so166
     (せんりゅうつれづれそう)


             
  第166号(27年10月)

白 樺 (しらかば) の 

      (科目)カバノキ科     (花言葉)光と豊富、柔和、忍耐強さ、
北海道・岐阜県以東の本州に分布する落葉高木。樹皮を薄くはがすことができ、細工物などに
利用される。樹皮をはがした跡は黒色になる。葉は三角形で、長さ5~7cm。雄花序は枝先
に数本形成され、4~5月の開花時には垂れ下がる。種子は鱗片とともにばらけて散布される。

この白樺の写真は先日ノルウェーの森で撮ってきたものです。さて「ノルウェーの
森」という言葉は村上春樹やビートルズで聞き慣れているが、さて何を意味して
いるのか?・・・解らない。世の中全く面白い。好奇心はまだ募るばかりである。
                           (★印は英人の推奨句)



 課 題    「 世 界 」

私とあなたで世界だった頃     ★橘
世界地図その中にある過去未来    ★野のはな
読書する本の世界に入り込む     瑞希
今夜から夢で世界の旅を決め    ペ天使
京ゆけばそこここにある和の世界    ペ天使兄
地図広げ世界一周した気分    ペ天使妹
カミオカンデ見えぬ世界を明らかに     柳立
一勝で拓ける未来輝いて    さくら
ニッポンがせかいをめざしちょうせんだ   くまちゃん
昼寝覚め夢の世界は消えて行く     靖坊
世界中の人の笑顔に会いたくて    桃華
地球儀を回し問われる余命です    英人


  「 来 客 」    靖坊

  窓開けた隙に飛び込む秋の蝿
飛び回る何がそんなに気に入らぬ
  御客人五月蠅いのにもほどがある
     赦されよ蝿叩きにて成敗す
  ★客が去り静けさ戻る秋の部屋



「 気持ち 」    ペ天使

お祝いを気持ちばかりと届けられ
その気持ち半分こして絶えようか
幸せを分けてあげたいあなたにも
★この気持ち解ってくれたら丸あげる
洋服に楽しい気持ち表れて


 
(随想1)    「行ってらっしゃい♪」  ペ天使

 わが家の近くにある保育園へ送迎のママ達。ノンビリ、ゆっくり園児と話しながら歩く親子。またこれから仕事に出るママだろうか、スーツ姿で小走りで行く親子。さすがにパパの送迎は少ない。その中で挨拶をして下さる方。声をかけたら挨拶が返ってくる方。声をかけても無言の方などそれぞれである。園児も振り返ってニコニコと手を振ってくる児も・・・。
 人と擦れ違うときには、見知らぬ人でも会釈や挨拶をするのは当たり前と育てられ、そう思って実行してきた。昭和の良き時代は遠くになってしまったのかも!!




「ハットトリック」  くまちゃん

★サッカーでハットトリックきめました



「ラグビーにときめいて♪」 
             さくら

ラグビーのルールわからず敬遠し
イギリスの友のメールで快挙知る
★何度でも見たい最後の勝つシーン
皆の胸桜咲かせた戦士たち
痛いからやりたくないよと我が息子



(随想2)  「ロンドン便り(その12)」   さくら 

 ラグビーのワールドカップのイングランド大会で日本代表は惜しくもベスト8には進めなかったものの、大活躍しましたね。ロンドンでも大きな話題になりました。大会が始まる前は、ラグビーはルールがわからなくって…と、興味が全然なかったのですが、予選が終わる頃には、トライだのノックオンだの、ルールを何となくですが覚えてしまっていて自分自身、大変驚いています。
 日本代表の試合を観たい~と思った頃には、チケットは完売で、残念ながらテレビ観戦でしたが、南アフリカ対アメリカの試合のチケットを入手して、オリンピックパークまで観に行って来ました。平日の夕方なのにスタンドが満員で、ラグビーの世界的な人気を実感しました。




  「 再 び 」   野のはな

振り返るほどの歴史はもってない
  それぞれにあっただろうか夢挫折
    苦労した話もされど道半ば
      戻らないけれど私の一ページ
  ★大切に生きて行こうと別れ際


「古稀同窓会」    柳立

十年振り名札見るまで謎の人
順調に年輪重ねて皆円い
見せられぬアップ写真は伏せて置く
★あちこちの話題は同じ老い世界
帰り際次は喜寿ねと約束す


 
・・英人の20句抄・・ 「旅終えて」

         手術前北欧へ行く余裕持つ
        黄葉という文字に妻釣られてる
       寒いという話に服装気にかかる
 市庁舎に立ちノーベル賞受賞気分
  車窓から撮る景色が動いてる
   ほほ笑んで怒りん坊を眺めてる
    見つめられ恥ずかしげな人魚姫
      衛兵の動きにあわせカメラ音
       旅人に向けてムンクが問う絆
                旅行終え手術の覚悟できてるか
              希望した手術は無理と告げられる
            話聞き次の選択考える
           予定が狂うのは世の習いと知る
   手術延び白い予定表気にかかる
     幸いと旅行計画立ててみる
          欲望はほどほどにして読経する
            文明の利器信心の邪魔になる
              効率を求め薄れる絆です
         歳を重ね失敗の山が高いまま
         未熟です余命を問うに早すぎる



「 神無月 」    橘

チクチクとする服だけど洒落ている
なんとなく排水溝が怖い夜
週末の病院帰りはデパ地下へ
捨てるべき捨て去りかねるものばかり
一つずつ打ち明け女子会お開きに

 
   (随想3)   「思い出し語る」    橘

 「話・話」に中学生に自分の中学時代の話をしにいった高校生の話がありましたが、私も先日似た経験をしました。高校2年の娘の学校で、保護者に自分の高校時代の思い出を書いてくるようにという宿題が出たのです。
 書いているうちに、普段子どもにえらそうなことを言っていても、30年前は自分も似たようなものだったなと再確認しました。とはいえ、後悔が大きい分、その轍を踏まないようにと子どもにうるさくなってしまうのですが。
 後悔は子どもに押しつけず、自分の糧にしなければいけませんね。

    *文頭に紹介された「話・話」は、2015年10月6日
    付け【(第2170話) 「自分を認めれば」】のことです。

 



   「 秋の日 」    瑞希

秋が逝く幸も不幸も包み込み
       我が友もそれぞれ悩み抱えこみ
    冬の使者コハクチョウ来て秋進む
 ★コハクチョウ仲間を守る目は確か
思い出す野焼きのにおい幼い日




「北欧にて」    桃華

国境を越えても検閲ない列車
大型船揺れなく動くホテルだな
ごみのない街を楽しみ闊歩する
王宮を見守る衛兵凛々しすぎ
★黄葉と湖 記憶に残る旅



 


・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎靖坊
 日差しがないと昼間でも肌寒さを感じます。秋も深まってきましたね。(10/10受)

◎橘
 先週近所の小学校で運動会がありました。例年ですと賑やかな声援や放送が聞こえるのですが、今年は全然聞こえず、日にちを間違えたかなと思っていたら、近隣から苦情があり、音声は押さえて実施となったと聞きました。それぞれ事情はあるとは思いますが、ちょっと寂しい気もします。


◎瑞希
 朝晩の気温差が激しいこの頃、秋も進みつつある今日この頃です。我が家の庭先にも、キンモクセイが優しく匂い、ホトトギスが咲き、水引草が咲き、野ボタンも今も盛りに咲いています。季節の移り変わりにまた人生の移り変わりに、月日の経つ速さに追いけないのは私だけでしょうか。





    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 私とあなたで世界だった頃(橘)    桃華
    ガッーン!何か頭に当たったような衝撃。そうだ、みんなそんな時代があったのだと
   改めて思い知らされた。何十年も前だが、そんな時代が懐かしく思い出される。「二人の
   ために世界があるの」(佐良直美)の曲がヒットし、思わず口ずさんでいた。青春って
   なんと初々しく、明るいのだろう、恐れを知らず前向きで・・・・。すっかり忘れていた生き
   生きとした時代を掘り起こしてくれたありがたい一句。

 
あちこちの話題は同じ老い世界(柳立)    桃華
   
年齢によって話の内容は変化しますね。40代は子育て、50代は介護と年金、60代
   は病気の話。60代はこれからどう生きるかも大きな課題。幾つになっても生きていか
   ねばなりませんから。どんな状態になっても笑って生きられれば幸せと考えています。


 昼寝覚め夢の世界は消えて行く(靖坊)   英人
   
夢から覚めたことを
寂しく思っておられるようなので、多分いい夢をみておられたので
   しょう。夢でも何でもいいものは良い。私など最近いい夢を見ることがなく、覚めてから
   何であんな嫌な夢を見たのだろうか、どこかの行いが悪いのか、と悩んでしまう。夢は
   醒めるもの、でも夢だけでもいい夢を見たいものだ。


 
それぞれにあっただろうか夢挫折(野のはな)    英人
    それぞれにあったのです、夢も挫折も。人生山あり谷あり、一筋縄ではいきません。
   でもここにこうして生きている。世の中、句を投句できる人ばかりではありません。
    川柳連れ連れ草に参加している人、万歳!

 地図広げ世界一周した気分(ペ天使妹)   英人
    世界を知るには難しい。私は機会を見つけて出かけているが、しれたものである。
   世界には知らない国も多くなった。それでも知れば世界は広がる。世界地図を広げ
   眺めるのも良い。私は地球儀を買った。


 ・一勝で拓ける未来輝いて(さくら)    英人
    一つ勝てば世界が変わることもある。先日のラグビーの日本対南ア戦はまさにそれ
  であった。日本中がラグビーに目覚めた感じである。日本ラグビーの未来が輝いてきた。
  人生にも小さな一つのことでその後が大きく変わることがある。そんなチャンスをキチンと
  捉えたいものだ。

 ・地球儀を回し問われる余命です(英人)    靖坊
    「もう未練はないから明日死んだって構わないさ」なんて言いながら、余命のことなぞ
   微塵も考えずに日々過ごしている私ですが、いざ「あなたは明日死にます」と言われたら、
   「嫌だ、もっと長生きしたいよう!」と泣きわめくことでしょう。地球儀は無理ですが日本
   地図でも眺めながら、毎日を大切に過ごしたいと思います。

   
 
     投稿をお待ちしています




       「川柳連れ連れ草」への投稿案内
             次の要領で川柳及び感想文を募集します。
             投稿をお待ちしています。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  2)2015年「課題」
      (1月)広い (2月)野 (3月)咲く (4月)花束
      (5月)星 (6月)残す (7月)輝く (8月)ガラス
      (9月)青い (10月)世界 (11月)手紙 (12月)書く
  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。
  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。

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