“体力も気力も十分だった父が七十三歳で逝ってはや一年。病院での検査後、容体が急変した。人工呼吸器で辛うじて生命を維持させる状態となり、別れの言葉を交わすこともかなわなかった。医療行為自体が原因の「医原性疾患」とみられる。検査後に瀕死となったことからして、やむを得ないと思うべきなのだろうが、父にはもっと違った適切な対応があったのではなかったのか、と医療従事者の一人として自問自答している。
現代医療は高度に細分化され、一人の医師が対応できる範囲は狭くなっている。自分の限界を素早く認め、他分野のスタッフと協働しないと患者の人生さえ奪いかねない。「己の限界を知る」ことをわが教訓にしようと思っている。”(6月6日付け中日新聞)
三重県津市の医師・稲垣さん(男・39)の投稿文です。父親を亡くした医師からの投稿文です。それも医療行為自体が原因の「医原性疾患」と言われる。この発言の意味は大きい。稲垣さん自身がお父さんの検査をされたのだろうか。この文からは、そうでなくても何らかの関与はされていた気がする。
今はすぐに検査、検査と言われ、実際に検査が行われる。検査の体に与える負担は大きい。稲垣さんのお父さんは、検査後様態が急変したと言われる。今はいろいろな情報が流されている。高齢者は検査は受けない方がいい、という医療関係者の意見もある。お父さんはまだ73歳であった。ボクはそれを越えている。ボクは毎年定期検査を受けるものとして受けてきた。今年も来月には受けることになるだろう。その時、異常が見つかりその後精密検査となった時、どうするかである。
ボクの同年の友人が、今月亡くなった。それも2回目のウイルスワクチンを受けた後、肺が急激に悪くなってである。ボクの友人の奥さんも急激に悪くなった人がある。ボクの身の回りだけでも数件あるのにそんな報道はほとんどない。