2010/07/07(Wed) (第1305話) 夫婦漫才 |
寺さん |
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“「ただいま〜。元気か」「おかえり!元気、元気。元気があれば何でもできる!」主人が帰宅した時の会話です。 仕事が面白くて現役で頑張っている主人と、三年前に退職し、年中休日という優雅な生活にどっぷり漬かっている私。結婚して四十二年、二男二女、四人の子どもに恵まれ、私の母も一緒に暮らしていたので子育てのころは七人の大家族で、にぎやかな毎日を送っていました。子どもたちも独立し、三年前に母も他界したので今は夫婦二人の生活になりました。二人きりの食事も「新婚さんだね」と話が弾み、アルコールが入れば、ますます絶好調。毎日、夫婦漫才を楽しんでいます。子どもたちも遊びに来ては大笑いして喜んでくれます。 夫婦二人きりになると会話が途絶えて困るとか、熟年離婚とかを耳にしますが、わが家には無縁。「難しい話をしようとするから、会話がなくなるのかな」「思ったことをすぐ言葉にすれば、いくらでも続くのにね」。休日のドライブ中も、夫婦漫才はとどまることを知りません。共に白髪になっちやったから、残りの人生もよろしくね。”(6月18日付け中日新聞)
愛知県大府市の西浦さん(女・64)の投稿文です。羨ましいですね、理想ですね。夫婦二人になると必要なことは阿吽の呼吸で分かってしまう、会話は全く少なくなる、これが一般のようです。バスツァーなどで夫婦組が多いと静かなものである。でも、これが好ましいかと言われれば、すぐには頷けない。やはり適度な会話はあった方がいい。この夫婦漫才のようになれば更にいいだろう。笑う門には福来たる、笑いは人の薬、笑いが悪い訳がない。笑いや笑顔のある家庭作りに心がけねばならない。子供や孫のいる内は自然に笑顔もこぼれるが、それを夫婦二人になってもつないでいきたいものだ。今の我が家は孫の話題が多い。 今夜は七夕、織り姫と彦星は出会った時どんな会話をするのかな?久しぶりの出会いにただ黙って見つめ合うのか、時間を惜しむように会話が途絶えないのか・・・。
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