“一宮市の真清田神社で二日、桃花祭の行事「歩射神事」が行われた。市内の高校の弓道部員六人が射手として、豊作か凶作かを占い、邪気を払うための矢を射った。神職や射手らは本殿でおはらいした後、境内の庭に集まった。桃を表す赤色の装束姿で烏帽子をかぶった射手は、二人ずつ前に歩み出て交互に矢を放った。六人で計三十六本中、十五本が的に命中。神社によると、例年は命中が十本程度のため、今年は豊作が予想されるという。
射手を務めた一宮興道高校弓道部の副部長椿山駿介さん(一六)は「練習の成果を出すことができた。今年は大豊作になると思う」と笑顔で話した。”(4月3日付け中日新聞)
記事からです。真清田神社の桃花祭と言えば、一宮市最大の行事でしょう。一宮市は、尾張の一宮、真清田神社の門前町です。4月3日を中心にいろいろな行事が催されます。ボクの子供頃の思い出では、市内中心部にある叔母さんの家に皆が集まります。それこそお祭り騒ぎです。そして、午後飾り馬が繰り出す頃、それを見に出かけます。100頭以上の飾り馬が本町通りを練り歩きます。1頭を何十人もの酔った若者が引きずり回します。観衆の方にどっと寄ってきます。怖くて逃げ回ります。これが思い出です。次第に馬の数も少なくなり、今はどのようになっているのか、もう何十年も見たことがなく知りません。この歩射神事の記事でこんなことも思い出させてくれました。