2009/07/14(Tue) (第1139話) マイはし奨励 |
寺さん |
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“最近、飲食店や食堂で割りばしを使わず、再利用が可能な塗りばしを置いたり、自分のはしを利用する「マイはし」を奨励する動きが広がっているという。めん類が食べにくいなどの理由から割りばしも一部置いているが、環境対策から塗りばしを導入した食堂や回転ずしチェーン店で「マイはし」の客に割引を実施するところなど、官民を問わず原木の過剰伐採や使い捨てをなくしたいとする事業主の環境意識の表れであろう。 二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書が2005年2月に発効して4年以上経過したが、この間ノーネクタイ、ノー上着のクールビズは温暖化問題のPRに一役買ったと思う。集中豪雨や暖冬などの異常気象が地球温暖化を実感させるが、冷房は28度に設定するとか、テレビを見ない時は消すなどと同様に、身近な割りばしからも環境意識を新たにしたい。”(6月22日付け中日新聞)
大津市の書道講師・宇野さん(男・69)の投稿文です。少し過激な発言ながら、ボクはこの「話・話」でもう何度も記したが、所詮人類は滅亡する、それを人間の叡智でどこまで遅らせることができるか、それだけだと。そして、最近の政策や世の中の動きを見ていると、残念ながらその遅らせることさえ忘れてしまっている気がする。景気対策の前にはエコ行動や環境意識など問題にならないのである。エコ政策でさえ、エコの名を騙った経済対策としか思えない。 でもボクは、焼け石に水でも、砂漠に垂らす一滴の水であっても、エコ活動はやらねばならないと思っている。エコキャップ活動もレジ袋も、そしてこのマイ箸運動もである。宇野さんに全く同意する。しかし、運動が小さいだけに「木を見て森を見ず」と言うことにならないように気をつけねばならない。 ボクも最近マイ箸をカバンに忍ばせている。使うところでは使っている。そして、いろいろやっているといろいろなことが起こる。ある全国展開しているファミリーレストランで、割り箸を断って自分の箸を使った。そしたら感心し、感謝の言葉を言われた。それが嬉しく、そしてあることをを思いつき、そのことを本社にメールで送った。すぐにお礼の電話がかかってきた。そう簡単にボクの思いつきが実施されるとは思わないが、少し楽しみになってきた。箸については2005年1月25日の「(第180話)アドバシ」、2009年4月9日の「(1092話)旅はマイはし」も読んで頂きたい。
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