“関西から地元の三重県松阪市に戻ってきた二〇〇九年以降、中日歌壇に投稿している。独学で、結社には入っていないものの、自分を表現するのに短歌はぴったりだと思っている。私の短歌が掲載されると親戚や友人、中日歌壇を通じて知り合った仲間から「読んだよ」と電話や電子メール、手紙をもらう。投稿しても選に漏れることの方が多く、しばらく掲載されないと「元気なのか」との連絡が来ることもあり、そんな心遣いをうれしく感じている。
先日、いつも掲載を楽しみにしてくれたという高校時代の恩師が亡くなった。「病気ではないかと心配している」という先生からのはがきはもう届かないが、これからも私は詠み続けていくつもりだ。”(3月9日付け中日新聞)
三重県松阪市の主婦・小山さん(61)の投稿文です。ボクは長年川柳を作っていながら、新聞等へ投稿したことはない。ホームページに掲載しているから、その気にならないのだろうか。佳作とか入選というのに興味がないからだろうか。でも投稿して掲載去れば嬉しいものである。中日新聞では、見る人も多かろう。小山さんの話のように反応もあろう。輪も広がろう。そうなれば意欲も湧こう。良いことずくめである。ただボクには、投稿する意欲と採択される自信がないだけだろう。ただ投稿される人には、採択されるために思ってもいないことや技巧に走ることには気をつけて欲しいと思う。不採択が続くと、続ける意欲を失なうものである。まずは続けることが大切と思っている。ボクなど淡々と書き続けて、もう40年である。続けてきたことが最大の評価である。