“姉の亡きがらが入院先の病院から戻ってきた。きょうだい、親戚が姉の家に集まって通夜・葬儀の手配をした。夜も更けてきたので私はいったん自宅へ戻ることにしたら、門扉横の花壇に枯れかけた花が明かりで照らされていた。ところが翌日、斎場へと送り出す姉のひつぎを支えながら家を出る際、昨晩の花は見事に咲き誇っていた。見間違いかと思った。
後で聞いた話によると、姉の息子のお嫁さん二人が「花が大好きだったお母さんを枯れた花で送り出すのは忍びない」として閉店間際のホームセンターに駆け込んで花を購入し深夜に植えたとのこと。優しいお嫁さん二人の心配りには感謝するとともに、大いに感動して涙があふれてきた。”(11月6日付け中日新聞)
愛知県大府市のパート・相羽さん(男・67)の投稿文です。棺を運び出す前夜「閉店間際のホームセンターに駆け込んで花を購入し深夜に植えた」。こんな思いやりに涙は溢れることでしょう。それも嫁姑の間柄です。いさかいの話はいくらでも聞くだけに、心温まるものがあります。こんな行為はそう思いつくものではありません。いくら花好きの姑さんだからと言って、どこからこんな発想が生まれたのか、感心するばかりです。
嫁舅、姑の問題は古代からのようで、つきない課題のようです。でもうまくいっている家も多いでしょう。ボクの娘2人は共に問題なく過ごしているようです。いろいろあるとは思いますが、共に何も聞こえてきません。聞こえてくるほどの問題はないと言うことでしょう。こちらが心配なく過ごせるだけでもありがたいことです。ボクの妻とボクの親とはいろいろありましたが、それは結婚する前の問題であり、本人に関することでありません。
葬儀については、今様々な形になっているようです。また機会があれば取り上げたいと思っています。