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第82号  2011年2月

2011/02/25(Fri) (第1413話) フィランソロピー賞 寺さん MAIL 

 “従業員の半数以上が六十歳以上という岐阜県中津川市のプレス板金部品の総合加エメーカー「加藤製作所」が、企業の社会貢献活動を支援する公益社団法人「日本フィランソロピー協会」(東京)の特別賞・人財ハーモニー賞を受賞した。急速な少子高齢化が進む地方都市の新たなビジネスモデルを提案している。        「中津川市のような地方都市は生産人口が減り続けている。元気な高齢者に働いてもらえば地域の活性化につながると思った」と加藤景司社長。(中略)
 加藤社長は一般従業員と同じ仕事への従事に不安はなかったという。「工場内のバリアフリー化を進めていたことも大きいが、高齢者は人生のベテランでいろんなノウハウを持っている。案ずるより産むがやすしだった」という。
 製造現場で勤務する高齢従業員第一期生の松井八重子さん(七二)は「六十歳で市内の会社を辞めてどうしようかと考えていたら、募集があったので応募した。働くことで生きがいを感じる。職場の若い人と話すのは楽しい」と笑顔。健康である限り今後も働き続けるという。
 加藤社長は「高齢者は働くことで生き生きとした人生を楽しめる。会社はパート雇用なので人件費を抑制できる。地元の雇用を創出し、地域活性化に貢献している。いわば一石三鳥の試みだ」と胸を張る。”(2月15日付け中日新聞)

 記事からです。これからの若年層が減り高齢者が増える社会、高齢者の活用は重要な施策である。中津川市も地方都市、若い人は都会へ出て行く。そんな町で加藤製作所はいち早く高齢者に働く場を与えられ、一石三鳥の試みをされた。それが評価され、フィランソロピー賞を与えられたのだ。
 若者にも就職が難しい時代が続いている。高齢者が若者の職場を奪っているという話もある。一方外国人労働者は増えるばかりである。どこかにミスマッチがあるのだ。採用する側も採用される側ももう少し日本社会全体を考える態度が必要という気がする。ボクは加藤製作所の方針を評価する。
 ところで、普通なら何げなく見てしまう経済欄のこの記事になぜ目に留まったかであるが、加藤製作所という会社を名だけではあるが知っていたのだ。記事を読んで、フィランソロピーと言う言葉が出てきて納得した。今年の年明けにボクの会社で、会社が日本フィランソロピー協会の特別賞受賞の通知が回り、その中に加藤製作所の名もあったのである。ボクは今、フィランソロピー賞受賞を吹聴して回っている。




2011/02/23(Wed) (第1412話) イクメン談義 寺さん MAIL 

 “職場の同僚に声を掛け、「イクメンの会」を結成した。会員は零歳から四歳の子どもを持つ自称「イクメン」と名乗る三十から四十代の父親たち四人である。
 会の活動といっても堅苦しいことはしない。たまに会員が居酒屋に集まり、日ごろの子育てぶり、親はかぶりを披露したり、悩みや相談事があれば気軽に話し合ったりする。会合のやりとりは家庭に持ち帰り、奥さんに報告することとした。今後は家族同士の付き合いに発展することも期待している。
 こうした会は育児に関する悩みなどを気軽に相談できる相手がなかなか見つからない中、父親間で交わした情報や相談事を家庭に持ち帰り、参考にすることができる。イクメンに限らず、気持ちはあるものの育児に参加できないお父さんも、こうした会に出て話を聞くことが育児を楽しむきっかけになるかもしれない。あなたの職場でもまずは同僚とお酒を飲みに行く延長と思って、子育ての情報交換の場をつくってみてはいかがか。”(2月12日付け中日新聞)

 愛知県江南市の公務員・杉本さん(男・47)の投稿文です。「イクメン」の言葉を聞くことが多くなった。男も育児に参加する、ある意味当然だった行為である。子育てに昔も父親と母親の役割があったと思うが、その役割の形が違ってきただけかも知れない。しかし、多くの男性が育児に関わりが深くなったのは事実であろう。係わってみると問題が多いことを知る。そんな悩みを気軽の話し合う機会を作った。最初は居酒屋で飲みながら話す、そんな気軽なことから始めて、いい会であればだんだん発展する。杉本さんはそんな発展をもう描いておられる。
 いろいろな悩みにこうした集まりができれば、ノイローゼになる人も自殺をする人も減ろう。先日のNHKテレビで無縁社会を扱っていた。人との係わりが全くなかったら寂しくて仕方がない、そんな人が多く出ていた。人との係わりは時には鬱陶しいが、一人はそれ以上に耐え難いようだ。係わりを持つ機会は誰にもない訳ではない。そのチャンスをうまく捉まえねばならない。結婚も同じだ。自分から退いてはいけない。




2011/02/21(Mon) (第1411話) おにぎりにありがとう 寺さん MAIL 

 “平日の夜8時くらい、電車で隣り合わせた部活帰りらしい高校生の男の子が、うつむき加減で大きなおにぎりをほおばっていた。「お母さんの手づくり?」。見知らぬ人に声をかけるなんて自分でも意外だったが、男の子のあまりにおいしそうな食べっぶりに思わず話しかけたのだ。
 その子は「お母さんが毎日持たせてくれます。助かります」と教えてくれた。働いている母親が朝早く起きてつくっているというおにぎり。今どきのお母さんもまんざらではないなと、うれしくなった。「ちゃんと感謝の気持ちは伝えている」と聞いたら、「ありがたいけれど、恥ずかしいので置いてあるのを黙って持ってきているだけ」という。つい、おせっかいな一言が出た。「ありがとう、と言われると本当にうれしいもの。ちょっぴり大人になった姿を見せてあげて。そうしたら、お母さんもやりがいを感じると思うよ」 たった5分くらいの会話だったが先に電車から降りる私に、「ありがとうございます。頑張って言ってみます」と言ってくれた。
 とても寒い夜だったが、すがすがしく、そして温かい気持ちにさせてくれて、こちらこそありがとう。お母さん、あなたの息子さんはちゃんと分かっています。あなたの苦労も愛情も。いい息子さんですね。”(2月11日付け朝日新聞)

 千葉県白井市の主婦・小早川さん(60)の投稿文です。声をかけるおばさんもいいが、降り際に「ありがとうございます。頑張って言ってみます」と言う高校生もいい。本当に感謝の気持ちを持ち、また素直な高校生なのだろう。簡単そうでなかなかできない会話だ。今は他人に声をかけにくい時代だ。年長だからといって尊重される時代ではない。どんな言葉や行動が跳ね返ってくるか分からない。大人にも子供にも悪い時代になったものだ。
 ボクは「話・話」を始めて、以前に比べ社会のいろいろなことに気配りできるようになったと感じている。「話・話」を書いているのだから自ら実践できなくては絵空事になってしまう。先日も電車の中で席を譲ったし、何げなくごみも拾った。今年の1月27日の「話・話」「(第1398話)おせっかいなオバサン」の話を紹介した。この行為はボクでもできるが、小早川さんのことは何かきっかけがなければ難しい。 




2011/02/19(Sat) (第1410話) 餅まき 寺さん MAIL 

 “家族四人で間ケ原合戦四百十年祭に出掛け、当時の布陣を再現した家康隊や三成隊、鉄砲隊の演武を観覧したときの話。
 イベントの最後に紅白の餅まきが行われた。たいへん混雑していたため「危険ですから小学生以下のお子さんは後ろに離れてください」というアナウンスが入った。やむをえず遠くから見物することに。それでも餅が近くまで飛んでくることがある。「チャンス!」と思った瞬間、大学生と思われる青年の手がサッと伸びてきて取られてしまった。
 「悔しい」というよりもあまりにも見事だったので、隣にいたご婦人と「さすが若い人は反射神経が違うわねえ」と感心していた。残念ながら、とうとう一つも取ることができず餅まきは終了した。
 ところが、先ほど絶妙に餅をキャッチした青年とその友人らしき二人が、後ろで見ていた子どもたちに餅を配り始めたのだ。丸山さんのお子さんたちも、それぞれ「ありがとう」と言ってうれしそうに受け取った。二人の青年は会場を走り回って獲得した二十個ほどの餅を全部配ってしまった。”(2月6日付け中日新聞)

 志賀内さんの「ほろほろ通信」からです。自分ばかりあんなに取って、もう少し遠慮すればいいのに・・・・などと一時は思った人も、この姿を見れば感心せざるを得なかろう。取れない人のために自分が頑張って取って後でその人達にあげる、優しい人柄である、いい話だ。
 今ではほとんど見なくなったが、僕らの地方では嫁入りの時に菓子まきがあった。嫁を出す家ももらう家もお祝いの菓子を撒くのである。どこで嫁入りがあるか、そんな情報はすぐに流れる。老若男女を問わず多くの人が集まった。多分取れない人もあったろう。そんな時この青年らのような行為があったであろうか。昔の田舎は皆知り合いである。多分、取れなかった人には誰かが与えたと思う。ボクは撒いた経験も取りに行った経験もある。ボクの娘の時には、撒くことの替わりに近所に菓子を配る風習に変わっていた。配る風習は今も続いている。が、近所付き合いも少なくなっていく今こそ、昔の菓子まきが復活して欲しいと思うボクは単なる懐古趣味だろうか。




2011/02/17(Thu) (第1409話) 弓道で学んだ礼儀 寺さん MAIL 

 “私の高校生活の中で、自分を成長させた出来事は、部活動の弓道にあったと感じています。弓道を通して多くを学びました。特に、礼儀、気配り、思いやりの三つです。目上の方に会う機会が増え、最低限の礼儀は身に付きました。弓道は個人競技でありながらチームワークが大切。自分勝手な行動をするとチームに迷惑がかかってしまうので、常にチームメートを思いやり、互いに気配りをしなければならないのです。
 多くの人と出会い、話すことの大切さを知ってから、積極的に人に話しかけていこうと思えるようにもなりました。弓道を知る前よりも、優しい人間になれたかと思います。弓道で学んだことを忘れず、これからもどんどん良いことを吸収し、成長していきたいです。”(2月4日付け中日新聞)

 滋賀県東近江市の高校生・森野さん(女・18)の投稿文です。日本の武道は単に勝ち負けの世界ではない、「道」である。「道」を少し調べてみると「一つの物事を通じて生き様や真理の追究を体現することや自己の精神の修練を行う事 」とあった。森野さんは弓道を通じてそのことを実感された。いい受け取り方と思う。
 何事も「道」に結びつける日本を堅苦しいと、もっと単純に楽しめばいいではないかという意見もあるが、ボクはこの「道」を大切にする世界があっていいと思っている。今大相撲が日本中を騒がしているが、「相撲道」を忘れた結果ではないだろうか。
 ボクは高校時代は剣道クラブに、大学時代は弓道クラブに属していた。武道で過ごした青春時代である。どこまで「道」を考えていたかは怪しいが、少なくとも礼儀挨拶はしなければならないスポーツである。少しは人格形成に役立ったのではなかろうか。




2011/02/15(Tue) (第1408話) 若い力 寺さん MAIL 

 “「本当にできるとは・・・。めっちゃ、うれしい」。そう話す女性の目には、うっすらと涙がにじんでいた。今年の成人式の前日、豊川市の新成人三十人が集まって母校の小学校近くに架かる橋の模様替えをした。女性は中心メンバーの一人。彼女らが小学校六年生のころ、この橋に描いた絵がはげかけていたため、「うちらで描き直す?」と冗談のように言い合ったのがきっかけだった。
 ただ、考えていたほど簡単ではなかった。市の補助金をもらうため、NPO法のメンバーと手続きに奔走した。級友の実家を訪ねて住所を聞き、参加を募る手紙を出したりも。絵の構想を練る会合も重ね、準備期間は半年以上に及んだ。
 当日、懐かしい顔が次々集まった。再会を喜び、近況を報告し合いながら絵筆を動かした。五時間ほどで完成。「十年後にまた描き直すか」。そんな声があちこちから上がった。
 後日、女性は恩師やバイト先の客から「新聞見たよ」と声を掛けられたという。「またみんなで集まって地元のために何かやりたい」と話してくれた。こういう若い力が、未来の古里を支える力になると期待している。”(2月4日付け中日新聞)

 「ぺーぱーナイフ」という記事欄からです。何もないところから発案し成し遂げる、終えた時の感動、嬉しさはたまらないだろう。この成功体験が次のステップにもなる。いろいろ活性化にもなる。こういう体験を多くの人にしてもらいたいものだ。特に若い人に体験してもらいたい。。
 ボクはあるメーリングリストに参加している。先日、「あなたが幸せと感じる時はどんなときですか」という回答をボクに求められた。以下にボクの書いた文を紹介しておきます。
 「○○さんに比べれば私は10歳も若い・・・といっても年金が満額出る歳。年々、することも少なくなっていくし、できなくなっていく。そんな中ですので、することがあり、それができることに幸せというか、ありがたさを感じています。
 例えば、昨日は一宮友歩会の第30回例会でした。70人近くの人に参加して頂き、17km位を歩きました。当日も動き回って大変なら、それを迎えるまでにも沢山の準備が要ります。それをなし遂げた時の達成感は幸せ感と言い換えてもいいでしょう。もういつまでできるのか分かりません・・・できる間はこの幸せを感じていきたいと思っています。
 また、今は第二の勤めですが、まだ使ってくれている会社があります。その会社であることを提案し、その推進委員長をしています。余興のような全くささいな事柄ですが、その活動の時もできる幸せ感を感じています。」
 できるということは幸せなのです。若い人はいろいろできます。いろいろ挑戦して欲しいと思います。




2011/02/13(Sun) (第1407話) お宮掃除 寺さん MAIL 

 “朝早く地元の神社の境内に身を置くと澄んだ空気が心地よい。近くの友人3人で始めた神社の清掃が、今年で7年目を迎えた。何年も続けると決めたわけではないが始めた頃は、いつまで続くのか不安だった。しかし、一日も休むことなく3人で続けられるのは、気持ちを一つにしての作業と楽しい会話、笑いがあってこそのものだ。
 「おはようございます」「ご苦労さまです」。参拝する人たちと自然に交わすあいさつも、私たちの心を温かくしてくれる。四季の変化を演出してくれる森も、掃除する私たちの大きな励みになる。日常の生活空間とはまったく違う「浄化空間」を見せてくれるからだ。初夏の新緑から真夏の深緑への見事な変化。黄色いじゅうたんを敷いたような晩秋のイチョウの落葉。刻々と変化する森の姿は、日本の美しさを感じさせてくれる。
 日本人は太陽も水も空気も、いつから「ただ」だと思うようになったのだろう? 自然の恵みを粗末にするようになったのだろう? 私たちは自然への感謝を忘れてはいないだろうか。これからも健康の源の神社の清掃を続けられることを願ってやまない。”(1月26日付け朝日新聞)

 三重県伊勢市の奥出さん(男・76)の投稿文です。年老いても無為に過ごすのではなく、少しでも社会に役立つことをコツコツとやっていく。特に奥出さんは仲間とであり、自然の美しさも堪能されながら進めておられる。穏やかな気持ちだろう。政治家のように何歳になっても魑魅魍魎の中で血走るような姿に凄いと思うが、多くの普通の人にはこんな姿を好ましく思う。
 高齢者は益々増えていく。元気な高齢者を無為に過ごさせるのはもったいない。きっかけさえあれば行動する高齢者は多いと思う。底辺でも社会を支えていく高齢者になりたいものだ。




2011/02/11(Fri) (第1406話) 未来図 寺さん MAIL 

 “人間が口から声を発して他人と会話していたのは、どうやら二十一世紀頃までのようだな」教授の指摘に、学生が応じた。
 「はい、先生。世界各地から発掘された写真とかビデオとかDVDとか呼ばれていた記録媒体を分析すると、そういうことになります。初期の携帯電話やコンピューターも、この時代を皮切りに遺跡からおびただしく出土しています」
 「それ以来、人間の口は、もっぱら息をしたり、食べたり飲んだりすることだけに使われてきたというわけか」遙かな古代に思いを馳せ、二人はしばらく感慨にふけった。
 「それにしても、人間の声って、どんな音色だったんでしょうね?」学生がそう打ち込む入力装置の音が、研究所で静かにこだました。”(1月23に付け中日新聞)

 「300文字小説」から愛知県一宮市の岡本さん(女・49)の作品です。何とも示唆にとんだ未来小説だ。伝達はすべてコンピューターに頼る世界、本当にこんな世の中がこないとも限らない。
 会社に行ってもパソコンに向かっているだけで1日ほとんど何も会話しない職場はないだろうか。これはもうあるのだ・・・多分ボクの会社でもそんな人はある。先日そんなことをラジオで言っていて、ある会社ではパソコンを一部に限ったということであった。
 家庭内ではどうだろうか。1階と2階の連絡に携帯電話を使っている家庭はないだろうか。我が家では150m程離れた娘と妻の連絡はほとんど携帯電話である。これを書いている今もメールが入ってきた。
 確かに便利だ、効率的だ。今の世の中、こればかりに目が行き、失うものの大きさに気がつかない。失われるものはそれが分かるまでに時間がかかり、気がついた時にはもうどうにもならないと言うことが多い。




2011/02/09(Wed) (第1405話) 日記を書く 寺さん MAIL 

 “私の昨年の目標は「毎日、日記を書く」でした。冬休みに決めて、冬休みが終わっても続けました。毎日、書くのは大変です。特に、病気のときや旅行でつかれているときは、やめようかと思ったこともあります。でも、がんばって続けました。
 母に時々、いつ何をやったかと聞かれます。そんなときは、ちゃんと答えることができます。日記をつけていてよかったな、と思います。続けたおかげで、ちょっとだけ前よりすらすら書けるようになった気がします。小さいころ、たまに書いていた日記を合わせると十七さつ目です。楽しかったことなどいろいろ書いてある日記は何度も読みかえせるので楽しいです。
 自分で決めた目標をなしとげることができたのは、昨年が初めてです。とってもいい年でした。これからも日記を続けていこうと思います。(1月21日付け中日新聞)

 名古屋市の小学生・小島さん(女・10)の投稿文です。小島さんは良いことを実行され、良いことに気づかれた。日記帳の効果は大きいのです。
 ボクは小中学生の頃、国語は苦手な学科だったが、高校に入って国語の成績が俄然よくなった。何の効果かと考えた時、中学生になって日記帳をつけるようになった。このことだろうと思い至った。そして、文を書くのも苦手としなくなった。大人でも文を書くのは苦手という人は多い。文を書く人がなかなか見つからなく、ボクの所へ頼みに来る人も時折あるようになった。上手下手ではない、自信である、気易く引き受けた。文を書く人は貴重なのだ。この「話・話」など苦手意識だったらとてもできることではない。これは日記ばかりでなく、川柳も影響したかも知れない。
 小島さんはまだ小学生だ。今から日記を始められたのだからその効果はより大きい。継続への自信にもなるだろう。




2011/02/07(Mon) (第1404話) 笑って健康に 寺さん MAIL 

 “我が家では「笑いは人を呼ぶ、運も呼ぶ、健康な身体を作る。笑いを絶やすな!」をモットーとしている。笑顔が人を安心させ、人間関係を円滑にすることは誰でも知っている。大笑いをした後には、心のもやもやが晴れ、悩みや苦しみが軽くなることは、多くの人が体験している通り。だから、楽しいときや面白いときには豪快に笑うことを心掛けている。
 今年もよく笑って健康に暮らしたい。私がこの笑いに関心を持っだ動機は、観光バス旅行の車中で視聴した、ある漫談家の「お笑いビデオ」がきっかけだった。それを観賞して以来、その「お笑い」に病みつきになった。自宅でも暇があれば、しばしば「お笑いビデオ」を観賞し、満喫している。円熟した話芸の連続に抱腹絶倒で、ただ聞いているだけで大爆笑し、心がすかっとする。そのたびにわが家の家訓「笑って健康に」を思い出す。「笑いは最良の医薬なり」の格言の如く、今年も大いに笑って、「笑って健康に」の実践に、一層努めようと思っている。”(1月20日付け朝日新聞)

 岐阜県垂井町の英語塾経営・川瀬さん(男・71)の投稿文です。笑いの効果については誰も感じることであろう。ここでも何度も紹介している。医療に取り入れている話もある。にこにこ顔がボクの特質であった時代もあるが、歳を経るに従ってどうも欠けてきた気がする。これもある程度意識や努力でできることである。もともとユーモアに欠ける人間だけにより意識せねばなるまい。
 さてその手法であるが、川瀬さんは「お笑いビデオ」がきっかけだったといわれる。最近のテレビはお笑いもの全盛の観であるが、あれを見てボクにはとても笑えない。ボクは買っただけでほとんど聞いたことがないCDの落語全集を持っている。テレビを見ているだけでなくこの機会に聞いてみるか。何がきっかけになるか分からない。




2011/02/05(Sat) (第1403話) 元祖タイガーマスク 寺さん MAIL 

 “子どもにランドセルなどを贈る「タイガーマスク運動」が全国に広がっているが、三重県四日市市のかばん店「タケコシ商事」は54年間、市内の生活保護世帯の新入学児童にランドセルを贈り続けている。贈った数は新年度の児童分を含めて2448個。社長の竹腰葵さん(64)は「未来がある子どもに関わると、勇気をもらえる」と話した。
 17日、竹腰さんは四日市市役所を訪れ、新年度分の23個を贈った。「頑丈に作ってあるので、思いっきり元気に使ってほしい」と話すと、受け取った田中俊行市長は「竹腰さんはいわば『元祖タイガーマスク』」とたたえた。
 ランドセルの寄贈は、竹腰さんの義父・良次郎さんが1958年に始めた。きっかけは、ランドセルを「買って、買って」とせがむ子どもが母親に引きずられるように帰っていく光景だった。当時、小学生の子ども2人を抱えていた良次郎さんは、その年から寄贈を始めた。95年に82歳で亡くなった良次郎さんの遺志は、息子夫婦が引き継いだ。”(1月18日付け朝日新聞)

 記事からです。54年間、ランドセル2448個寄贈とは全く素晴らしい行為だ。金額にしても凄い。そして親子2代に渡って続けているという、素晴らしい家族だ。1回でも尊い行為だが、続けば更に素晴らしい。こうした人を発掘して、もっともっと報道して欲しいものだ。そうすると「話・話」の題材探しも楽になる。
 タイガーマスクのお面の製造が追いつかないというニュースが出たのには驚いた。と言うことは、これからまだ沢山のタイガーマスクが現れ、寄贈があるということだろう。この運動がいろいろな形で広がっていくと更にいい。日本人、まだまだ捨てたものではない。しかし、そのうちタイガーマスクに名を借りた悪事が出てこないとも限らない。それこそ断固排除して欲しい。




2011/02/03(Thu) (第1402話) 畑の手入れ 寺さん MAIL 

 “朝早くトラクターの音がした。家の前の畑で土起こしの作業が始まったのだ。この日の最高気温は6度で、北風が冷たい。この寒空の中での作業に頭が下がる。
 この時期、土を深く耕すことで土の中に潜んでいる虫が冷たい空気にさらされて死ぬのだ。絶好の虫退治だ。天の恵みである寒さを利用して、よりよい土壌をつくる大事な季節の営みなのだ。耕された畑にさらされた虫を狙ってモズが急降下してくる。つがいのケリもたくましい鳴き声をあげ餌をついばむ。カラスも自分の縄張りだと言わんばかりに威嚇する。互いにおいしい餌にありつけたとばかりに何度も急降下を繰り返していた。さらに観察しているとあのしたたかなケリは生きていくにはこれくらいのパワーがいるんだよ、と言っているようにみえた。モズだって両者を静観しながらしっかりと虫をとらえていた。
 こんな小さな鳥でも必死に生きている。それなのに私は寒いからと一歩も外に出なかった。なんと情けないことか。少し暖かくなったら、久しぶりに畑に出て土寄せをしよう。”(1月16日付け朝日新聞)

 名古屋市の主婦・二井さん(58)の投稿文です。冬にトラクターをかけるのは虫を殺す意味があるのか・・・気がつかなかった。ボクも今トラクターをかけようと思ってはいるが、寒さについ先延ばしになっている。
 トラクターをかけた後の、いや、かけている最中からいろいろな鳥が虫をついばみに来る。かけているそばまで寄ってついばんでいる姿には驚く。生きていくためにはトラクターなど怖がっておられない、まさにそんな気構えだ。ボクはトラクターを運転しながらそんな姿を楽しく見ている。




2011/02/01(Tue) (第1401話) 定年後の夫婦円満策(その3) 寺さん MAIL 

 “定年後の女房対策についての投稿文が11日の本欄にあった。私はこれから定年を迎える人たちに次のことをお勤めしたい。
 まず、できるだけ行動を共にするよう心がけて欲しい。次に年金は夫も妻もそれぞれ自分の懐に入れて管理することだ。家計上の出費は夫の財布から支払うべきだ。
 量販店やガソリンスタンドなどでの支払いはカード落としにしないで、夫がいちいち現金で支払った方がよいと思う。そうすることで、妻は恋人時代に戻ったような気分になるらしい。
 これらを実行している人たちは痴呆にならず長生きすると聞く。妻のへそくりは無いと思っていれば、妻が突然ポツクリと天国に旅立っても困ることはない。
 日常生活では朝も昼も歩いて喫茶店めぐりなどをして、多くの人と出会いがあると楽しくなる。夕食は晩酌の都合により、妻の心づくしの手料理を所望するのもよい。
 老人会には共に仲間入りしよう。いろいろな行事があるので、積極的に参加すれば同年代の人だちと親睦がはかれて老後の人生に楽しみが増えていくことは間違いない。”(1月16日付け朝日新聞)

 愛知県一宮市の石井さん(男・79)の投稿文です。先輩からの助言です。1394話の松永さんも問題にされていましたが、お金の問題が共に出てきたことに驚いています。現役時代、小遣いを奥さんからもらっておられ、それからの発想でしょうか。お金の問題は親子仲も兄弟仲もおかしくする例がいくらでもあります。うまくいっている時は問題になりませんが、少しおかしくなると問題なるのは夫婦も同じということでしょうか。
 夫婦が行動を共にするのは大切なことでしょうが、これも程度、バランスがあるでしょう。突然四六時中となると苦痛になる夫婦は多いのではないでしょうか。だんだん慣れておく必要があります。だからこれも退職前から順次慣れておけば問題は少なくなります。やはり、50歳過ぎたら心構え、準備が大切だと思います。
 ボクは結婚式などの挨拶で「何か一つは共にすることを見つけてください」と言ってきました。我が家はその一つが川柳です。



川柳&ウォーク