2016/01/01(Fri) (第2209話) クリーンスタッフ |
寺さん |
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“今朝、時間に余裕がありましたので、渋谷の駅ビルのマークシティのトイレに寄りました。トイレには誰もいなくて、7?8室あるトイレのドアが全部開いてガラ?ンとしていました。見るともなく中を見ながら奥へ進むにつれ、アララ…と驚きました。どの個室も、ちぎれたトイレットペーパーやゴミが散らかり放題です。みんな、どんな使い方をしているのか…と、残念な気持ちになりました。この時期の金曜や土曜の夜は、忘年会まっさかりで、通常よりも利用者が多いでしょうし、多ければ、それだけ汚れるのはわかりますが、公共の場の利用法を考えさせられてしまいました。 出ようとしたとき、ちょうど、朝のお掃除のスタッフさんがみえたので、つい、「土曜日の翌朝は、たいへんですね?」とお声をかけました。おそらく、「ええそうですね?」などと受け止めてくれて、ご自分の仕事のたいへんさを少しなりともアピールするような言葉が返ってくるかと思っていたのですが、そのスタッフさんは、何事もなさそうにさわやかな笑顔でこう言いました。 「土曜の夜は、利用してくださる方がたくさんいらっしゃいますから?♪」と。その笑顔には、「別にこんなことで驚かないですよ。私は、ただ、きれいにするだけです。利用者が多いということは、この商業施設のお客さんが多いということで、いいことなんです!」という言葉が見えるようでした。仕事に徹していることが伝わってきて、労うような言葉をかけたこちらが少し恥ずかしくなるような対応でした。さわやかでステキでした。”(12月13日付けメールより)
明けましておめでとうございます。今年も頑張って続けていきますので、ご愛読の程よろしくお願いします。そして最初の話題はボクの身近な人からの活用です。 ボクはもう長いことDMAと言うメーリングリストの会員になっているが、この文はその1人からの報告です。クリーンスタッフ、一昔前なら便所掃除のおばさんと言うところです。そのおばさんからこんな言葉を聞くのです。使命感と誇りがあるのでしょう。最近のトイレは本当に綺麗になりました。こうした人達の努力です。トイレのいたずらなど以ての外です。本当に綺麗に使いたいものです。立派な人でトイレ掃除をする話を時々聞きます。人のいやがる仕事を積極的にする、こういう態度の人が成功する確率は高くて当たり前の気がします。 ここでDMAについて少し紹介しておきます。DMAは「中高年の人達のネットワークを拡大するグループです。今までの人生経験で養った知識や技術、また趣味の分野での知識を、皆さんで、相互に交換したり、井戸端会議のようにおしゃべりしたりしませんか?。多少の制約はありますが会費はありません。皆さんが主役です。メンバー全員で考えながら、少しずつグループを運営していきましょう。」とうたったメーリングリストです。2000年3月に発足しています。満15年を過ぎました。ボクは開設のまもない頃から参加しています。現在会員42名、投稿総数44000強です。こんなものそんなに続くはずがないと言っていましたが、スタッフの努力と中高年の良識でしょうか、ここまで来たのです。最近少し息絶え絶えの感もありますが、時折盛り返しますので、まだまだ続くでしょう。
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