2011/02/15(Tue) (第1408話) 若い力 |
寺さん |
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“「本当にできるとは・・・。めっちゃ、うれしい」。そう話す女性の目には、うっすらと涙がにじんでいた。今年の成人式の前日、豊川市の新成人三十人が集まって母校の小学校近くに架かる橋の模様替えをした。女性は中心メンバーの一人。彼女らが小学校六年生のころ、この橋に描いた絵がはげかけていたため、「うちらで描き直す?」と冗談のように言い合ったのがきっかけだった。 ただ、考えていたほど簡単ではなかった。市の補助金をもらうため、NPO法のメンバーと手続きに奔走した。級友の実家を訪ねて住所を聞き、参加を募る手紙を出したりも。絵の構想を練る会合も重ね、準備期間は半年以上に及んだ。 当日、懐かしい顔が次々集まった。再会を喜び、近況を報告し合いながら絵筆を動かした。五時間ほどで完成。「十年後にまた描き直すか」。そんな声があちこちから上がった。 後日、女性は恩師やバイト先の客から「新聞見たよ」と声を掛けられたという。「またみんなで集まって地元のために何かやりたい」と話してくれた。こういう若い力が、未来の古里を支える力になると期待している。”(2月4日付け中日新聞)
「ぺーぱーナイフ」という記事欄からです。何もないところから発案し成し遂げる、終えた時の感動、嬉しさはたまらないだろう。この成功体験が次のステップにもなる。いろいろ活性化にもなる。こういう体験を多くの人にしてもらいたいものだ。特に若い人に体験してもらいたい。。 ボクはあるメーリングリストに参加している。先日、「あなたが幸せと感じる時はどんなときですか」という回答をボクに求められた。以下にボクの書いた文を紹介しておきます。 「○○さんに比べれば私は10歳も若い・・・といっても年金が満額出る歳。年々、することも少なくなっていくし、できなくなっていく。そんな中ですので、することがあり、それができることに幸せというか、ありがたさを感じています。 例えば、昨日は一宮友歩会の第30回例会でした。70人近くの人に参加して頂き、17km位を歩きました。当日も動き回って大変なら、それを迎えるまでにも沢山の準備が要ります。それをなし遂げた時の達成感は幸せ感と言い換えてもいいでしょう。もういつまでできるのか分かりません・・・できる間はこの幸せを感じていきたいと思っています。 また、今は第二の勤めですが、まだ使ってくれている会社があります。その会社であることを提案し、その推進委員長をしています。余興のような全くささいな事柄ですが、その活動の時もできる幸せ感を感じています。」 できるということは幸せなのです。若い人はいろいろできます。いろいろ挑戦して欲しいと思います。
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