“優先席は必要ないと考える。優先席があってもなくても自然に席を譲るようになってほしいからだ。電車に乗っていたとき、ある駅から身体障害者の方が乗ってきたのを見かけた。優先席ではない席に座っていた若い男性が近寄り、「席はこちらですよ」と案内した。男性のような人が増えたら自然と席を譲り合えるようになると思う。
優先席がないと空いている席に気がねなく座れるので空席がむだにならないというメリットもある。周りの人を思いやれない人がいると、優先席がないと席を必要とする人が座れないというデメリットもある。しかし「全席優先席」の考えが広まればいいと考える。”(12月8日付け中日新聞)
名古屋市の中学3年・中嶌さん(女)の投稿文です。昔は優先席はなかった。と言うことは全部が優先席であったのである。ところが譲る人が減ってきた。そこで、苦肉の策として優先席が設けられた・・・とボクは思っている。そして優先席のメリット、デメリットは中嶌さんが言われるとおりである。優先席が空いていのに立っている人がある。空いていれば遠慮無く座り、その代わりいつもまわりを気にし、対称になる人がいたらサッと代わればいいのである。目の前に立たれるのも結構嫌なものである。
ところが今の現実は、優先席に対象外と思われる人が堂々と座っていることの方が多いのである。周りに対象の人が来ても譲らない。スマホをじっといじっているのである。優先席の意義もなくなってきた。もうなくした方がいいかもしれない。そして、中嶌さんが言われるように「全席優先席」の思想を植え付けるのである。こうしたことは優しい人が多くなれば自然にできることであるが、現実は逆に、逆に動いている気がする。