so075
(せんりゅうつれづれそう)
第75号(20年3月)
柊 南 天 の 章
(科 目)メギ科 (花言葉)激しい感情、高潔、愛情は増すばかり、
葉はヒイラギ(柊)の木と同じようにトゲがあり、枝振りと実がナンテン(南天)に
似ていることから名付けられたという。南天の「難を転じる」と、ヒイラギのトゲが
「厄難を避ける」ということで「縁起を担ぎ」庭木としても良く植えられている。
柊南天はわが家に幾本もあり、結構成長のいい木で丈夫でもある。
花が咲き、実がなり、更に縁起がいい木というからありがたい木である。
毎月、花や木を調べながら取り上げているが、ひとつひとつに味がある。
人間も同じである。ひとりひとり個性がある。川柳にはそれが表れてくる。
(★印は英人の推奨句)
課 題 「 亀 」 浦島の亀の立場を考える まつぼっくり のろまでも一所懸命生きる亀 悠澪 どの亀の後へ続けば竜宮城 ★ぺ天使 春うらら水面に浮かぶ亀の首 ぺ天使兄 恩返す亀を思ってボランティア ぺ天使妹 背負うべき甲羅はないが鈍い足 靖坊 春めいて老いをたしなむ甲ら干し 柳立 いざとなりゃ意外と早い亀の足 美智優 背に甲羅背負いいつでも危機管理 さくら 人生は亀に見習う卯年生まれ 酒仙 亀さんがヒーローになる夢を見た ★みいちゃん 亀になってゆるりゆるりと歩いてみる 桃華 亀ですが追いつ追われつ焦ってます 英人 |
「 姉 妹 」 ぺ天使
手を繋ぎ水飴なめた紙芝居
★めいめいに選んだ服は同じ色
水平に漕いでブランコ二人乗り
太りたい細くなりたい姉妹です
あねいもと四つ違いに教えられ
(姉妹、兄弟、あることのありがたさ)
「LOVE」 靖坊.................
愛をラブと言い換えてみる軽くなる
★本日のラブ運はゼロ二度寝する
最近のマイラブは寝て食べること
ラブシーン演じる時は愛あらず
地球には愛されていたいいつまでも
(LOVEを感じることのありがたさ)
「もうすぐ春ですね」 さくら
★春風に新たな気持ち舞い上がる
日が長くなって散歩も遠回り
年々と周りに増えるマスク族
マスクして美男も美女も影ひそめ
赤ちゃんが皆に笑顔を運ぶ春
(言うまでもない、赤ちゃんのいるありがたさ)
(随想) 「子育てとドタバタ離乳食」 さくら 昨年の9月に息子を出産してから早いもので6ヶ月が過ぎました。 最初は何が何だかさっぱり判らない事だらけでしたが、、3ヶ月頃を境に 育児にも慣れ、今では赤ちゃんもゴロンゴロンと寝返りをうっています。 ほんとに我が子はかわいいもので、世のお父さん・お母さん、 じいじ・ばあばが親バカ・孫バカになる気持ちがよ〜くわかりました。 今、私が一番頭を悩ませているのは、離乳食です。 始めてちょうど1ヶ月が経ちました。最初は順調で 「よしよし♪」と思っていましたが、2週間ほど経ったある日、 パタッと全然食べなくなってしまったんです。でもお気に入りのテレビを 見せながら食べさせたらパクパクと食べるようになりました。 普通のおかゆもあまり好きではないようで、さつまいもと混ぜると 残さず食べます。毎日が試行錯誤の繰り返しです。 でも「これだ!」と言うものを見つけると本当に嬉しいです。 育児は思い通りにならない事ばかりなので、あんまり神経質にならず 「どうにかなるさ」の精神でやっていこうと思います。 今はおすわり練習中の我が子ですが、早く一緒に 手をつないでお散歩やお出掛けをしたいと思います。 |
「春ですね」 柳立
★ほんわりと全て円やか春霞
かの人の霞に香る梅の花
暁を今朝も忘れてパン薫る
雨上がり運ぶ春風足早く
まどろんで小鳥の声に春響く
(春が来るありがたさ)
「 両 親 」 まつぼっくり
八十の両親元気私より
病い持ちそれに負けない老い二人
★神様のように静かな父昼寝
いつまでも二人仲良く息災で
古里に帰る家ありありがたく
(元気な両親のいるありがさも言うまでもない)
「 春 」 悠澪
花粉症怪しい者ではありません
厄をみな捨てに行きます流し雛
★春近し恋心が騒ぎ出す
杏咲き着ているコート重くなる
あどけない孫の笑顔が春を呼ぶ
(ここにも春、孫のあるありがたさ)
「七十代の喜怒哀楽・六十八回」
みいちゃん
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千の風に任せて置けぬ墓参り
パソコンに熱中オーバーヒートする
平凡に暮れた一日有り難う
痛いところ有るのは生きている証
★人の世話した日された日交互に
(何よりも自身の長寿のありがたさ)
・・英人の20句抄・・ 「 春は冗舌に 」
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「 街 」 美智優
それぞれの暮らし営むドアの中
人垣を分け入り見ればなんてことなし
ゴミ出し日稼ぎ時だとカラス舞う
★アスファルトの隙間に咲いた花の意地
人波に飲まれて進む逆方向
(観察の楽しさも川柳のあるありがたさ)
「 旅 」 酒仙
年よりは後ろ姿が亀のよう
ひとごとと思っていたら自分にも
★旅に出て自分の思い貫けず
妻と旅思いが一つ草臥れる
老人会同じグループと間違われ
(妻と旅のできるありがたさ)
「旅途中」 桃華
旅途中 愉快な人と知り合いに
★旅途中 まだ貪欲に生きている
旅途中 一歩の重み踏みしめて
旅途中 健脚誇示し登る坂
旅途中 急がぬように遠回り
(ここにも旅ができるありがたい人)
(鑑賞文・感想文) ![]() ・旅途中 愉快な人と知り合いに(桃華) まつぼっくり 独身の頃は本当によく旅をしていました。学生の頃北海道へ20日間一人旅を したとき、毎日たくさんのいろいろな人たちとの出会いがありました。友人と旅行 をしているときと一人旅をしているときの旅の形は全く違うように思われます。 今は交渉が途絶えてしまっていますがあの旅の空で出会った人たちの顔を なつかしく思い出します。旅は新しい自分を発見する愉快な冒険ですね。 ・「旅途中」(桃華) 悠澪 “人生は旅”とよく言われますが、まさにその言葉を思い浮かべました。 どの句も人生に通じるところがあると思います。 ・平凡に暮れた一日有り難う(みいちゃん) 桃華 若い頃は喜怒哀楽の日々が面白く、刺激的であったけど、歳を重ねてくると、 平凡な日々がありがたくなった。いろいろな輪をくぐってきたから言える“平凡 のありがたさ”かな。笑って穏やかに過ごせる日々に、感謝、感謝!! ・アスファルトの隙間に咲いた花の意地(美智優) 英人 どうしてこんなところに花が咲けるのか、そんな小さな隙間にも花が咲いて いる。これを作者は花の意地と見た。こんな意地もなければとても世に出て くることはできない。駄目と思ったらもうおしまい、意地は生命の源である。 投稿をお待ちしています |
「川柳連れ連れ草」への投稿案内 次の要領で川柳及び感想文を募集します。 投稿をお待ちしています。 1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度 メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて ください。課題の題は2)の通りです。 2)2008年「課題」 (1月)昔 (2月)助ける (3月)亀 (4月)絵 (5月)書く (6月)美しい (7月)舞う (8月)珍しい (9月)夢 (10月)遊ぶ (11月)帰る (12月)みやげ 3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文 (150字以内)も募集いたします。 4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行 います。感想文もその句のページに随時掲載します。 掲載方法は一任してください。 5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。 ![]() |