so073
     (せんりゅうつれづれそう)

               
第73号(20年1月)

柚 子 (ゆず) の 章

(科 目)ミカン科  (花言葉)健康、健康美、幸福、恋のため息、
耐寒性が強く、日本では東北以南で広く栽培されている常緑小高木。果実の表面は凸凹で、
強い香り、酸味がある。冬至には風呂に浮かべて柚子湯にし、風邪予防にする。


わが家では冬至といわず、冬の間は自家産の柚子でずっと柚子湯です。
これで健康、幸福になれないと言うのは不埒でしょう。川柳連れ連れ草で
そのお裾分けをしましょう。今年も皆さんの投稿をお待ちします。
                      (★印は英人の推奨句)


課 題   「 昔 」

縄文に生きたかったと言う息子    まつぼっくり
階段を駆け上がってた日もあった    悠澪
ふるさとは今も昔もその声も    柳立
今の顔昔美人と想像し     酒仙
昔から二歩だけ下がってついてきた  ★ぺ天使
新年の挨拶まわり今昔   ぺ天使兄
「昔はね」近頃とみに多くなる   ぺ天使妹
集まれば昔話をおつまみに   さくら
胸中を過ぎる想い出出番待つ   みいちゃん
君の家あったあたりに駐車場   ★美智優
年賀状ほのかに残る初昔   靖坊 
昔から慰められること苦手   桃華
若者と話し昔に戻る癖    英人



   「 晴れ着 」    靖坊

気がつけばツギハギだらけ我が晴れ着
疑いを晴らすでもなく晴れ着脱ぐ
脱ぎ捨てた晴れ着を踏んで自由の身
晴れ着なき身で晴れ渡る空の下
★初日の出浴びて今年の晴れ着なり

    (句作りは心の晴れ着)



「アクシデント」     悠澪

娘入院飛んで行けないもどかしさ
掃除機をかければ腰が痛み出す
悪いこと重なり脳が働かぬ
ヘルニアでカラオケ行けぬ娘の目
★飛ぶように日が過ぎて行く十二月

(生あってこそのアクシデント)



(新年特別企画)   「年賀状句」    英人   

        
わが家に頂いた年賀状から川柳、
         俳句、都々逸・・・等を紹介します。


センリョウの赤あざやかに年迎え     八重子
苦しみを乗り越えたから今が旬    美保子
初春の膳 彩とりどりの夢を盛る    美枝
ひたすらに歩む商い去年今年   まち子
神鶏の気高く啼きぬ初詣     勝夫
年一度結ぶご縁の年賀状     道男
またひとつ歳をとり心はひとつ若返る   克巳
立春大吉屠蘇にて祝い 天下泰平初祈願    宗彦


*************

春風に乗って笑顔の多い凧    幸智子
凧から貰う笑顔もある新年    英 人


               



「ウォーキング」    ぺ天使

とりあえず四十分をウォーキングに
寒かろうと釣り人の背を見て歩く
★Aコース真っ赤な木の実に足止まる
すれ違う人も同じく振り返る
ウォーキング始め四日目の雨嬉し

(二日続きの雨悲しウォーキング)



  「 迎 春 」      柳立

  ろう梅の香りを巻いて寒雀
一勺の若水映す明けの空
   赤椀の雑煮が笑う鰹立つ
獅子舞も三河漫才来ない春
  ★老いの身に厳しさ示す子の日松

   (句を作ってウォーキングして迎春)



・・英人の20句抄・・ 「 息ひそめ 」

          新年の抱負が踊る掲示板
          老後にも用意されていた選択肢
          年明けて耐寒力を試される
                  丸くても四角くても重い石
                  家康像我に比べるものはなし
                  泣きもでき笑いもできる顔を持つ
 どこまでも純粋で苦い夏ミカン
 虫食いのキャベツ大事に食べている
 割り箸の功罪を問う昼食後
             ボクの住む家に妻も住んでいる
             年をとる過去の話がくどくなる
             傷口に触れないように話する
                     待ち人を待つ間にひそむ悪魔
                     大きなミスはなくまだ元気です
                     ある程度信号守ってここにいる
      昼中に柚子湯に入るゆとりです
      愚痴を言う口に冷たい向かい風
      追い風を受けた背中が暖かい
             原っぱにて春は近いと息ひそめ
             情熱を蓄積しつつ春を待つ



    「 二 人 」     まつぼっくり

     ここへ来て向かい合うには少し照れ
  ★まだ何か知らないところある二人
それぞれの想いをのせて時刻む
    重くない旋律がいいそんな夜
     お茶を飲みきつい心も溶けてゆく

     (未知の先があって楽しい二人)



「年末年始」     美智優

★心を磨くようにガラス拭く
おせちもできて除夜の鐘を待つ
除夜の鐘聞きつつ夢を描いてる
おみくじは自分に良いことだけ信じ
北風に耐えて木の芽は東風を待つ
(人生に区切り与える年末年始)



(随想1)   「 餅 つ き 」    ぺ天使兄

昨年も大勢集まって餅をついた。5時起床で20臼。
大人の声、子供のはしゃぎ声、力強い杵つきの音。
つきたての餅を大根絡み餅、黄粉餅、
納豆餅、お汁粉などにして配る。
大人は絡み餅、子供達は黄粉餅が人気であった。
道具をキチンと納め1年を終えた。
今年も元気で過ごし、餅つきをしたいものだ。
                       



   「 正 月 」    酒仙

正月は自分勝手にルール決め
急ぐ道車と車小競り合い
★正月は嫁と姑仲がいい
今美人年が過ぎればとうが立つ
子の仕草親の顔まで直ぐわかる
   (いろいろ見直す機会の正月)



「七十代の喜怒哀楽・六十七回」
                 みいちゃん


老いたって胸に去来の恋疼く
年賀状ゆっくりと見る寒の入り
年賀状途絶えた人に電話する
★蘭一輪添えて嬉しい宅配便
サクラさんのベビーに会えた初夢で
(年に一度の意味ある年賀状)

 


 (随想2)    「晴天の霹靂」  みいちゃん

元旦の昼頃電話のベルがなりました。
相手は東京の桜田門にある警視庁の方です。
「IKさんと言う八十歳位の車椅子の男性を保護しましたが、ご存知ですか」
もう50年以上前に少しの間、年賀状を交換していた憧れの人でした。
もちろんもう長いこと音信不通の人です。
持ち物の中に古びた私の年賀状が入っていたそうです。
私は暫く仰天、絶句して言葉が出ませんでした。

その日の夕方再び警視庁から電話があり、甥に当たる人が
埼玉に居る事が解り一応引き取ってくれるとの事です。
IKさんの今後に少しでも平和な日が訪れる様に願い、
私は川柳を一杯詠んで小さな幸せを噛みしめたいと思いました。

「朝の陽が生まれ変わった気にさせる」



「 新 年 」     さくら

振袖の後姿に若さあり
どの神に祈るか迷う初詣
意味不明我が子の言葉宇宙人
★初めての注射に母が涙する
ごめんなさい君は母乳で親グルメ

(さくら家にすべてが新しい新年)


     「母との正月」     桃華

      老母いるだけで集まるお正月
   ありがとう母の笑顔でなごんでる
     グチ言わぬ母にもらった雪椿
        ★命あるうちは生きると母の意思
      全員で写真を撮って感謝して

        (総勢28名が集まった母との正月)



    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 娘入院飛んで行けないもどかしさ(悠澪)      まつぼっくり
    昨年私も全く同じ体験をしました。遠い地に住む娘から入院していると電話があったとき
   それはもう心配で心配で・・・もどかしく思ったものです。一日の検査入院だったのですが
   2〜3日は自宅で安静するように医師から言われた娘に花や大好きなフルーツを送りました。
   「まるで重病人みたい。でもうれしかった。ありがとう」娘の元気な声にホッと胸をなでおろ
   した母でした。悠澪さん、その後いかがですか。

 ・おみくじは自分に良いことだけ信じ(美智優)      桃華
    
占いを信じる信じないはその人の考え方次第、どちらかというと私は信じない方だけれど
    ・・・。でもおみくじで吉と出れば全面的に信じたくなるあやふやな感情の持ち主でもある。
   悪いことはみんな流してしまい、良いことだけを取り入れる。これって日々の生活には必要
   なことかもね・・・・。

 ・まだ何か知らないところある二人(まつぼっくり)      英人
   
分かり合ったようでも多くを分かっていない夫婦、熟年離婚を見れば分かるだろう。まして
   結婚前の二人など・・・一緒に生活してみれば何も知らなかったことに気付く。そういうもの
   だと知っていればあわてることはない。まわりから支えたいものだ。
 

    投稿をお待ちしています




       「川柳連れ連れ草」への投稿案内
             次の要領で川柳及び感想文を募集します。
             投稿をお待ちしています。


  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2008年「課題」
      (1月)昔 (2月)助ける (3月)亀 (4月)絵
      (5月)書く (6月)美しい (7月)舞う (8月)珍しい
      (9月)夢 (10月)遊ぶ (11月)帰る (12月)みやげ

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
    掲載方法は一任してください。

  5)始めて投稿される方は「川柳観」をご一読下さい。


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