2013/04/27(Sat) (第1760話) PTA会長 |
寺さん |
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“三月の卒業式に続き、今月の入学式の祝辞を終え、二人の子どもが通う小学校のPTA会長という大役がほぼ終わった。二年前、なり手のないPTA会長を決めるくじ引きで大当たりしてしまい、仕方なく会長識を引き受ける羽目となった。 しかし、職務を遂行しているうちに職責の重大さや、学校行事との関わりなどが徐々に分かり、PTAの役員全てが一年で交代するという慣例に疑問を持つようになった。考えた末、前例を破り、二年間会長識を務める決意をした。幸い私と同じ考え方で残留してくれる役員が四人ほどいて、協力を申し出てくれたことが大きな勇気づけとなった。 そんなことで、曲がりなりにも二年間の会長職を全うすることができた。最初は戸惑いばかりであったが、一年目の経験を二年目に生かし、多少の改善を図ることができた。 規約を改正し、次からの会長は二年間務めてくれることとなった。会を通じ、先生や父母の方とも新しい交流が生まれた。PTA会長職は終了するが、この二年間の経験を生かし、機会があれば今後もこうした組織活動へ参画しようと気持ちを新たにしている。”(4月21日付け中日新聞)
三重県亀山市の会社員・後藤さん(男・41)の投稿文です。前回に続いて、地元役員の話である。しかし、こちらは全く立派、凄いという話である。 今まで1年のPTA会長職であったものを2年務める、それもくじ引きで選ばれた職であるのにである。最近は役職の引き受け手を選ぶのに全く苦労である。人柄を見て選ぶなどと言うのは全く無理で、この場合のようにくじ引きも結構あるようだ。ボクの地域のPTA会長もどうもそのようらしい。務めている内にその職務の重要性に気づき、2年続ける決意をする。それに同意して役員を2年続ける人が4人も現れた。これも凄い。後藤さんの決意と人柄に惚れられたのであろう。 ボクの村には5つばかりの会があるが、どれもすべて任期は1年である。ボクが今務めている町会長職も1年である。そして多くの人がこの弊害を感じている。ボクも感じている。しかし、2年続けるとは絶対に言えない。後藤さんは凄い。
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