2012/08/17(Fri) (第1646話) 天才イチロー伝説 |
寺さん |
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“マリナーズのイチロー選手が名門ヤンキースヘ電撃移籍した。一報に触れた際、目と耳を疑った。唐突感の冷めやらぬうちに、初戦で古巣と対戦するとあってはなおさらである。いつもと反対のベンチ前で、いつもと違うユニホームに身を包む姿に、寂しさと郷愁を禁じ得なかった。しかし、柔軟運動から素掘りへと寸分の狂いもないルーティンはイチロー選手そのものであった。 イチロー選手はここ数年、安打数や打率の低迷をやゆされ、チームの看板選手として批判の矢面に立たされていた。全身全霊でプレーしても、チームの勝率が五割に遠く及ばぬ実情に、苦悩の日々が続いたに違いない。だが、自身の一挙手一投足を信じて黙々とプレーし、そのパフォーマンスでチームメートを鼓舞してきたのだ。まさに大リーガーを超えた大リーガーなのである。 新天地ニューヨークで背番号31のニューイチローが閃光を放ち続け、天才伝説に新たな一ページを刻印されんことを祈りたい。”(8月2日付け中日新聞)
名古屋市の塾講師・朝倉さん(男・46)の投稿文です。このニュースには驚いた。それも、記者会見を開いたその3時間後には移籍したチームで、移籍前のチームを相手に戦う。さすがアメリカと思わせる見事な演出である。ウェットな日本人にはこの演出はできない。どちらが良いか悪いかは別だが。更にイチローがいきなりヒットで演出効果を更に上げたのはもう言いようがない。 記者会見もグッと迫るものがあった。感謝と真心で悪びれたところも傲慢さもなくさすがイチローと思わせる受け答えである。 人ごとながらいろいろな意見があろうが、ボクはイチローが他の球団であったらもっと驚くような記録ができていたと思う。この移籍は良かったと思う。それを証明するような移籍後12試合連続安打である。移籍チームでもう記録を作っている。
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