「課題」 (1月)匂う (2月)優しい (3月)濡れる (4月)瞳 (5月)想う (6月)心 (7月)ほのか (8月)せせらぎ (9月)星 (10月)数える (11月)君 (12月)秘める 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 川柳投稿 |