“岩倉市大地町の「いわくら大地の里の家」で十日、子どもたちに無償でカレーが配られた。貧困家庭や臨時休校中の子どもたちのために「びほく子ども食堂」が企画した。当日までには開催を知った地元住民から、米や現金、野菜が届けられた。雨にもかかわらず、開始時間より前から数人が訪れ、カレー、ごはん、お菓子、レシピのセットを受け取った。
子ども食堂は新型コロナウイルスの影響で休止している。代表の祖父江鈴子さん(七七)は「食べている表情が見られないのが心残り。早くこの場で食べてもらえるように、コロナが終息してほしい」と願った。テークアウトを利用した、福祉施設に勤める梅村友香理さん(三五)は三児の母。「子どもが休校になり食事の準備が大変だった。一日助けてもらえるだけでもありかたい」と話した。テークアウトは、今月三十一日にも同所で実施する。尾北地域の家庭が利用できる。”(5月11日付け中日新聞)
記事からです。レストランやその他集まって食べることが自粛され、テークアウトという方式がいろいろなところで始められた。テークアウトの店を紹介する折り込み広告も入るようになった。わが家ももう数度、利用している。この記事は、子ども食堂もテークアウトを試みたというものである。助かる人は多かろう。いろいろな知恵を出したいものである。
この記事の隣には、子ども食堂を開くボランティア団体がマスクを400枚ほど手作りし、福祉施設等に配ったことが載っていた。また、半田市にある「新美南吉記念館」が閉館になり、ケーブルテレビで館内の豆知識を発信している記事が載っていた。コロナ禍で皆が苦しい中、今までになかった知恵を出している。この知恵が、コロナ禍が過ぎた後の世の中でも生きていくことであろう。そうでなければ単なる禍で終わってしまう。在宅勤務等、いろいろ変わると思う。