so079
(せんりゅうつれづれそう)
第79号(20年7月)
無花果(イチジク)の章
無花果の生命力は強い。強い剪定にも係わらず枝はすくすくと伸び、
地面についた枝からは根が出てきて株になる。栄養価も高い。
今年もなり始めた。楽しみは間近だ。植物から学ぶことも多い。
(★印は英人の推奨句)
課 題 「 舞 う 」 煩悩はもう捨てました花吹雪 ★まつぼっくり 新聞に名前が載って舞い上がる 酒仙 氷上に色とりどりの蝶が舞う さくら 仕舞舞う母の背中はぴんとして 悠澪 小雪舞う日に生まれたねと母の癖 ぺ天使 もつれつつ二匹の蝶が舞い上がる ぺ天使兄 舞うごとく太極拳の師の動き ぺ天使妹 涼求め珠の舞い散る滝に立ち 柳立 子育てにキリキリ舞の若いママ みいちゃん 舞い込んだ雨粒だけが今日の客 靖坊 汗染みの残る形見の舞扇 ★美智優 ホタル舞うわたしも負けじと舞っている 桃華 少年の夢をはぐくみ花火舞う 英人 |
「 猛 暑 」 悠澪
★何しても何しなくても滝の汗
猛暑日が続き水辺に蝶が湧く
うだうだと言っていないでまず動く
歌唄い暑さ逃れて山歩き
熱帯夜蜩の声涼しげに
(戦いはまだ始まったばかり)
「雨の日は」 酒仙
★梅雨空で孫が二人菓子作り
雨の日は外で遊べずベソを欠く
綺麗事いう人達に心なし
雨降りで蛙喜び鳴き続け
家の前雨水溢れとうせんぼ
(梅雨は明けた、次の戦だ)
(随想1) 「 思 い 」 酒仙 「部屋整理思い出の品捨てきれず」 「妻のこと聞いてやるふり仕事増え」 生まれて68年間住家を移動したことが二度しかないため、 小学校から今日までのいろいろの書類、教科書、ノート、プリント そして通知表までダンボール箱に20数箱あります。 その保管場所のひとつを洗濯機を置く場所に明け渡すこととなりました。 整理を仕掛けるとその当時の事がつい昨日のことのように思い出し、 必要でないかも知れないが、つい元のあった場所に戻してしまいます。 私は毎日酒を嗜むことが大好きです。 友人やグループの人に誘われるとつい飛び出していきます。 しかも一次会で済まず、二次会、三次会へと足が向き、 いつまでも自分が若くてモテルつもりでいます。 「女房に隠し事してボケ防止」 「ウォークの楽しみ忘れひとり酒」 また皆さんと会って愉快に楽しく杯を重ねましょう。 |
「 安 心 」 ぺ天使
金封の中を何度も確かめる
お財布に札が二枚で安心し
真夜中にケイタイ通じ熟睡し
安心は夫子嫁孫傍らにいて
★物忘れ友も同じで一安心
(安心安全があって戦なし)
「 軽井沢 」 まつぼっくり
軽井沢都心を逃れ息抜きに
トンネルを一つ出るたび夏になる
夜着いた駅は濃霧の闇の中
★山の朝光りと鳥のシンフォニー
林行くわれは緑に染まりゆく
(戦を一時忘れる避暑地)
(随想2) 「エスカレーター」 酒仙 川柳連れ連れ草先月号に「片側を空けて不思議なエスカレーター」の 句があり、この句にぺ天使さんが感想文を書かれました。 そこでエスカレーターについて、私の知識を少し披露したいと思います。 エスカレーターには巾80Cmと120Cmがあります。 使用方法が一人乗りと二人乗りになっているのです。 それを片側に寄って乗るのはステップを引っ張っている 駆動チェンに負荷を掛けることになります。 エスカレータが動いている時によく見て下さい。 側面とステップの僅かな隙間しかありませんが、 ステップが蛇行しているのを見ることができます。 余りに蛇行が激しくなるとその隙間に靴やサンダルが食い込むのです。 昔はエスカレータの上り口には女性が立っていました。 それは間違った使い方をなくするためでした。 これからは堂々とステップの真ん中に乗り、上り降りしてしてください。 最近は「エスカレーター上を歩かないでください」という注意書きもあります。 階段がわりにステップを駆け上がっている人がたくさんいますが、 もっとゆとりをもってほしいですね。 |
「七十代の喜怒哀楽・第七十二回」
みいちゃん
締め切りを忘れてしまう忙しさ
生きていて良かったと言う日々である
パソコンを夜中に目覚め打っている
★呆けぬよう語り部をするボランティア
お喋りは女の特権果てしない
(女とは戦をしないのにかぎる)
「夏の夜に」 柳立
神の舞う那智のたいまつ夏祭り
山車走る博多の夜明け男意気
郡上みち徹夜踊りのこだまして
かがり火の雅を映す鵜のさばき
★七夕に誰を想うかひかり星
(心おきなくできる祭りという戦)
・・英人の20句抄・・ 「暑さ対策」
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「歳を聞く」 靖坊
お嬢様のような鉢植え立つ店内
★自分より若いと思い歳を聞く
年上よと答えた笑みに戦慄す
遠い目にフォローの言葉映らない
その微笑幾つになってもお嬢様
(戦になる予感おさえて歳を聞く)
「 梅 雨 」 美智優
深呼吸梅雨の晴れ間の茜雲
★リードくわえつきまとっても外は雨
にわか雨走り出したら足がつり
雨の中亡母の友が訪ね来る
土砂降りの雨に起こされ眠れない
(戦はいろいろあって梅雨終わる)
「せみが鳴く」 桃華
元気になったとかわいい声が聞いてくる
せみが鳴く今年もみんな元気だよ
★断ち切れぬ珈琲の香とせみの声
この暑さどうにもならぬ せみが鳴く
せみの声子供の声とけんかして
(今が戦どきとせみが鳴く)
(鑑賞文・感想文) ![]() ・梅雨空で孫が二人菓子作り(酒仙) まつぼっくり 夏休みなのにどしゃ降りの一日・・・。でも子供たちって本当に時間を遊ぶことが 得意です。わが家の娘もいつもクリエイテイブで、その時々のシチュエーションに 応じて色々な遊びを発見していました。彼女をリーダーにして二人の弟たちもそれ ぞれの分担として割り当てられた仕事を一所懸命にやってました。玉子を割る係り、 生クリームを泡立てる係りとか。三人でわいわいやりながら作るケーキやお菓子の それはそれは楽しそうなこと。後片付けもちゃんとやって出来たお菓子はきれいに トッピングして私たちにもご馳走してくれました。酒仙さんのかわいいお孫さんたちも どんなお菓子ができたのでしょう。ハッピーな気分を思い出しました。 ・この暑さどうにもならぬ せみが鳴く(桃華) ぺ天使 複数の蝉が一斉に鳴き始めると、一層の暑さを感じるのは私だけでしょうか。 蝉さん、この夏を楽しんで一日でも長く生きてくださいな! ・かがり火の雅を映す鵜のさばき(柳立) 桃華 長良川の鵜飼は五木ひろしも歌ってくれ、全国的に有名だ。近くに住んでいながら まだ一度も行ったことがない。是非その幻想的な世界を垣間見たいものである。 ・生きていて良かったと言う日々である(みいちゃん) 英人 人生良いことも悪いこともいろいろある。それもすべて生きていればこそ。「生きて いてよかった」と「言う」、この言うことが大切だと思う。よかった、よかったと言って いるうちにすべてがよくなる。「話・話」の「(第968話)幸せの魔法の言葉」を読んで 頂くとよい。 ・綺麗事いう人達に心なし(酒仙) 悠澪 世の中には、立派なことを言っていても実行できていない人が大勢いますよね。 不言実行、又は有言実行、これで行きたい、そんなことをふと思いました。 投稿をお待ちしています |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 投稿をお待ちしています。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2008年「課題」 (5月)書く (6月)美しい (7月)舞う (8月)珍しい (9月)夢 (10月)遊ぶ (11月)帰る (12月)みやげ 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 ![]() |