so161
     (せんりゅうつれづれそう)


             
  第161号(27年5月)

金魚草(きんぎょそう) の 

      (科目)オオバコ科       (花言葉)清純な心、涼しげ、健やか、
ひれを広げて泳いでいる金魚のような花を穂状に数多く咲かせる。花の色は赤・桃・白・橙・
黄・複色。種は微細だが性質は強健で、こぼれ種でよく殖える。本来は多年草の植物である
が、一般的には秋蒔きの一年草で、寒冷地では春蒔きにする。草丈は20~100cmである。

戦いが済んで、さわやかに5月を迎えた。延ばしていた旅行も無理に入れ、
気忙しい5月となっているが充実感を感じている。できる今の有り難さを思う。
川柳連れ連れ草もその一つである。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」。
                           (★印は英人の推奨句)



 課 題    「 星 」

目立たない星はあの人語り合う    ★柳立
帰り道星を指差し夢語る    ★さくら
君たちに沢山あげたい白星を    ペ天使
旅プラン五つ星には縁なき身    ペ天使兄
流れ星消え去るまでに物忘れ    ペ天使妹
流れ星願い事する暇もない    瑞希
占いを言い訳にして踏み出さず    橘
星の数あったのだろう選択肢    野のはな
ロンドンできれいなほしを見つけたよ    くまちゃん
今はまだひとつの星が見えるだけ    靖坊

目薬をさして星空しかと見る      桃華
ボクはどの星だったろう見上げてる     英人



  「 読 む 」    ペ天使

母の日にボケ防止にと本届く
  徹夜して一気に読んだ青春も
    スラスラと読めるネ君は一年生
  ★読みかけて挟んだしおり動かない
待合で読み始めたら名を呼ばれ


 


「 早おき」    くまちゃん

★たまにあさ早おきをしてテニスする


「祝☆誕生 プリンセス・シャーロット」
                   さくら


イギリスが待ちわびていた良いニュース
二十五年ぶりに誕生プリンセス
誕生の知らせに街が沸き立って
お祝いでタワーブリッジ桃色に
★可愛らしい寝顔に未来輝いて



(随想)   「ロンドン便り(その8)」    
         **お宝さがし?アンティークショップ**
                         さくら  

 「古き良きものに価値がある」 新しいものが次々に出ては消えていく日本とは異なりイギリスは古いものを大切にし、ずっと継承していく文化があります。主に作られてから100年を過ぎた家具や食器などがアンティークと呼ばれるようです。アンティークとは日本でいうと骨董品の事です。
 イギリスの街では、よくアンティークショップを目にします。このアンティークショップで買い物をする事は、イギリス人の日常です。お店にはレトロな机やいすなどの家具、動物のはく製、年季の入ったカップ&ソーサー、銀食器など、価値のありそうなものから、履き古された靴やぼろぼろの玩具のようなガラクタのようなものまで所狭しと並んでいます。イギリス人は日曜大工が得意なようで、例えば古い椅子はペンキを塗り直し、布を張り替えたりして自分好みの新しい家具として使われます。黒くくすんだ銀食器も磨きをかけて使われます。銀食器には銀の純度を現す印がついているので、本物か見極めて慎重に買わなければいけません。もしそれが偽物だったりしても、自分が気に入ればいいのです。そういう意味で、アンティーク探しは自分のお気に入りを捜す宝探しだと思います。




  「五月の風」    柳立

  ★陽水の歌が大好き若葉見て
草に寝て十四の心啄木が
  雨上がり五月の雑草(くさ)と戦あり
草取りも熱中予防のニュース聞く
   空高くグゥーと一杯爽快で



「 一人旅 」    瑞希

世代越え祈り息ずく長谷寺に
長谷寺の廻廊歩く感謝込め
この季節山の緑に癒やされる
奥山に佇む室生風情ある
★どの人も祈りさまざま手を合わす




「 初 夏 」    野のはな

つぶやきを電波にのせる時代なり
つぶやきをつぶやきのまま終わらせぬ
若作りして行こう同窓会だもの
だる重い体ひっぺがして起きる
★初夏という季節少しの気怠さも



 
・・英人の20句抄・・ 「 ミステリーな旅 」

        多忙終え待ってましたと旅に出る
      迷った末のミステリーツアーという怪
 空港に来て渡された日程表
  ミステリーは空港までの怪でした
   満席という多さこそ不思議です
     行き先はほぼ想定の範囲内
      道東という行き先に満足し
           気持ちに広さ覚える十勝平野
           アイヌ人の語りに気持ちしんみりと
           道東は桜と雪が同居する
           鹿や鶴見つけてバスは止まるサービス
           目の前の四島霞む納沙布岬
           戦争もその結果も哀れです
           オホーツクに沈む夕陽をみやげとし
           まっすぐに伸びる道路に知る広さ
           摩周湖も霧より青い空がいい
     何事も苦労の後にある喜び
   満足な旅は褒美でいいでしょう
  ゆとりの後には多忙待っている
 果てるまで多忙と褒美で行きましょう



   「いい天気」    靖坊

 ★部屋籠りするのが惜しい日本晴れ
   紫外線対策万全日焼け止め
     いい天気ですねと言葉交わし合う
       雨がいい曇りがいいと言う人も
  ミスっても天気よければ気分よし


「 五 月 」     橘

上書きをしていくことが生きること
これのことだったか 占い思い出す
★怖いものないから孤独と友が言う
温めてほしくて薄着で家を出る
帰る実家ないとは我慢強いこと



「旅と日常」    桃華

旅に出る夢と現実引き連れて
桜と雪共存している北の旅
草取りも旅行も日常生きている
ハローとやって来るやんちゃ坊主に初夏の風
★五年後もこんな調子で笑えるか


 


・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎橘
 下の子は明日遠足で大垣に行きます。私は行ったことがないのですが、ちょうどウォークの記事を見ることができました。昔の風情が残っている落ち着いた感じの街ですね。大垣せんべい、水まんじゅう、枡・・・何を買ってきてもらおうか迷っています。


◎さくら
 今月の初めにイギリス王室に25年ぶりのプリンセスが誕生しました。日本でもお猿さんの命名の件などで注目を浴びたようですね。プリンセスと言う事で、これから成長するにつれ、ファッションや色々な面で注目されていくのでしょうね。


◎ペ天使
 
一気に暑くなりました。合い服も袖を通さないままお見送りでしょうか?(5月15日受)



    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 ・帰る実家ないとは我慢強いこと(橘)    桃華
    私が結婚したときはまだ三界に家なしと言われていた。離婚なんて考えられなかった。
   辛くても悲しくてもみんな我慢してやってきた。周りがみんなそうだったからやってこられ
   たのだろう。今は帰る実家があればさっと帰る。我慢する人も少なくなった。どっちが
   良いのだろうか?

 
どの人も祈りさまざま手を合わす'瑞希)    桃華
    私は夜のウォークの最後に神社に寄り、手を合わす。今日一日無事に過ごせたことに
   感謝し、明日も元気に働けますようにと祈ってくる。毎日の何でもないことが嬉しい年齢
   になったと言うことか!元気で動けることが一番の日々である。

 
ロンドンできれいなほしを見つけたよ(くまちゃん)   桃華
    くまちゃんの純な目で見つけた星は世界一美しい星でしょうね。ロンドンも日本も良い
   ところです。いっぱいいいものを見つけて日本に帰ってきてね。

 
・読みかけて挟んだしおり動かない(ペ天使)    英人
    何事もやれるときにはやれるし、できないときにはできないものです。読書などもその
   典型です。進むときには寝るのも惜しんで読むし、読めないときは時間があってもさっぱ
   り進めない。挟んだしおりも動かない。誰にもよくあることです。

 
・初夏という季節少しの気怠さも(野のはな)    英人
    初夏はさわやかでいいですね。少し働いて木陰で休む。先日も最高の気分を味わっ
   ていました。しかし、暑くなってけだるさを感じるときもあります。マア、焦ることなく、
   上手に付き合っていきたいものです。 

 
目立たない星はあの人語り合う(柳立)   英人

    あの人はどんな人だったのでしょう。目立たない星になぞらえるので、控え目な人だっ
   たのでしょう。そんな星と語り合う時間は至福の時間でしょうか。いい時間をお過ごし下
   さい。

 
今はまだひとつの星が見えるだけ(靖坊)   英人
    時間が早いのでしょうか、その内沢山の星が見えることを期待されています。これは
   多分人生のことを言ってみえるのでしょう。まだまだ沢山の星を見ていきたいものです。
   探し求めていきたいものです。

 
・ボクはどの星だったろう見上げてる(英人)    靖坊

    まだまだ若くて夢と希望に輝いていた頃は、マイナス1.5等星のシリウスでしたが、
   現状に満足して惰性で生きている今は、ハッブル宇宙望遠鏡でも観測不可能な暗い
   星になってしまいました。ここまで来たらブラックホールを目指すしかないですね。

   
 
     投稿をお待ちしています




       「川柳連れ連れ草」への投稿案内
             次の要領で川柳及び感想文を募集します。
             投稿をお待ちしています。

  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  2)2015年「課題」
      (1月)広い (2月)野 (3月)咲く (4月)花束
      (5月)星 (6月)残す (7月)輝く (8月)ガラス
      (9月)青い (10月)世界 (11月)手紙 (12月)書く
  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。
  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。

             川柳投稿


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