fu014
(T)
2003年2月〜2004年5月

           橋の欄干(高欄)にはその町を語る(知る)レリーフなど
           装飾がよく施されている。ウォークなどで見かけても今
           まで何気なくやり過ごしていたが、これからは欄干の
           装飾にも注目し、訪れた町を紹介していきたい。

               1)橋名(場所) 2)内容 3)河川名 4)築造年 5)説明


           欄 干 観 察 余 話

  ・ 足の故障からウォークのページが更新できないことを寂しく思って
   いて、欄干観察という新たなウォーク副産物シリーズを思いつく。
   まず日頃目にしている身近な3橋を紹介します。(030301)
  ・昨年10月、岐阜駅から加納宿を通り木曽川駅まで歩いた一宮歩の
   例会で、レリーフを飾った橋があったことを思い出し、出かけてくる。
   欄干の装飾は印象を強くする。    (030302)
  ・愛知県の代表的な城の町、岡崎市と犬山市を奇しくも間をおかずに
   訪れる。そして、欄干に城を配した橋を見つける。  (030322)
  ・長浜ツーデーウォークに出かけ、秀吉の千成瓢箪をあしらった欄干
   に出会う。またもや武将にあやかるデザインである。 (030510)
  ・10数年ぶりに連続して四国と秋田に行く機会ができ、欄干のレリ
   ーフを見つけてきました。(030914)
  ・御三家登城ウォークのおり通った、新井町の浜名橋のデザインは
   全く豪華な、また見たことのない珍しい様式であった。(031111)
  ・2月29日の愛知県ウォーキング協会の例会コースの下見に一人
   出かけて、地元一宮市内で始めて紹介できるものを見つける。何度
   も通った橋であるのに気がつかなかったのは情けない。(040221)
  ・三方五湖ツーデーマーチで、梅の産地らしく梅のデザインの欄干を
   見つけたが、橋名のないのは残念であった。無名橋というのは橋名
   のない橋の呼び方である。(040519)
  ・欄干を神社の玉垣や碑の囲いに利用した例を2件続けて見つける。
   面白い発見である。(040529)

  


(特別提供)   神社境内に移された欄干(共に名古屋市西区)   (040529)

権現橋(白山神社)

江川橋(富士浅間神社)


1)枇杷島橋
   (西枇杷島町
        ・名古屋市)
2)尾張名所図会

3)庄内川
5)1622年に架けられ、日本
三大市場として知られる枇
杷島の青果市場と城下の
往来で、賑わうようになった。
旧国道22号に架かる橋。
        (040529)

枇杷島橋(遠くに名古屋城)

枇杷島祭礼

1)無名橋(福井県三方町) 2)梅
3)水月湖(嵯峨水門)     (040516)

1)塔野地橋(犬山市)  2)獅子舞 
3)新郷瀬川  4)平成9年3月
5)犬山市塔野地の獅子舞は昭和60年に市指定
無形文化財になった。塔野地獅子舞保存会がある。
                     (040424)

1)町屋橋(一宮市)  2)七夕祭
3)大江川 5)一宮市の七夕祭は全国
3大七夕祭のひとつと言われる。(040221)



1)学び橋(奈良市)  2)鹿  3)佐保川
5)鹿で有名な奈良市にある佐保川小学校(写真に見
える建物)の前の川に架けられた人道橋。(031130)

1)宮前橋(愛知県瀬戸市)  2)瀬戸物作り  3)瀬戸川  4)昭和28年5月
5)瀬戸市の中心部の瀬戸川に架かる橋。土を取りだしから瀬戸物ができるまでの行程を
パネルにして順に並べ、瀬戸物の町らしい趣向、デザインである。(031116)

1)浜名橋(静岡県新居町) 2)宿場
3)浜名湖  5)浜名湖に架かる橋。欄干の
デザインとはいえないが、珍しい様式に掲載する。
幾枚もの荒井宿に関する浮世絵が配されている。
写真は安藤広重の荒井宿の絵。(031109)



1)新福橋(滋賀県湖西町) 3)高時川
 2)コハクチョウ
  4)平成9年12月

5)コハクチョウは湖西町の鳥である。
10月下旬から何百羽と飛来する(030928)

1)古城橋(秋田県角館町)  2)武家屋敷と桜  
3)桧木内川  4)昭和41年10月  5)「みちのくの小京都」と
言われる角館は、380年余前の武家町の姿をそのまま残すとともに、
2kmばかりの桧木内(ひのきない)川の桜の町である。(030914)

1)道後温泉歩道欄干(愛媛県松山市)  2)白鷺とマドンナ
5)道後温泉からくり時計前の歩道で見つける。本来の欄干の
役目と違うが、道後温泉らしいデザインに掲載する。(030829)

1)かたらい橋(江南市) 2)藤 
3)宮田用水  4)平成5年5月
5)宮田用水は木曽川から取水し、尾張
北部の田畑に配水する用水。江南市の
花は藤であり、特に曼陀羅寺の藤は有名。

かたらい橋は木曽川河川敷内を堤防に
沿って流れる宮田用水に架けられた橋。
背後に見える木は藤の木。(030813)
1)城山2号橋(小牧市)
2)ピーチライナー
 3)跨道橋
5)愛知県小牧市の桃花台ニュータウンと名鉄
小牧線小牧駅をつなぐ桃花台線7.4kmは
ピーチライナーと愛称で呼ばれ、動力は電気、
車輪はゴムタイヤという新交通システムである。
城山2号橋は桃花台センター駅近くの跨道橋で
ある。欄干のデザインにピーチライナーの車両
があしらってあった。(030525)

1)大手橋(長浜市) 2)瓢箪 3)米川
4)昭和31年
5)滋賀県の長浜城大手門に通じる大手通に
あることから大手橋という。長浜市内を東西に
結ぶ重要な通りである。城主豊臣秀吉の
旗印・千成瓢箪をあしらっている。(030510)
1)花見橋(右)
  吾妻橋(下左)
  那加橋(下右)
    (岐阜県各務原市)
2)桜
   3)新境川
5)新境川堤の桜は「さくらの
名所百選」に選ばれている。
上流から花見橋、吾妻橋、
那加橋と続くが、写真のよう
に欄干に違ったデザインの
桜模様が施されていた。
         (030405)
1)犬山橋(犬山市)  2)鵜飼  3)木曽川  4)平成12年  
5)犬山市は国宝犬山城(白帝城)、明治村始め名勝旧跡の宝庫である。
鵜飼も有名。犬山橋は愛知・岐阜の県境にかかる。    (030322)

犬山橋より犬山城を望む。この橋の上
下流で鵜飼が開催される。橋全体に
鵜飼のイメージがほどこされている。

高欄を鵜飼船の舷側にみたて、その
外側に鵜が頭を覗かせているイメー
ジの歩道照明を配する。
1)白帝橋(犬山市)  2)城と鵜飼  3)郷瀬川  4)昭和63年  5)犬山城の別名
白帝城の名を橋の名前とする。欄干(親柱)の大理石に犬山城と鵜飼風景を刻む。(030322)
1)殿橋(岡崎市)  2)岡崎名物  3)乙川  4)昭和2年  5)岡崎市は徳川家康
誕生の地、5万石の城下町である。「5万石でも岡崎さまはお城下まで船が着く」と歌われた。
8月第1土曜日の花火大会も、400年の三河花火の伝統を受け継ぎ盛大である。(030319)  

 殿橋から岡崎城を望む

左から徳川家葵の紋・船・岡崎城・花火(画像は色修正)

 1)竹鼻橋(羽島市)
 2)なまず

 3)逆川
 5)なまずの町として売り
  出している羽島市竹鼻
  町、毎年10月に「なま
  ずまつり」を催し、なま
  ず御輿のコンクールな
  どを行っている。
       (030315)
1)加納大橋(岐阜市)  2)行列  
3)新荒田川    3)平成7年
5)この橋は中山道にあたり、近くに加納
宿がある。大名行列を表したレリーフが
施されている。     (030302)

1)両天橋(岐阜市)  2)合戦 3)境川
4)平成4年  5)徳川家康が関ヶ原の合戦に向
かう時に渡り、後に御成街道と呼ばれるようにな
った。戦勝縁起の故事に習い、歴代尾張藩主が
わざわざ遠回りして通行したといわれる。
                  (030302)

   のんぼり洗い
 1)豊国橋(岩倉市)  2)桜  3)五条川  4)昭和40年
5)五条川の桜は、(財)日本さくらの会が平成2年に定めた「さくらの名所百選」に
選ばれている。豊国橋ではのんぼり(こいのぼり)洗い見られる。 (030330)
  1)桜橋(名古屋市中区)  2)桜と流れ  3)堀川  4)昭和12年  
5)桜通の桜橋と言われれば、桜いっぱいの風景を思うが、銀杏並木である。この通りを
更に東へ500m程いくと、桜天満宮と言われる神社があり、そこへ行く道と言うことで
桜通と名付けられたと言う。橋名板にも照明灯にも桜が刻まれている。  (030227)

 1)納屋橋(名古屋市中区) 2)家紋  3)堀川 
4)昭和56年   5)欄干中央部バルコニーの上部に、堀川を
開削した福島政則の家紋「中貫十文字」の図案を、その脇に
郷土の三英傑の信長(木瓜)、秀吉(桐)、家康(葵)の家紋を
配している。昭和56年に架け替えられたが、欄干は大正2年
に完成した旧橋のものを補修して使っている。  (030227)


川柳&ウォーク